ただの備忘録

未来の自分に贈る、舞台の記憶と感想

「紳士のための愛と殺人の手引き」@日生劇場 2017/4/19マチネ・ソワレ

1日2公演ともにモンティ役が同じ人というのが、この日しかなかったのでお休み取ってマチソワしてきました~。(ほんとはマチネだけ取って、ソワレは別の演目観に行こうかなぁと思ってたのですが、様々なキャンペーンをしていた中の1つに釣られてソワレも行くことに←)

 

モンティ役:柿澤

 

平日ということで、マチネ:そこそこ前方席→ソワレ:けっこう前方席ということでほぼ肉眼で拝める世界ありがとう。モンティ役目当ての人は前方席なら上手のほうが美味しいです。わたしマチソワどっちも下手だったけど…!柿澤さんの歌とお芝居がどんぴしゃで好みだと実感した1日でした。

東京公演の折り返しに差し掛かってきているのもあってか、各キャストがより生き生きとしていて、ちょこっとアドリブが増えておりました。

 

以下、演出とか結末のネタバレしてます。

 

最初のアンサンブルさんたちのナンバー。マチネは「13:30」、ソワレは「18:30」ってちゃんとその日の始まる時間を歌ってる(休日は一時間早い)。上手袖から時計が出てるの前回まで気づいてなかった~。

1幕の柿澤さんはほんっと可愛い。愛でてる。ミスシングル、本当にビスケット食べて吹き出してたんですね!フェイクかと思ってた。シベラの部屋に訪ねて、拗ねてる柿モンティが可愛い…シベラと同じ気持ちになる(笑) あとソワレのときに前に出て「僕はダイスクイス」的なことを言うとき、思いっきり噛んで「興奮しちゃって噛んじゃった」って自己申告してたw

郵便屋さんとのやり取りが毎回違ってるようで!初日は何もなく手紙を渡してたんだけど、13日ソワレは封筒を舐めて渡したら郵便屋さんがちょっと汚いものをさわる感じで受け取ってて。そしてこの日のマチネはベロベロ舐めて、つまむ感じで受け取った郵便屋さんに「歯磨いたから!」って言ってたw ソワレは「汚くないから!」だったかな。少しずつアドリブ増えてる~。

「馬鹿げた夢」がとっても大好き…!舞台の縁に腰かけて、恋破れて夢破れた貧しい青年。愚直な青年から徐々に野心がでてくる様もさすがというかなんというか。

 

ハイハースト城で見学会が行われている場面。アンサンブルさんたちの表情が面白くてw 下手の席だったのもあるのだけど、基本的に視線は可知さんロックオンだったww

 

ヘンリーとの「それは男」。お酒を酌み交わす場面でなんとなくフランケンを思い出すのはわたしだけではないはず…。市村さんと柿澤さんの声の相性いいなぁと毎度聞きほれています。

フィービーのエマちゃんも観るたび良くなってる!ちょっと間違うと高慢なお嬢様になっちゃうんだけど、「グフフフフッ」って笑うことでなんか全部許せちゃうwその笑い方が日に日に気持ち悪さが出ててとてもいい(褒めてる。

レディ・ヒヤシンスの場面で眼鏡かけてる柿澤さんがイケメンで軽率にときめく。くそっ。その後、2幕で弓をもって登場するとき、初日のほうはスタスタ歩いてきていたのに、スキップ?小走り?みたいな感じで登場するようになってたw

 

2幕は「シベラ」~「結婚します」~「シベラ(リプライズ)」の流れが楽しくてキュートで好き。慌てふためく柿モンティが可愛い。そういえば13日ソワレでベストを裏表間違えたからか、着る前にしっかり確認していたw 途中で頭がパーンとなって勢いよく魚のようにベットに飛び込むのが毎回面白くて笑ってしまう。

 

食事の場面、初見では流れるように見てたんだけど、結末を知るとワインがどのように動いているのかと注目して観たら!ようやく!わかったよ!!(遅い

ワインセラーからワインを出すメイド→別のメイドに渡す→デキャンタに入ったワインを執事が持つ。ってところまでは2回目で確認したんですが、何度見てもデキャンタに入ったワインを執事はアダルバード卿とシベラに注いでいて。しかもシベラはデキャンタに入ったワインを飲んでて、「あれ?」と。裁判の証言で執事は「ワインはアダルバード卿しか飲んでいない」と言っているんですよね。いやいや、シベラ飲んでるやん!なんで嘘ついてるの!?って思ってたら、ちょうどシベラが飲んでいるとき執事はアダルバードの銃を手にして客人たちから視線が外れていて「……!!」ってなりましたよね。

シベラも飲んでいたデキャンタに入ったワインには毒は入っていない。他の使用人たちは犯人じゃないっていうことをちゃんと示していたんですね。しかも、テーブルの上にあったグラスやお皿はアダルバードが机の上に立ち上がろうとしたときに使用人たちが全部取り上げていて。だからこそ犯人は最後にしれっとグラスを渡した彼女なんだと。

 

ヤードが来てから裁判の場面は「Theカッキー」(笑)。「いや!待て!!何!?」はものすごく柿澤さんっぽい曲(めちゃめちゃ好きです)。ソワレは噛んじゃったのか飛んじゃったのか、ちょっと危ないところもありましたな。

「邪悪な女」のフィービーの吐き捨てるような「バイタ!」が日に日に良くなってる(褒めてる。ここの場面、2人は結託して裁判を混乱させようとしてるってことでいいのかな?この1つ前の場面でフィービーがシベラとの関係をモンティに尋ねて関係性を察していたから、前回の観劇までフィービーはシベラに罪を擦り付けようとしているのかなと思っていたんだけど(逆にシベラはモンティを独り占めしたいからフィービーに擦り付けようとしていた)、最後にフィービーとシベラが笑顔で握手しているところを見るとそのほうがすっきりするかなぁと。あと「直筆の手紙」をお互い持参しているところも考えると。

そういえば、裁判前夜の柿モンティがベッドで寝て起きる場面。初日と今回のマチネは普通だったんだけど、13ソワレと今回のソワレは抱き枕みたいにしててさ…なに、ソワレは抱き枕スタイルなの?可愛いなおい。

 

フィナーレで柿モンティが「我こそが伯爵」と高らかに歌っているときに市村さんの9役目が現れて、「これにて終わり…"じゃない"」で幕が下りるんですが、これってモンティは晴れて伯爵になれたけど、これからはモンティ自身が次の継承者に狙われる可能性がある(=伯爵になったことでモンティの話は終わらない)ってことですよね。最後のオチで9役目のダイスクイスは自ら毒を飲んでいたけど、名門伯爵家の継承者である人々が虎視眈々とその地位を狙っているよっていうまさに因果応報。ブラック・コメディ万歳。

 

 ソワレのカテコが可愛かったのでざっくりレポ。柿澤さんとエマちゃんが上手に捌けるんだけど、かっきーが下手に捌けるビアさんに投げちゅー連発→投げちゅー返すビアさん→ふてくされるエマちゃん、かっきーを叩く。エマちゃんの背中に向けて投げちゅーしながら追いかけるかっきー。の流れが可愛すぎた。そのあとカテコ4回目になるのかな?いつもよりカテコが1回多かった。捌けるときに下手のビアさんに再び投げちゅーするかっきー。ふてくされるエマちゃんの口に向けて投げちゅーするかっきー(※至近距離で)の流れも最高でした。

 

マチソワしたのもあるのか、頭の中にずっと紳士の曲が流れてる。「派手さ」というのはないんだけど、どの曲もとっても素敵なんだよ~!!CD出ないかな…。オリジナルキャスト版を買おうか迷っているので、早々によろしくお願いいたします!!東宝さま!!!

「紳士のための愛と殺人の手引き」@日生劇場 2017/4/9マチネ、4/13ソワレ

わたしの!春の!現場祭り~!!!に突入しました4月です。

フランケンでどっぷりはまった柿澤さんの舞台。勢いでそこそこチケット取ったから、幕が開くまでこちらもドキドキしてたんですが(笑)、楽しい!面白かった!!とすっきり爽快な気分で劇場を出ることができました。

 

4/9マチネ・4/13ソワレ:モンティ役 柿澤

 

モンティの回想録として物語が進むので、舞台セットも本を見開きにしたものが奥にあって、そこからいろんなセットが現れてくる形。飛び出す絵本みたいな感じで可愛い。オケの人たちは舞台上手の奥まったところにいて、客席からもちらっと見える。

 

音楽はクラシカルな感じだけど、これ歌うのは物凄く難しい曲ですよね??モンティで言えば、「これしか音がないのにこれだけの言葉を入れ込むの…!?」って驚いた。特に湖の場面での「ポケットに毒」。3拍子でリズムは優雅なんだけど、単語に対する音が全然足りない。よく口が回るな~と。初日は柿モンティは丁寧に歌っていたのをオケの人たちがうまい具合に合わせてくれていたように感じたけど、13日のソワレはかなりスムーズに歌えてたかと。

フィービー演じる宮澤さんもこれまた難易度が高い曲ばかりで、オペラのようなソプラノ。初日はけっこう癖があるかなぁと思ったけど、2回目はぐっと耳なじみが良くなっていた。シベラ演じるシルビアさんはアルトで、2人が一緒に歌うところはソプラノとアルトが綺麗に重なっててとても良かった~。

 

主役の市村さんは流石なエンターテイナー。8役を演じるんだけど、どの役もキャラが濃くて、出落ちになっちゃうかもしれない危険性もあるのに、ずっと面白い。そしてそれぞれの役が全部違うんですよね~当たり前なんだけど凄い。個人的にはレディ・ヒヤシンスが好きなんだけど、モンティと酒を酌み交わしてくれるヘンリーも推します。

市川さんは早替え大変だろうなぁと思うんだけど、同じくらいアンサンブルさんたちもかなり大変。12人でそれぞれ何役やってるんだ!?っていう。1幕冒頭と2幕冒頭でアンサンブルさんメインの曲があるんだけど、曲も演出も好みで嬉しい。可知さんと折井さんはパッと見で判別できるくらいになりました(笑)

 

モンティの回想録なのでモンティ自身が物語を進めるし、ダイスクイス家の人々を殺すときも出ているので、かなり出ずっぱり。9割以上モンティが舞台上に出ているのでは…?しかもずっと歌ってるし、めちゃめちゃ柿澤さんを満喫できた…至福…。これモンティ役目当ての人はたまらないのでは。チケ代のコスパ良すぎる。

1幕の柿モンティはとりあえず可愛い。あの柿澤さんが可愛いんだよ?すごくない?(お前) 椅子の上で体育座りする柿澤さんは可愛すぎて保護したくなる。あとシベラの部屋に入る前に嬉しくてぴょんぴょん跳ねているのも可愛くてな。それがどんどんと地位が上がってくるにつれて自信がついて纏う雰囲気も変わってくるんだけど、2幕くらいになるといつもの(?)柿澤さんになってくる(笑) 自信に満ち溢れた役、凄くお似合いですわ。

2人の女性が鉢合わせになりそうになる「シベラ」~「結婚します」の流れがドタバタで可愛い。13日のソワレはその場面でベストを着ようとしたら裏返しで、表に直して着なおしたんだけど時間が足りなくて、ものすごい胸がはだけたままだったww 表も裏も白いからね!わかんないよね!w

 

分類すると「コメディ」なんだろうけど、ものすごく難しい曲を歌って真面目に演じながら面白いことをしてくれているので、物足りなさとかないんですよ。今後、どういう風に変化していくか楽しみです!

 

話の展開やその他の演出についてはネタバレになりそうなので、追々書きたいと思います。

チケットまだあるから、ふらっと観に来れるよ!!(宣伝)

 

追記

初日の柿澤さんの挨拶ざっくり(ニュアンスなので悪しからず)

「昨日はWキャストのウエンツくんの初日をグランドサークルの席から観ていたんですが、素晴らしくて。昨日の夜から緊張してて、一幕終わったあとに市村さんと抱き合って『大丈夫だったよ』と声をかけてもらったんですが、ふと下をみたら社会の窓が全開でした。それくらい緊張してました。僕はけっこう人を殺す役が多いんですけど、次回のデスノートでもあれなんですけど、こんなに楽しみながら人を殺す役は初めてです。市村さんファンの方、ごめんなさい。」

自覚してらっしゃる!ww 

月組「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」@東京宝塚劇場 2017/3/19ソワレ

お久しぶりの東京宝塚劇場月組は以前WOWOWで放送していた「1789」でメインどころはなんとなーく見覚えがあったのと、ツイッターに時々流れてくるヅカ写真でなんとなーく刷り込まれていたので、より面白く見ることができたかなぁと。

 

役替わりはCパターン

ラファエラ:暁、エリック:朝美、フラムシェン:海乃 (敬称略)

 

整然と並べられた椅子と規律立って動く組子たち。大きな舞台転換は全くないのだけど、この椅子をどう動かすかでグランドホテルの各フロアを作り出していたのは面白かった。あんなに贅沢にアンサンブル投入できるのは宝塚の強みだよなぁ。イエローパヴィリオンでのダンスシーンは圧巻だった。動きが揃いすぎてて怖いくらい。

 

珠城りょうさんのトップお披露目公演とのことだったのですが、目を奪われたのはエリザベッタ役の愛希さんとオットー役の美弥さん。

 

愛希さん、舞台化粧していないときのお顔は凄く可愛らしくて、個人的に宝塚というよりアイドルみたいなお顔立ちだなぁと思っていて。それなのに「39歳と39カ月」の年相応の落ち着きと品の良さ、そして滲み出る疲労感が素晴らしかった。それが男爵と出会って恋に落ちたときのときめきや慌てぶりがめちゃめちゃ可愛くて、少女のようにキラキラしてた。宝塚の方々はバレエの基礎ができているからか、エリザベッタがバレエのレッスンするところとか、ふとした動きの足の運びがバレリーナのそれだったりで美しかった。レビューのときも思ったんですが、愛希さんのスカートの翻しかた天才的にお上手じゃないですか?娘役さんはみんなできるのかな?どうやったらスカートが美しく見えるか、特に足を上げるとき、全て計算されているようだった。あと「Bon jour. Amour」がフランス語独特の喉の奥で鳴らすような発音もきちんとできていて驚いた!幻影のときの黒い衣装でのダンスも美しかったなぁ。

 

美弥さんは1789のアルトワ伯が美しかったのを覚えていたのだけど、今回のオットーは凄い可愛かった…!可愛いは語弊があるかもだけど、愛らしさが堪らなかった。フラムシェンとダンスをするとき、腰がものすごく引けてたどたどしく踊るさまとか可愛いのかたまりだった。美弥さん、目が大きすぎてこぼれるんじゃないかと心配してしまう(え。

 

回転扉から入ってくる人と出ていく人。この世に生を受けた者と人生を終えた者。グランドホテルで人生を交わった人々の群像劇、とても面白かった~。東宝版も観ればよかったと思ってしまったよ~。

 

余談ですが、レビューの幕が開いたときに木馬が4頭見えたときの衝撃が凄かった。あれ、トップの人が乗ってくれると思ったんだけど、乗らなかった…残念…。

「ロミオ&ジュリエット」@梅田芸術劇場 2017/3/5 大千穐楽

大楽から3週間以上経ってしまったけど、書くよ!

ついに来てしまった、大千穐楽。寂しいけど、とても晴れやかな気持ちで終えることができました!

 

3/5:古川、生田、馬場、平間、渡辺、大貫

 

幕が上がる5分前くらいかな?幕の向こうから円陣の声と足を踏み鳴らす大きな音。そして気付いた客席から拍手が。かなり大きな音だったから、何かセットが倒れたのかと心配しちゃったよ…!←

冒頭の「ヴェローナ」、舞台上からの熱気をいつも以上に感じた。ダンサーさんたちの力強い群舞にわたしも胸が熱くなった。そのあとのママたちの「憎しみ」。ほんと両家のママのキャスティング最高ですよね…。毎度聞き惚れる。

一幕の古川ロミオがすごく可愛かったんですが?「いつか」の馬場ベンは4日マチネのように2階席を探してるから全然ロミオに気づかない(笑) 古川ロミオが舞台上から大きな声だしてるのに気づかないww ようやく気がついた馬場ベンに対して、古川ロミオ「耳遠いなぁ(にこにこ)」→馬場ベン「お前の声が小さいんだよ」。可愛すぎか!

 

AEDのところは、平マキュがスマホで撮ろうとしているのに古川ロミオが気づきそうになってた(笑) 馬場ベンが平マキュにアイコンタクトして、平マキュがスマホを構える→古川ロミオ「mouth to mouthって?」→平マキュ「…口と口だよ!」(スマホを隠しながら)。慌てた感じの平マキュ可愛い。「撮ろうとしてるのバレそうになったぜ」(※ニュアンス)って言っちゃう平マキュ可愛い。

世界の王は盛り上がりが凄かった!ダンサーさんたちが、「Foooo!」「モンタギュー!!」って掛け声がんがんかけてて、キャストも凄く楽しそうで。このあとの展開考えると、このまま時が止まればいいのにとか思ってしまった。

マブの女王で女性ダンサー踊りながらロミオやベンに絡むところ、馬場くんがピヨピヨしてた。言っている意味わかんないかもしれないけど、ピヨピヨしてた。そして古川ロミオにもピヨピヨするよう指示したけどやってくれないから、後ろから彼の腕をとってピヨピヨさせてた。なにこの可愛さ。おかげで平マキュの記憶がないよ!←

 

仮面舞踏会。馬場ベンが女性ダンサーと踊ろうとするとき、流し目で誘ってる…!あああああ…!そして手組んだときにこって笑ってる。やばい。去り際に頬っぺたなでてるし、やばい。チャラい。カッコいい。

天使の歌、きらっきらしてる。ものすごいきらっきらしてる。手すりにかけていたいくちゃんジュリエットの手の上に古川ロミオが自分の手も重ねていた…!初めて見た…!ドキドキしてしまった。仮面を取っていくちゃんジュリエットを見上げたときの表情がねぇ…美しくてねぇ…。バルコニーも「1000回愛しているといっても足りないくらい」と言って去ろうとするいくちゃんジュリエットにもう一回キスしようとした感じがたまんない。思わず手をぐっと握りしめてしまった。

綺麗は汚いのUFO。平マキュ「そんなんいるわけねーだろ」→馬場ベン「なんでそんなに怒ってんだよ!おまえの精神状態わかんな」→マキュベン「いたーー!」。可愛い。馬場ベン、ダンサーさんにカメラ向けられたとき、ピースして指をくいっくいってやってた。すごいナチュラル。

 

神父さまの場面、長かったw 睡眠薬作りながらずっとランラン歌ってる。モンタギューの結婚!?ってなったとき、マーキューシオが引っ掛かったのはコギャルでもなくガングロギャルでもなくレースクイーンになってたw

神父さまとのやり取りが長かったから抜粋。

アロマテラピーが趣味なんだ。これは「かぜなおーる」→古:僕これ知ってますよ。「おなかへるーの」。どんなにお腹一杯でもすぐにお腹へるんですよね。(←わたしは絶対需要ないだろと思ったよ…)

・お前が「僕は~怖い~」って歌ってるの、ヴェローナ中に聞こえてるからな。一斉メール来るから。メール来たらみんな外に出て怖い怖い言っているなって聞いてるから。→古:4年前は町中には聞こえてなかったんですけどね。

・お前、顔もちっちゃいし背も高いし、俳優やったほうがいいぞ。ミュージカルなんてどうだ。作品名に名前を入れよう。ロミオだから、「ロミオ&なんとか」がいいんじゃないか。本は俺が書くから。ロレンス神父じゃあれだから……シェイクスピアって名前で書く。そうだ、お前の結婚相手は誰なんだ。→古:ジュリエット

神父さまに抱きつくところは真剣トーン。だったのに神父さまが去ろうとするロミオを呼び止めたと思ったら、「『かんがえられーる』だ。一晩しっかり考えるんだ」→古「ありがとうございます…!」でハグしてたww

 

エメ。奥の幕が開いたとき、古川ロミオはジュリエットのほうを見てにこって笑ったんだけど、視線をすっとはずして真剣な表情していた。そのあとまたジュリエットに向けて優しい笑顔。ロレンス神父の「結婚を簡単な考えるな」という言葉を反芻していたのか、それとも心に忍び寄る「死の影」を感じたのか。

 

決闘。「ロミオはどこだ」と吠えるティボルトに対して、平マキュが「"うちの"ロミオに何の用だ」と答えていてさぁ…「うちの」だよ?2幕冒頭では「おしまいだ!」って怒っていた平マキュがだよ?あー苦しい。

ティボルトに刺されて、ベンの腕のなかで横たわる平マキュが最後に微笑んでロミオの頬を包んでいて…。平マキュの人となりが感じられる瞬間だった。馬場ベンはマキュが事切れるまではふるふる震えてたけど、逝ってしまったあとはなんでこうなってしまった、というように嘆き悲しんでいた。古川ロミオがティボルトを刺したあと呆然としていたけど、「代償」のときから悔しそうな。この日の馬場ベンらロミオを抱き締めるとき、お母さんではなく、親友だったように見えた。なんでこうなってしまった。後悔。巻き戻せない現実。

 

ひばり。いくちゃんジュリエットの涙。左目からぽろっと流れ落ちた。そして次々と溢れてくる。その涙を両方とも拭う古川ロミオ…!さよならをいうときはジュリエットの目を見て言えないんですよね…。

そのあとの両親との場面も涙が止まらないいくちゃんジュリエット。あぁ。

 

「どうやって伝えよう」。個人的見解なんですが、この曲と「僕は怖い」は繋がっていると思ってまして。「僕は怖い」では「君が爪弾くギターの音色 風に流され消えていくのが怖い」とロミオが友との別れを怖れている。そしてこの「どうやって伝えよう」はギターで奏でられた曲。ベンが爪弾くギターの音色でロミオを止めることができたなら…。結果として、ベンは親友たちが風に流され消えて一人残されちゃったんだよね…辛い。馬場ベンの「どうやって伝えよう」もほんと好きだった。

 

「ロミオの嘆き」での「死」の大貫さんがぬっと存在が濃くなるさまがほんとうに凄い。

霊廟の場面、古川ロミオが死ぬのを決めたときの顔に迷いがなくて。恋に突っ走った結果の死ではなく(←大野ロミオはどっちかというとこっちの印象)、全てを考えたうえで自ら選んだ「死」だったんだなと感じた。「あぁ彼は死ぬんだ」と。薬から目が覚めたいくちゃんジュリエットのきらっきらが辛い。自分も追いかけて死のうとするときの、目が爛々と輝いているのが、ある種の狂気を感じる。

 

最後の馬場ベンの「今 赦しあおう」が本当に素敵だった。マキュもロミオもジュリエットも望んでいた両家の和解を、残されたベンヴォーリオが導く。

 

カテコは何回あったんだろう、というくらい何度も幕が上がった。

カテコ挨拶は印象に残ったものをざっくり(ニュアンスなので悪しからず)

・川久保さん:この舞台で初めての経験をさせていただきました。人にお札を投げつけるということ。これが思いの外気持ちのいいものでした(笑)。でもこれに驕らず、謙虚に精進していきます。

 

・さかけんさん:最後にひとつだけ言わせてください。ここを逃すともう言えなくなるから。有り難いことに楽屋に差し入れをいただくことがあるんですが、それが湿布とか痛み止とか、そういうのばっか!大丈夫ですから!頂くお手紙にも「ナポレオンの泣き所大丈夫ですか?」ってよく書かれてるんですかど、大丈夫ですから!あとナポレオンの泣き所なんてありませんからね?いいですか?「ナポレオンの泣き所」は今日までです!

 

・大ちゃん:もう怒るのに疲れました。ただひとつ心残りなのが、最後に刺されるのがなぜゆうたなのかということです。

 

・大貫さん:(マイクがないので大ちゃんのマイクに近づいて挨拶してくれました。結果的に大ちゃんを抱き締める形にw)死はロミオにしか触れないのでこうやって触れられて嬉しいです。死は孤独な役どころなのですが、セットを動かすスタッフのかたも死と同じ衣装で一体感をもってすることができました。これは「死が世界を動かしている」という小池先生の粋な演出なんです…あ、偉そうに言っちゃった。

 

もう千秋楽から3週間たつと人間の記憶はこれが限度なのかな。あとカテコ3、4回目かな、宮尾さん以外のWキャストが袖から登壇!このときの矢崎くんがびっくりするくらい可愛くて演者挨拶の記憶が飛んだのだと思っている。ツンツンに立ててた髪の毛がマッシュルームみたいに下りてて、恥ずかしそうに立っててすごい可愛かった。木下さんもいるのにも関わらず、舞台上で一番幼く見えた。馬場くんが「やざヴォーリオ?やざヴォーリオ?」って呼んでて隣にいってたのも可愛かった。あんまりにも可愛かったからずっと矢崎くん見てしまったよ…!

あと広瀬くんがどうにも恥ずかしいのか大ちゃんの隣ではなく端っこにすぐ行きたがってて、幕が上がるたびに上手の裾から出てきてたw

 

1月から通いつめたヴェローナ。楽しいヴェローナの日々をありがとうございました!

そして関係者のみなさま、今回のキャストでのCD発売をどうぞよろしくお願いいたします!

 

カテコでまさかの銀テが飛び出してきたので、終演後にありがたく拾って帰りました。

「ロミオ&ジュリエット」@梅田芸術劇場 2017/3/4ソワレ(大野・矢崎・小野・広瀬 千穐楽)

マチネの木下ジュリエットに引き続き、ソワレはジュリエット以外のWキャスト千穐楽

 

3/4ソワレ:大野、生田、矢崎、小野、広瀬、大貫

 

最初で最後の大野ロミオ×矢崎ベンヴォーリオ。頭殴られたような衝撃だった…。ベンヴォーリオ担のわたし泣いた…。こんなにはまる組み合わせだとは思ってなかったよ!!

 

大野ロミオはやっぱり太陽みたいな存在だな~。朗らかで周りを照らしている。そしてわんこなロミオ。ベンもマキュも「守ってやらなきゃ…!」という使命感を持っている。馬場ベンは古川ロミオも大野ロミオも変わらずみんなのお母さんなんだけど、矢崎ベンは大野ロミオのときにちょっとお兄さんみたいになるんですね…(古川ロミオのときは同い年の幼馴染感が強い)。知らなかった…すごく良い…。

 

冒頭の「ヴェローナ」、矢崎ベンヴォーリオが好きです…!と毎回思う。ヘラヘラしてるけどかっこいいんだよなぁ。めんどくさそうに踊りだすのたまんない。生まれたときから敵がいる、というときの表情が怒りや憎しみではなく、厳しい顔。そういえばマキュをティボが追いかけて、それをベンが追いかけるとき、矢崎くんはセットの足場を使って飛んでるのがなんか好き(笑) (馬場くんはジャンプしない←東京の初めのほうはしてた気もするんだけどどうだったっけかな…)

 

いくちゃんジュリエット、歌がうまくなったよなぁとしみじみ思った。圧倒的なビジュアルは変わらず。広瀬くんのティボルトも東京公演に比べるとぐっと良くなった。ジュリエットを想うときの優しい顔と声が切ない。

 

AEDは大野ロミオが後ろを向いている間に矢崎ベンが小野マキュにしっかりアイコンタクトしてた。世界の王のとき、モンタギューダンサーたちが「ひゅー!」とか「ふー!!」とか盛り上げてて高揚感がいつも以上にあった。みんな楽しそう~。

マブの女王の冒頭で女性ダンサーが踊りながら絡むとき、矢崎ベンが大野ロミオに向かって投げちゅう連発してた(笑) 可愛いなおい!

 

綺麗は汚い。 UFOの話のときに、小野マキュ「おい、ベンベン!」→矢崎ベン「…?ベンベン?」何気ない会話が可愛いマキュベン…。2階から鏡をもらうとき、矢崎ベン、敢えて落としたような気がしたんだけどどうなんだろう?

 

神父さまのところがもう自由すぎてwwwシャンプーハットが本当に登場するとは思ってなかったよ!(笑) 大野ロミオに被せちゃうしねw しかし、今時のシャンプーハットってああいう感じなんですかね?わたしのイメージだとピンクとか青色で波打ってるやつなんだけど、サンバイザーみたいにボタンがついていてサイズ調整可能で波打ってなかった。シャンプーハット被った大野ロミオ、頭頂部しか洗えなさそうだった。神父さまに抱きつくところは真剣トーンだったんだけど、客がくすくす笑っちゃっていて、これまでの流れを知っている身としてはどっちのテンションで観ればいいのか迷ってしまった。だけど、最後ロミオが立ち去るときに呼び止めて、シャンプーハットをプレゼントしてたのは普通に笑ってしまった(笑)。そういえばアロマオイルの前にガムテが置いてあったのはうっかりですかね?

 

結婚式の場面。先週3階で観劇したときに気がついたのですが、「死」の影がロミオとジュリエットの二人だけでなく、神父さまと乳母の二人にも影がかかっていて。梅芸はACTよりも舞台横幅が広いせいなのか、照明の位置がそうなってしまっただけなのか。死の影が3方向に伸びていて、二人だけでなくヴェローナの人たちにも不穏な影が忍び寄っているように感じた。

 

2幕冒頭、大野ロミオを引き上げる矢崎ベンの手はすぐに離された。戸惑い。大野ロミオの行く末を案じているかのよう。 

決闘の場面がもう凄かった。ロミオのことが頭から離れず考え込んでいる矢崎ベン。そこにティボ登場。小野マキュが喧嘩を売り始めたから彼を止めようと少し下に降りたんだけど、モンタギューの若者たちの様子がおかしいからまた上がって鎮めようとした。だけど小野マキュがいよいよキャピュレットの若者たちに絡み始めたから下に降りて彼を止めるベン。ベンヴォーリオって防戦はするけど、自ら攻撃は仕掛けないよね…好き…。

小野マキュが刺されたあとの悲しみに沈んでいるところでロミオがティボを刺してしまう。このときの矢崎ベンの衝撃、そしてロミオによる復讐に悔しさと悲しみ。「代償」での怒りに震える様子。この流れが苦しい(わたしが)。震える大野ロミオをひしと抱きしめるんだけど、「なんでこんなことになってしまったんだ」というよりも「なんでロミオを守ることができなかったんだろう」という自責の念にかられているかのような。そして大人たちの争いから彼を守らなければという使命感。古川ロミオのときのような同じ目線で生きてきたというより、大野ロミオの場合はちょっとお兄ちゃんなんだよな。

 

「憎しみ~エメ」は大野ロミオの憎しみが爆発していた。自分の中に「死」がいるようには見えなかったんだけど(あまりにも朗らかロミオだから)、自分の中の「憎しみ」を憎んでいるのはすごく伝わってきた。大野ロミオは3回観たんだけど、その中で一番良かった。

 

ひばりの場面はいくちゃんジュリエットがとても良かった…。大きな目から涙がぽろっと流れ落ちる様がもうね、美しかった。その涙を大野ロミオが頬を包み込みながら親指でさっと拭ったのがナチュラルすぎて、大野くんはモテ男なんだな…と頭の片隅で思った。そして去り際のキスのリップ音が激しくてジュルッって音がしてたけど、いくちゃんファンのメンズ大丈夫だった?(笑) すごい心配してしまった(笑)

 

「狂気~服毒」の矢崎ベンが周りの狂気に翻弄されながらも必死に止めようとするさまが辛い。そして「どうやって伝えよう」がもう苦しくて…ベンヴォーリオの心中を考えると辛くて…。これまで大野ロミオはいろんなことを矢崎ベンに相談したり、話してきた情景が浮かんできて。ロミオの復讐を止めることができなかった悔しさが、背中越しに伝わってきた。息をするのもつらかった(わたしが)。最後にロミオに伝えるのはこの俺しかいない、と顔を上げたときの表情が…うぅぅぅぅ(語彙力)

マントヴァでロミオにジュリエットの死を伝えて「一人にしてくれ」といったロミオにもはやわたしは怒りをぶつけてしまってたからね(え。「この街から光がなくなった」と太陽のような大野ロミオを想ってマントヴァまで来たベンに対して、ジュリエットのことしか考えられず、ベンに去るように言ったロミオに。痛めのベンヴォーリオ担にレベルアップ。

その後の「ロミオの嘆き」は矢崎ベンの「どうやって伝えよう」でぶん殴られた余韻で涙が止まらなかった。ごめんよ、大野ロミオの記憶があんまりないんだ…。

 

「なぜ」からの「罪人~エメ」もひたすら泣いてた。 霊廟で横たわるロミオに駆け寄り頬に触れてその冷たさに驚いて動けないベン。そんなベンの肩をつかんでどかすモンタギュー卿。「なぜ」の終わりに神父さまとベンが舞台中央で座り込んでいるんだけど、母親たちの「二人は愛し合っていたのよ…!」の言葉で、「俺にはやらなければならないことがある」という表情を矢崎ベンがしているんですよね。それは「どうやって伝えよう」の最後の表情と同じで。マキュもロミオも失って、悲しみの底にいるはずのベンヴォーリオが先頭に立ってみんなをまとめる姿に涙腺決壊した。ベンヴォーリオには幸せになってほしい…ウウッ。

 

涙腺崩壊したままカテコ。矢崎くんの挨拶が印象に残ったのでメモ(ニュアンスです)。

「『どうやって伝えよう』という曲が大好きで。初演をやられた浦井さんのCDを聴いていて、この曲から伝わってくるものは何だろうとずっと考えていました。今日千穐楽を迎えて、それを体で理解することができたと思いました。家でも歌ってやろうと思います。」

感想を長ったらしく書いたけど、言葉では表せないところがたくさんあって。でも矢崎くんのベンヴォーリオが素晴らしかったというのは私の体と心に刻み込まれました。ほんっとに素晴らしかった…!!

 

大野くんも小野くんも広瀬くんも矢崎くんもみんなお疲れさまでした!!好きな役者さんが増えました!!

 

 

「ロミオ&ジュリエット」@梅田芸術劇場 2017/3/4マチネ(木下千穐楽)

あっという間に一週間。早い。仕事に忙殺されてたから余計早かった。

マチネは木下ジュリエットの千穐楽

 

3/4マチネ:古川、木下、馬場、平間、渡辺、大貫

 

東京公演のときは気がつかなかったんだけど、幕が開いたすぐにダンサーさんたちが踊るところ、女性ダンサーたちもセットの上で踊ってたのね(←先週気づいた)。どうしても男性ダンサーの力強い踊りに目がいっちゃうんだけど、女性ダンサーもカッコいい!

 

「いつか」でロミオを探す馬場ベン、客席通路から登場したと思ったら2階席の方を見上げてるから、古川ロミオが「ここだよ」っていってるのに全然気づかないw 古川ロミオがすごい手振って声出してるのに気づこうとしないwすごい笑ったww

 

パリスのプレゼント不発…!小道具さん頑張って…!

 

AEDのところ、平マキュが馬場ベンにスマホカメラ向けたと思ったらベンがピースしてた~。ものすごい自然体。そして平マキュは「ロミオのまぬけ顔だぜ」って古川ロミオに画面見せてた。可愛い。

世界の王、馬場ベンと古川ロミオが向かい合って左右に揺れてた。可愛い。馬場ベンは基本的に女の子にデレてるよね。チャラい感じがたまらない~。さりげなく女性ダンサーの手にちゅーしちゃうし!

マブが始まるときに馬場ベンとロミオがETしてた。わちゃわちゃが過ぎる。可愛い。

 

「僕は怖い」、とてつもなかった。右手を上げるとき後ろの大貫さんの死よりも微妙にずれてた?自分の意思ではなく上がった右手。自分のなかに潜んでいる死によって上げられた右手。大貫さんがリフトして古川ロミオがを後ろにふわっと引き下げるやつ、思った以上の距離を飛んでるよね。観る度にうぉぉってなる。

 

仮面舞踏会。ベンとマキュがティボに絡もうとしてる脇で古川ロミオが「ティボルト…!ティボルト…!」って二人に言ってるのが可愛かった。平マキュは女性ダンサーと踊ったあと颯爽と離れていく。馬場ベン、手をクイックイッてするキャピュレットの振り付けを胸の高さで適当な感じでやりながら女性ダンサーに近づいて踊り始めてた。馬場くんは芸が細かいw

 

天使の歌、キラッキラしてる。なんだろう、キラキラ何割り増しかしてるよね?木下ジュリエットのここのときめきがすごく好き。「王子さま…!」のオフマイクの台詞も胸キュンしちゃう。

バルコニーもねぇ、ほんとキラッキラしてて。二人ともすごく可愛かった~。さっきから可愛いしか書いてないけどしょうがない。可愛いんだから。

 

綺麗は汚いのUFOのとこ。平マキュ「そんなんいるはずねぇだろ!」→馬場ベン「お前なんでそんなに切れてるんだよ…!精神状態おかs…」→「いたああああ」の流れも笑ったけど、ロミオが乳母とどこかに行こうとするときには、馬場ベン「おまえそのおばはんとデートなんか」(←すごいドスがきいている言い方)でめっちゃ怒ってるwww平マキュに「なんでお前そんなに切れてるんだよ」って言われてたwベンマキュ可愛い~。あとUFO だー!ってなったときにダンサーさんたちもスマホでパシャパシャ撮ってるんだけど、そのうちの一人が馬場ベンにスマホ向けたら自然にピースしててもう凄いなと。馬場くん演じるベンヴォーリオはこういう人物なんだなと納得させられる。

 

神父さまのところ、すごい長かったwww 全部書けないから特につぼったところを。モンタギューの誰が結婚するのかのくだりから発展して、「ティボルトとおばさん…」って神父さまの口が滑る→古川ロミオ「え…」→神父さま「しっ…!」→耳打ち→古川ロミオ「知らなかった…!(驚き顔)。でも今は人の恋愛とか興味ないんです。神父さまの恋愛とかも興味ないです」→神父さま怒る。って感じでしょうか。口が滑ったときほんと笑ったww 

背比べは測ってくれる人がいないから、バレリアン(ハーブ)を物差しがわりに使おう→古川ロミオの顔に葉が当たって、「くすぐったいし曲がってるし」とクレーム→じゃあこれでとボールペンを取り出す神父さま→古川ロミオのもみあげあたりに刺さる→神父さま「じゃあここに印つけようか、日付と…」→古川ロミオ「えっ書くの?」→神父さま「小さい頃書いたでしょ?」→古川ロミオ「書いてたけどあれは生きてないものに書いてたでしょ!生きてるから」→それでも書いちゃう神父さま(書くふり)

ほんと長いから!www 

神父さまありがとうございますのあとの手にちゅーはなくなって、お辞儀して去っていった。

 

エメのとき、古川ロミオが木下ジュリエットが準備している姿を見つめる先に自分が座ってたんだけど、最初少し目線を落とすときがあって、神父さまの「まじめに考えろ」って言葉をちゃんと噛み締めているように見えた。

 

決闘。平マキュの高笑いが辛い。憎しみに取り込まれてしまっているよう。自分を取り戻すんだというかのように平マキュの頬を古川ロミオが包み込むと、一瞬悔しそうな顔をするんだけど…憎しみが勝ってしまう…。マキュが刺されたあと、馬場ベンは心に穴がぽっかり空いてしまったよう。泣くのでもなく、怒るのでもなく、悔しがるのでもなく、虚しさだけが彼を包んでいて、ただマキュを腕に抱く。「代償」のときも怒りというよりも、「あなたたちは何を言っているんだ?」と彼らの考えを理解できない青年だった。古川ロミオを抱き締めて「うおおおおおーーおおー」と叫ぶときにようやく怒りが沸き上がっていた。だけど古川ロミオを抱き締めるときは優しく微笑みながらなんだよね。やっぱり馬場ベンはみんなのお母さん…。

 

「憎しみ~エメ」やばい(語彙力)。

 

パリスと結婚させられそうになる木下ジュリエットのお芝居が好きやねん。少女の全力の反抗。岡パパの「娘よ」がいつも以上に感情的だったような。

 

「どうやって伝えよう」。やっぱり馬場ベンはみんなのお兄ちゃん。みんなベンを慕って色んな相談や話をしてたんだろうなぁと思える。そんなベンが彼女の死を伝えようと決めたときの顔が…うぁぁぁぁ。それを「一人にしてくれ」と突き返す古川ロミオに「くそっ」と自分の存在の至らなさを悔しがる馬場ベン…辛い。

 

「ロミオの嘆き」。アフトクで古川くんが言ってた薬売りのところ、確かに目があっていないですね…。大貫さんの「死」の存在が色濃くなっていくさまが凄い。

 

霊廟の場面。古川ロミオ、薬を飲む前に覚悟を決めたというか、悲しみに震えていたのにすっと感情が凪いだような表情になっていて、彼女がいない世界は生きる意味のないものなんだと納得させられた。木下ジュリエットも後を追うとき、いつまでも2人で過ごせるパラダイスを夢見て自死に至るんだけど、柔らかな喜びに包まれた表情なんですよね。(いくちゃんジュリエットはちょっと狂気をはらんでいるように感じている)

 

「エメ~罪人」は大人組の素晴らしさに震える。

 

この日は木下ジュリエットの千穐楽ということで挨拶あり。(ニュアンスです)

「宮尾さんに引き続き、千穐楽を迎えました。終わるのが本当に寂しくて、家族みたいにあったかいカンパニーで…終わりたくない…(涙声)。」

この「終わりたくない」にわたしも涙した…。木下さんが挨拶してるとき、キャストみんなが彼女を温かく見守っていて、最年少のヒロインはみんなから愛されていたんだなぁと。

世界の王はみんなで踊ってた!そして岡パパがすれ違うときに木下ジュリエットの手を優しく握っていて、「パパ…!」とまた涙が出てきた。最後はメインプリンシパルが中央に集まってたんだけど、大ちゃんティボが古川ロミオを押しててなんだろうと思ったら、木下ジュリエットにもっと近づけって押してたんですねw 大ちゃん、いい仕事っぷりでした!

 

拍手が全然鳴りやまなくて、何回も幕が開いた。最後に退場アナウンスが流れても鳴りやまなくて、 また幕が開いて。素敵なジュリエットをありがとうございました!本当にお疲れさまでした!!!違う作品でまた木下さんが観れたらいいな。

「ロミオ&ジュリエット」@梅田芸術劇場 2017/2/25マチネ・ソワレ

梅芸遠征2日目~。

とりあえずupする。マチネの感想薄すぎる…あとで追記、修正する。

 

2/25マチネ:大野、生田、馬場、平間、広瀬、宮尾

2/25ソワレ:古川、木下、矢崎、小野、渡辺、宮尾

 

●2/25マチネ

久しぶりの大野ロミオ。猪突猛進な青年だったなぁ。恋に突き進んだ結果、死んでしまったような。彼のなかに潜んでいた死、というのはいなかったような…?

馬場ベン、2幕冒頭でロミオの手を掴んだけどそのまま投げ離した。え…!?それもわたし知らない…!

ひらマキュ、ナイフどんどん出てくる。ママたちが憎しみ歌ってるのに、ひらまきゅと馬場ベン楽しそう。ギャップひどいw4本ナイフ出してきたぞ。

綺麗は汚いでのUFOのところ、馬場ベンが「お前は人を信じるってことをしたほうがいいぞ。」って平マキュに言ってるのが可愛かったwそのあと「ほら、人を信じるんだ。」みたいなことも言ってたw

 

カテコはマイヤーリンク…あたまパーンするまで気がつかなかったぞ← そういえばあなたもルドルフだったね…!

 

●2/25ソワレ

古川ロミオと矢崎ベンの組み合わせラスト。そして宮尾さんの死の見納め。

上手のかなり前方席。やばい。風が…!旗を降ったときの風がくる…!そして圧がやばい。

大ちゃんとキャピュレットのダンサーさんたちが集まるといい香りがする。

肉眼で一視野に色々なものが見える幸せ。

キャストをガン見したい気持ちもあるんだけど、ダンサーさんの表情とか踊りがすごく良くて思わず目がいってしまう…。ヴェローナの小南さんとか正面にいるからさ…見ちゃうよね…。紅いアイシャドウできっと睨み付ける視線にひゃっとした。

憎しみのたつきママの女っぷりが生々しい。反対側で遊ぶマキュとベンがちらちら目に入って温度差が激しいw

 

「いつか」も一視野にジュリエットとロミオが収まる幸せ。二人ともキラッキラしてる。そして古川ロミオの圧倒的な美しさに呼吸忘れる。なんなのあの人…

矢崎ベンが「ロミオ~?」と探してるとき、「ふふっ…ここだよ」っていうのものすごく可愛かったんですが?可愛すぎて口がぽかーんと開いてしまった。恐ろしい子

キャピュレット家のお掃除。今までティボルトが捨てた煙草の吸い殻はどうやって片付けてるんだろうと疑問に思ってたのですが、キャピュレットダンサーのお姉さまが羽ぼうきを振り回して踊りながら回収してたんですね…!感動←

マチネはパリスのプレゼントが箱からぱかっと出てこないアクシデントがありましたが、ソワレは無事でした。川久保さん綺麗なお顔だなぁとしみじみ思った。

AEDのとき小野マキュが「mouth to mouthだ!」と言ったあとに「口と口とだ」→古川「口と口って言わないで」(このときのお顔がめっちゃ可愛かった)→モンタギューダンサー「口と口…」ってざわざわ→古川「口と口って言わないで」。きゃっきゃっしてるモンタギュー一族ににやにやが止まりませんでした。頑張って口を閉じる。

世界の王。ド上手にロミオ、ベン、マキュが並ぶのとか眩しすぎて…!固まってしまった(わたしが)。

 

仮面舞踏会。

ティボルトがバルコニー(?)にいるジュリエットを見上げているけど、ジュリエットはまったく彼を見ていない切ない。

たつきママがティボルトと踊ろうとして彼の前に歩いてきたのに、ティボルトがごく自然にすっと別の女性と踊り始めたときにたつきママだけがひとりぽつーんとしているのが苦しかった。

小野マキュ、キャピュレット家の女性ダンサーと踊ったあと、崩れ落ちている女性に対してちゃんと会釈していた。紳士。

天使の歌のとき、古川ロミオは後ろ姿しか基本観れなかったので木下ジュリエットをしっかりみた。

………可愛いっっ!!!階段の上で古川ロミオを見つめてるんですが、胸の鼓動が押さえきれずに息も荒くなってるのが「運命の人に出会えた」ときめきを表していてキラキラしていた。そして声には出していなかったんだけど(マイクには拾われてなかっただけかも?)、古川ロミオが階段の上へ、木下ジュリエットが階段の下にきたとき、「王子さま…!」と言っているように見えて胸キュンした。可愛い…。

 

綺麗は汚い。楽しい。ダンサーにも目がいってしまう。小野マキュがUFO帽子を両手に持って、顔を隠す→変顔→顔を隠す→変顔を繰り返してるのが普通に面白くて笑ってしまったwww いつもやってたのかな?

 

神父さまとは顔の大きさも比べようとしてたw 自由だなw

 

2幕冒頭。客席から現れた古川ロミオの手を掴んで引き上げたけど、やはり手を投げ離していた矢崎ベン…。二人の結婚が信じられないモンタギューの人々。ダンサーさんの表情も良くてね…すごく苦しんでる。ロミオが走り去っていくのは、自分のことを理解してくれると思っていたベンとマキュさえも反対したからだよね…あぁ。

 

決闘の場面。迫力が…!迫力が凄いです…!ダンサーさんもだけど、大ちゃんティボと小野マキュの取っ組み合いが目の前で…!うぉぉぉ。そして必死に止めようとする矢崎ベンと古川ロミオの言葉に苦悶する小野マキュ。「自由に生きる権利がある」と声高に叫ぶ古川ロミオの言葉に胸が締め付けられて苦しむ大ちゃんティボルト。ずっとジュリエットを愛していたティボルトだけど、掟に縛り付けられていた自分が悔しくて悲しくて、そして実現させたロミオへの嫉妬。「自由に生きる権利など『ない』!!」と言い切るティボルト…辛い。

前も書いたけど「ジュリエットを愛し抜け」と言った彼を驚いたように見る矢崎ベンはやっぱり観客と同じ目線なんだなぁ。みんな知らなかったマキュの想い。悲しみで震える矢崎ベンに怒りが混じってくる過程がとても良くて……泣ける。

一気に怒りの炎が燃え上がる古川ロミオの目が凄い。大の男がナイフ一刺しで死ぬわと納得できるその憎しみの強さ。大ちゃんティボルトの倒れ方は見事。

この日の古川ロミオは前日のような「魂の抜けた」感じはなくて。だから彼を抱き締める矢崎ベンも悲しみが強かった気がした。

 

ひばりの場面のあと、パリスと結婚させられそうになる木下ジュリエットが…とても良かった。パリスが到着して、一旦彼に見えないところに引っ込むんだけど、「絶望」だった。どうやったら回避できるか考えているけど、どこかで結婚するしかないのではとも考えている。そこからの両親に対する怒りへのスイッチも良かった。

 

岡パパ泣く。というか視線がこちらに向けられて…!?心の準備ができてません…!わかってる。自分を見ていないことはわかってる。だけどファンサ貰えたと思っておきますね。

 

マントヴァ。古川ロミオ、死にそうではなかった← けど、心はここにはない。

木下ジュリエットが神父さまのところに駆け込んで、絶望にうちひしがれて座り込むのがまだ彼女は「少女」なんだと思い出させてくれる。

 

狂気。激しい場面なのにキャピュレットの方々のいい香りが…w 

 

矢崎ベンの「どうやって伝えよう」。泣いた。苦しい。最後の高音のところが掠れちゃったんだけど、それがまた彼の焦燥感を現しているようで。

マントヴァでの古川ロミオとの再会は、ロミオ死にそうではなかった←。「ひとりにしてくれ」と言われたあとの矢崎ベンの「くそっ」が辛い。

 

「ロミオの嘆き」。死(薬売り)をはっきりと認識している。近くで見ても「うわぁ……」という語彙力のない感想しか出てこない。すいません。

 

霊廟の場面。古川ロミオの震える声が辛いし、木下ジュリエットのロミオに会えた喜びからの絶望も辛い。やはり個人的にはロミオに会えて嬉しくて抱きつく→心臓が止まっていることに気がつくという木下ジュリエットの流れが好きだなぁ。突き落とされる感じが凄まじいけど。

 

両家の人々が霊廟に集まって嘆くところからもう涙止まらない。岡パパがジュリエットに触れようとするけどできない姿。ロミオの死が衝撃過ぎて動くことができない矢崎ベン。息子娘に抱きつく両家のママ。「なぜ」の曲終わりに矢崎ベンが舞台の前方にいるんだけど、ママたちの「二人は愛し合っていたのよ」の言葉を聞いた瞬間、それまで悲しみに暮れていたのにきっと顔をあげたときの表情が…泣いた。「俺にはやることがある」という表情。それは「どうやって伝えよう」での曲終わりの表情と同じだった。彼自身も辛くて悲しいのに、自分がやるべきことを考えて行動する矢崎ベン。そんなに頑張らなくていいのに…!と泣いた。両家の若者に二人を戻すように指示して、手を繋げさせ、大公を誘導する。あぁ…涙

罪人~エメは涙垂れ流しです。

 

カテコはテニミュ選抜w

 

アフトクはまた別途。