ただの備忘録

現場を振り返ることを枷にして記憶の定着を図る。つまりただの備忘録。(主に舞台の感想)

「TOP HAT」@シアターオーブ 2018/11/24ソワレ

観てきたよー!タップ!タップ!タップ!!タップのときはひたすらアンサンブルさんたちを観ていた。踊れる人たちが踊る姿は釘付けになる!そして話の内容もコメディで終始楽しかったし、思わずプログラムを買って帰るくらいには気分が良かった。

 

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<演出>マシュー・ホワイト 

<作詞・作曲>アーヴィング・バーリン

<振付>ビル・ディーマー

<上演台本・訳詞>高橋亜子

<出演>

 坂本昌行多部未華子、屋良朝幸、朝海ひかる益岡徹浅野和之

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以下ネタバレあります。

 

3階A席での観劇だったけど、この演目は引きで全体を観られて良かった!ただ3階席はちっさいスピーカーが両側に1つずつしかなくて(マシューボーンのバレエ公演と同じサイズ。オーブの公演っていつもこんな感じ?メリポピのスピーカーの数が異常だったのかな…)、音に関してはムムムだったけど、ダンスを観ることに割り切ったので楽しめた。

 

多部ちゃんのデイルがめちゃくちゃ可愛かった~!ピンクのチーク、真っ赤な口紅に金髪と人によっては濃すぎるメイクも、多部ちゃんだとキュートに決まっていて良き良き。ツンツンした態度を取っているときの表情も、恋した乙女の表情も、瞬間瞬間の表情が可愛くて目を奪われる。声も可愛くて!終始可愛い、ずっと可愛い。PIXAR作品のヒロインみたい。ただ歌とダンスは物足りなさがあったかなぁ。それでも「Wild About You」のようにお芝居が強めの曲だと多部ちゃんの魅力がぐいぐい出てくる~~!タップもデュエダンも、「多部ちゃんってこんなに踊れるんだ!」という発見。相当練習を積んだんだろうな。物足りなさもあるのはあるけど、総じてお芝居が上手いから魅力大爆発だった!多部ちゃん可愛い!!(何度でも言う)

 

屋良っちのアルベルトがインパクト大きすぎて出るたびに笑っていたww 濃い!濃すぎるよアルベルト!!ww ソロは一曲しかないしダンスもほとんどなくて、芝居要員だったけどがっつり爪痕残してくれたwww 「Latins Knows How」、最初結婚式に向けてタキシードを着ていくのかと思ったら、タキシードを脱いでいく曲だったときの衝撃www シャツのボタンを1つずつ外していく瞬間に、そのボタンにスポットライトが当たる演出に笑いが止まらなかったwww 照明さんGJです!!!

しかしあのハイテンションを維持する体力素晴らしいね。最後の最後、実はデイルと結婚してなかったという衝撃的な事実の後で、バーの近くにいた女性に話しかけて仲良さげに連れ立っている姿を観て、「お、お前…!」となったよ! 

 

朝海マッジは2幕からの登場。アクが強い役だけど、朝海さんだからか品が保たれていた。益岡ホレスが「Wild About You」でソファにダイビングする場面は思わず吹き出してしまったww 浅野ベイツも良い仕事していた!美味しいところは浅野ベイツが全部回収してたなw

  

坂本くんは「シルバースプーンに映る月」(2013年:G2演出)でミュージカル拝見済み。この作品は戸田恵子さんの印象が強かったけど、チケ半券引っ張り出して見てみたら(新妻)聖子さんも壮麻さん(※当時は"綜馬"表記)も出ていたの…?まじか…今考えたら凄い布陣じゃん…。どおりで観劇後の感想が「最高~~!!」となっていたわけだ。

話を戻しますが、坂本くんはVでの活動や過去作品の印象から歌も踊りもできるイメージだったけど、タップダンスはアンサンブルさんたちとの群舞だとスキルの差が見えちゃうのが難しいところだったかなぁ~。冒頭の「Puttin' on the Ritz」や1幕ラストの「Top Hat, White Tie and Tails」~「Top Hat Play-Off」は、目がアンサンブルさんたちに奪われちゃって、坂本くんをほとんど観ていなかった…誤算。ソロでタップを踏む場面とかは特に音の鳴りが物足りなく感じてしまった。軽やかなステップとタップの甘さはイコールではないんじゃ…?まぁ、ステップの難しさを知らない素人だから言える感想かもですな…。あと坂本くんへの期待値が凄く高かった分、実際とのギャップがあったのが原因かも。

来日公演のだけどタップ盛りだくさんの動画!(日本版の映像がないのはJだからですか…)

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「Cheek To Cheek」でのデュエダンも、二幕冒頭の「The Piccolino」で三井さんと松田さんとのキレッキレのデュエダンを観た後だと物足りなさが…。お二方のダンスは「プ、プロや……」と言葉を失うくらいのパフォーマンス。良いもの観れた。  

「No Strings」~「Sand Dance」ではシャドー・ジェリーの加賀谷(一肇)さんとベッドでぷんすこ怒っている多部デイルをガン見してしまった!だって、ここの演出おしゃれ!!「寝ているときに上の階の部屋の足音がうるさい」って、普通なら場面を上手側(ベッドで寝ている人)と下手側(踊っている人)で分けるとか、舞台手前にベットを置いて、奥の高い壇上で踊らせるとか、凡人のわたしにはそれくらいしか思いつかないんですよ。それを舞台中央奥にベッドを配置して、その天蓋上部の円柱がくるって回ったと思ったらシャドージェリーが舞台手前で踊る坂本ジェリーと同じタップを踏んでるんですよ!自分の説明ではまったく伝わらない…と思って映像ないか探したら、↓の0:26のところと0:33のところ!シルエットだけなんだけど、だからこそタップの美しさが際立ってた。

 

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これ、加賀谷(一)さんのほうがタイミングとか微調整しているんだろうなぁ。シャドーなのにガン見してしまった。そしてシャドーの下の多部デイルの怒った顔がめちゃくちゃキュートだった~。

ジェリーという役自体が「魅力的な男性」かつ「タップの名手」と難関揃いなのもあるけど、坂本ジェリーはわたしの心に爪痕を残さなかった…。タップのスキルがめちゃくちゃ高いか、芝居でめちゃくちゃ魅せるとか、どっちかに振り切らないとこのジェリーという役は難しかったのかも?オーブの3階では坂本くんの歌声も響いてこなかった…(音響設備の影響もあるかもだけど)。うーん、アイドルしているVの坂本くんは好きなんだけど…。Vで出しまくってる色気は、七三の髪の毛で封印されてしまったのかもしれない…(お前)

担当の人、刺さないでください…。

  

アンサンブルさんたちはメリポピでもお馴染みの方々も多数いらっしゃって。工藤(広夢)くんをずっと目で追っていたなぁ~。滞空時間が長くてジャンプしたあとにもう一段階浮き上がっているみたいだった。だから小柄なのに他の皆さんと着地のタイミングがあっていた。あとピルエットのスピードと美しさよ。

工藤くんと高瀬くんのベルボーイのニコイチ感がとても良かったのです。ホテルのラウンジやホルスの部屋で、プリンシパルが踊ると一緒に踊り始めて。可愛いけどめちゃくちゃタップ上手いの最高だった。二幕の加賀谷(真聡)さんを加えた3人のウェイターも良かったなぁ~!我先にとデイルのテーブルに向かうところの可愛さ。

↓ベルボーイとウェイターの場面も含まれているトレイラー

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何はともあれ、観劇後の爽快感が素晴らしい演目でした!