ただの備忘録

現場を振り返ることを枷にして記憶の定着を図る。つまりただの備忘録。(主に舞台の感想)

「メリー・ポピンズ」@東急シアターオーブ 2018 感想①

メリー・ポピンズを観て、私の人生の幸福度が3割増しくらいになった気がする。

みんな、チケット足りてる?大丈夫??十分すぎるくらいチケ取ったと思った私でさえ、「足りないかも」って思ってるよ??というか1枚追加したよ??もっと足したいのに自分の体が足りない!!もう入れられない!!←

気がついたら東京公演折り返し……早い。メリポピ楽しくてあっという間に1か月経ってた。

 

・3/18(プレビュー初日):平原、柿澤、駒田、三森、島田、パパイヤ、久保田、小野田、浅沼、坂野

・3/21(プレビュー):平原、柿澤、駒田、三森、鈴木、パパイヤ、浦嶋、小野田、岡、竹内

・3/25(本公演初日):濱田、大貫、山路、木村、鈴木、コング、浦嶋、もう中学生、岡、坂野

・3/28マチネ:濱田、柿澤、山路、木村、鈴木、コング、久保田、小野田、渡邊、加藤

・4/2ソワレ:濱田、柿澤、駒田、三森、鈴木、パパイヤ、浦嶋、小野田、渡邊、加藤

・4/7マチネ:濱田、柿澤、駒田、三森、鈴木、コング、久保田、もう、岡、竹内

・4/8マチネ:平原、柿澤、駒田、三森、島田、コング、久保田、もう、渡邊、加藤

・4/13:濱田、柿澤、山路、三森、島田、コング、浦嶋、もう、亀山、大内

・4/14ソワレ:平原、柿澤、駒田、木村、島田、コング、浦嶋、小野田、渡邊、加藤

 

休日のプレビュー、本公演初日とチケット持っている日程の出演者が誰なのか一向に発表されなくて、「これ当日ガチャかな」と半ばネタにしつつあったけど、前日夜にきちんと(?)発表してくれました。担当者さま、お疲れさまです。 

大好きだよ!!メリーポピンズ!!!!!

あ、すいません、ついマイケルと同じ台詞を思わず叫んでしまいました。

観ているとき自分でもわかるくらいずっとニコニコしてるし、あのワクワクする感じとか、「ワァァ…」と目をキラキラさせながら魅入っちゃう感じとか、自然とクラップしてしまう曲の数々とか、劇場を後にするときの多幸感とか、帰りの電車の中でもずっとニコニコしてる感じとか、なんか凄く久しぶりな気がして、それが嬉しくて堪らなかった!プレビュー初日、幕が下りた後の客席の興奮ったら、もう凄かったんだから!!!

ディズニー×サー・キャメロン・マッキントッシュ×サー・マシュー・ボーンの組み合わせ、最高のエンターテインメントがぎっしり詰まってました。そのエンターテインメントを素晴らしいものに作り上げた演者の皆々さまにありがとうと伝えたい。あと催行決めたホリプロ(と東宝とTBSと梅芸)もありがとうございます!!!みんな、ありがとう!!!

 

子供の頃、ディズニーで育つか、ジブリで育つかっていう流派があるみたいなんですが、私はそのどちらもさらっとしか通っていない「金曜ロードショーで見たことある」くらいの人間でして。なので「メリー・ポピンズ」がどういう話なのかほとんど知らず、あらすじを読んで臨んだのですが、そんな人でももの凄く楽しめます。知ってる人も知らない人もみんなが楽しめる凄い作品。

 

メリー・ポピンズが主役ではあるんだけど、物語の軸はジェーンとマイケルという子供たちの成長の話でもあり、バンクス夫婦を含めた家族みんなの成長の話でもあって。"かつて子供だった大人"に向けての物語でもあるメリーポピンズ。劇中でも言っていますが、メリーは「こうしなさい」って吹き込んだりやらせたりしていなくて、ただ道を示して、そっと子供たちの背中を押しているだけ。子供たちは自らどんどん成長をして、その子供たちが両親の背中を押して、両親たちも成長をしていく。泣くなんて思ってなかったのに、観るたび違う箇所で泣いてしまう。メリーやジェーン・マイケル、バートの言葉が仕事や日常に疲れた心をどんどん潤してくれる。みんな、メリー・ポピンズを観て幸せになっておくれ。

 

仕事ができる公式さんが当日券の有無をちゃんとツイッターで報告してくれるので、ちょっとでも気になる人はぜひ観てください!!!自信をもってお勧めします!!!舞台ってお値段張るから、なかなかこの界隈を趣味にしていない友達とか誘いにくいんですが、メリポピは普段舞台観ない友達を誘うことに成功しました。GWに連れていくよ!

 

marypoppins2018.jp

 

  www.youtube.com

 

楽曲は言わずもがなですが、スパカリの高揚感とか Chim Chim Cher-ee(リプライズ)の美しさとか、Jolly Holidayの幸福感とか、Step in timeの迫力とか、Anything can happenの歌詞に胸を打たれたりとか、帰り道にずっと頭の中で流れる名曲ばかり。(曲ごとの感想は別途ちゃんとまとめたい) 

TVでの宣伝番組では有名な楽曲やダンスシーン、メリーの魔法とかを中心に紹介しているけど、もちろんそれらも物凄く素晴らしいんだけど、お話自体が凄く心に沁みるんです!!!ってことを声を大にして言いたい。お話を担う子役ちゃんたちが凄い。めちゃくちゃ上手い。歌もお芝居も。それにおそらくジェーンとマイケルが一番舞台に出ずっぱりだと思うんだけど、2幕ラストまでパーフェクト!しかも各々細かいところまでお芝居していて観ていて楽しい。

あと、この演目は1階席だけじゃなく、2階・3階席でもめちゃくちゃ楽しめるのでお勧めです。照明の美しさとか、星に包まれる感覚とか、最後のフライングとかは上階のほうが堪能できる。比喩ではなく、本当に星に包まれるからね!!2階席で初めて観劇した時、目の前の光景があまりにも美しくて鳥肌がぶわっと立った。舞台セットもすっごく素敵で、特にバンクス家は飛び出す絵本みたいな仕掛けで可愛い。そして銀行の場面は何度見ても不思議な感覚になる。舞台セットの転換も見事。

 

●キャスト別感想●

あーやメリーはご自身で「メリーは宇宙人」と仰ってるように、まさに宇宙人!!プレビュー観たときは「宇宙人…?」といまいち分からなかったんだけど、めぐメリーを観てその意味が凄く分かった。あーやメリーは"何を考えているか読めない人"。でも雰囲気や歌声、表情がチャーミングだから思わず魅かれる。何よりあーやさんは目の使い方がすっごく魅力的だよなぁ。楽しいことや面白いことを見つけた!っていう目をしてる。だからこそ「Playing the Game」のときの「その考えは間違っています」の台詞がドキッとするほど怖かった。最後マイケルに「大好きだよ!メリー・ポピンズ!」と言葉を投げかける場面。それまで表だって感情を出していなかったあーやメリーが唯一心が揺さぶられているのが、凄く伝わってくる。「みんなに任せなくちゃ」の掻き消えそうな歌声にぐわっと心が持っていかれる。そのあとのフライングでは、凄く幸せそうな表情で客席を見渡していて、涙が出てくる。いやぁ、あーやさんは初めましてだったけど(「Beautiful」は水樹さんのほうだけ観劇したので(無理してでもあーやさんのも観ておけば良かったー))、こんなに素敵なメリーになるとは!嬉しい誤算!!と、手持ちチケットの平柿ペアの少なさに泣いた。そして追加した← あ、そうだそうだ、あーやメリーの「Supercalfragilisticexpialidocious」の発音が好き。癖になる。

めぐメリーは安心安定圧巻の歌声。気持ちよく伸びる歌声に聞きほれる。さすがめぐさん。チャキチャキハキハキしてるから、あーやメリーよりも子供たちを教育している感じが強めに出ているかな。元々めぐさんの歌声って慈愛に溢れているじゃないですか?厳しいけど歌声に慈愛がたっぷり溢れているから、人間味というか愛情深いメリーになっている。そんなメリーだから子供たちも慕う。宇宙人感というよりもプロフェッショナルの子守という感じかな?あーやメリーは「あの人、油断ならないよ!」というマイケルの言葉がしっくりくるけど、めぐメリーは「怒りんぼになってよ!メリー・ポピンズ!」の言葉がしっくりくる。しっかし、めぐさんってどんなに早口でも一音一音がきちんと耳に入ってくるから凄い。

 

子供たちから見たら、柿バートは同じ目線で一緒に楽しんでくれる"お兄ちゃん"、大貫バートは手を差し伸べて導いてくれる"お兄さん"という感じかな。そして柿バートは"かつてマイケルのような少年"であり、大貫バートは"メリーと同じ宇宙人の友達"という感じ(ニュアンス伝われ)

大貫さんはさすがのタップとダンス!音に体の動きがばちっとハマってる。軸ぶれないし、ターンのスピードが速い速い。そしてタップもお見事。鳴ってる音すら美しい!!逆さタップも真ん中で止まったところで、マリオがジャンプするときみたいに両足離したからびっくりしたよ!(ちなみに柿澤さんは片足がMAX) そしてそんな逆さタップでも良い音がする大貫バート凄い。身のこなしがとってもスマートで紳士的。ダンスも立ち振る舞いも「パーフェクトです!」なイケメンバート。

柿バートめちゃくちゃキュートなんですけど?何とあのかきざーさんが人を殺しません!(語弊) 神になろうとしません!!(語弊) 最初から最後までキュートなかきざーさんです!!キュートな柿澤さんってめちゃくちゃ可愛いからみんな覚悟して見てね。かきざーさん、歌声がとっても表情豊かで、台詞のように歌うし、歌うように台詞を語る。子役ちゃんたちとのやり取りが遊びに溢れていて可愛い。スパカリのところでは「速い速い」とか、「いいところ持っていくよね~」とか「参りました」とかその日その日に合わせて入れていたり、提督との会話で平泉成さんとか我修院さんの声真似(?)してたり、ウィロビーちゃんのところでは片言日本語みたいになってたり、ディズニーの作品ってアドリブの余地なさげなのにがんがん攻めてくる柿澤氏。でもそんなアドリブも「柿バート」の一部になってて、凄く馴染んでる。 

 

まさにこれ!!かきざーさんがtwitterで述べてましたが、柿バートはマイケルのような少年だった過去をとても感じる。「柿バートは子供の頃に会ったぶりにメリーに再会したのでは」と感じたので、そう考えながら観ると諸々の場面がめちゃくちゃ愛おしくなります。メリーと出会う場面、ずっとずっと再会するのを待ち焦がれていた様子や、メリーに今度会ったらどこか連れてってくれる約束って少年バートがメリーと約束したのかなとか、想像が膨らむ。特に最後のマイケルとメリーの別れの場面。バートは2人のこの会話が少年マイケルにとって最後だっていうのがわかるから、凄く切ない顔をしていて。そしてメリーにキスされた後、次いつ会えるかわからない寂しさ悲しさと嬉しさがごちゃ混ぜになった表情がとてもとても良いのでみんな観て…。あと、ライトが当たっていないときのお芝居も凄く良いのでぜひ観てください。

スパカリとかJolly Holidayとかのダンスはキュートでハッピーで、Step in timeのタップは音も良く鳴ってて楽しい!(アキレス腱のこともあったから胸がいっぱいになった)

 

ジョージとウィニフレッド夫婦は山路さん&花代さん、駒田さん&三森さんペアがずっと続いて、4月半ば過ぎて初めて山路さん&三森さんと駒田さん&花代さんのペアを観劇。相手が変わると夫婦の関係性も変わって面白かった。花代さんのウィニフレッドは「元女優」という肩書通り、華があって、ハキハキしている。だから山路ジョージにも駒田ジョージにも押しが強めな印象wでもジョージの求める「上流階級の妻」になれない、なりたくない自分の気持ちのやり場に折り合いがつけられていない様子が出ていた。三森さんのウィニフレッドはおおらかで朗らかで、自分を抑えて夫を立てている妻。時代的には三森ウィニフレッドみたいな女性が多かったんだろうなぁ。だからこそ、「Being Mrs Banks (Reprise)」で「私が見つけ出す」と決意する姿や、「女だから無理なの」と言っていた彼女が「Anything can happened」で自分の殻を破って成長する様がめちゃくちゃ胸を打つ。メリポピの曲は至言ばかりで胸に突き刺さる。駒田ジョージがコミカルだから、駒田×三森の組み合わせだとお似合いの夫婦だなぁと感じたけど、山路ジョージだと山路さんが凄く厳格なパパでびっくりした。三森さんが相手だと、歌よりも台詞に重きを置いていた。駒田さんはプレビュー初日に観たときは頭の片隅にテナルディエがどうしてもちらついてしまったんだけどw、回を重ねるごとに「ジョージ」にしか見えなくなった。それも「問題"児"のジョージ」。花瓶が割れた後の柿バートとのやり取りがめちゃくちゃ好き。4/14ソワレ、ラストのシーンでマイケルに返そうと望遠鏡をしまうときに「ポンッ」と良い音がしてレンズの部分とかが飛んで行ったのには笑ってしまったwwww物凄く良い場面だから、観客含め一瞬どうしようと考えたけどあれは笑いを堪えられなかったww笑いに包まれた貴重なラストでした!!!(その日のカテコで柿澤さんとあーやさんに弄られてたwww) 山路さんはウィニフレッド役に合わせてお芝居を変えていてたけど、納得のお芝居…!!公園から帰ってくるときの服の乱れが、公演を重ねるごとに凄くなっていくんだけどwwどうしたらああなるwww あと「すいませんでした」の言い方がめちゃくちゃ好きですw 夫婦の関係性は山路>>>>三森、山路>>花代、駒田>>三森、駒田>花代という感じかな?

 

ミセス・ブリル:久保田さんはさすがのお芝居のうまさ!ロバートソン・アイに対する攻撃力が高いww あと「家宝が~~~~~~~」が抜群です!!「美味でございます~~~~」の秀逸さと同じレベル。何度観ても笑ってしまう!りんこさん、幕が開いた当初はお芝居というよりも歌のほうが印象に残ったけど、4月に入ってから観たらめちゃくちゃお芝居良くなっててびっくりした!

ロバートソン・アイ:小野田くんがロバートソン・アイって勿体なくない??って思ったらみんな思ってた(アンジョルラスおめでとうございます!!!)。良い声を堪能できる箇所が少なすぎるぞ!!!!でもとても楽しそう。もう中はもう中でもありロバートソン・アイでもあった。観たらわかる。自分は今、もう中を観ているのかロバートソン・アイを観ているのか分からなくなる、そんな感じです。低い良い声出てました~

バード・ウーマン/ミス・アンドリュー:両極端の2役。お二方のバード・ウーマンの「Feed the Birds」が美しくて心が浄化される。ミス・アンドリュー、ほのかさんはコミカルな感じが強めに出てて、解毒剤を飲んだ後の「え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」の時の表情に笑ってしまうww 歌穂さんのミス・アンドリューは本家ディズニーヴィランズ!!と言ってもいいほど、お顔がヴィランズ顔。歌穂さんのを観るとなんか101のクルエラを思い出す。

 

プリンシパルだけじゃなく、アンサンブルさんたちも本当に魅力的で!エリアンナさん演じるミセス・コリーは沖縄(?)訛りが何とも魅力的で店の主感が際立ってた~。ネーレウス役の長澤さん、Jolly Holidayのときに舞台上手でやるピルエットが美しすぎてガン見しちゃう。とりあえず全体的に目が足りない。

 

3月はカテコのお写真OKだったので、いくつか。私の携帯と腕のスペック高くないので雰囲気だけでも。ちなみに、開演前・幕間・終演後は撮影可です~~。

カテコのスパカリを一緒に踊りたい~~~~!!!!カテコで全力拍手するから、終演後だいたい汗かいてる。わたしも全力です。

 

 <3/21>
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<3/28マチネ>

この日はネーレウス役が工藤さん、ミセス・コリーが般若さんの回!
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<番外編:3/21>

シルエットでもすごい笑っているのがわかるかきざーさん。そしてめちゃくちゃ笑顔なほのかさん。
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<番外編:3/28マチネ>

わたし、この紗幕が下りた後のみんながダンスしているのが本当に大好きで!!!舞台上も客席も幸せでいっぱいに溢れていて、幸せで嬉しくて涙が出てきそうになる。特にウィニフレッド役の三森さんや花代さんがマイケル役の子役ちゃんを抱っこしてくるくる回ってる姿を観ると涙腺が一気に緩む。
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ほんとに幸せになれるメリー・ポピンズ。みんな、観ておくれ!!!