ただの備忘録

未来の自分に贈る、舞台の記憶と感想

「髑髏城の七人 season鳥」@IHIステージアラウンド 2017/7/2マチネ、7/29

なにあの殺陣は。

一蘭兵衛と未來天魔王の殺陣がやばい。えげつない殺陣を生で見たい人は今すぐチケット取って…!早く!!

って下書きで温めていたら、千穐楽迎えてた~むしろ風髑髏始まってる~~観れなかった人は後悔しとき♥

 

もう衝撃でしたよ。ワカドクロ(映像)を観たときからこの人たちやばいと思ってましたけど、生で観る殺陣は予想の何倍も凄かった。

 

そんな鳥髑髏、2回観劇してきました。初回は幕が開いてから一週間も経っていない7/2で、2回目は約1か月後の7/29。2回目のほうが断然面白くなっていたし、サダヲ捨も生き生きしてた!(髑髏城あるあるだと思うけど7/2はみんな探り探りな感じがしたよ←)

 

阿部サダヲ 森山未來 早乙女太一  松雪泰子 
粟根まこと 福田転球 少路勇介 清水葉月 梶原善 池田成志

 

 

花髑髏よりも捨・天・蘭3者の背景などが追加されていて、話の流れがわかりやすくなっていた。鳥髑髏はショーアップする、ということでMKIKO先生による振り付けがあったりしましたが、うまく馴染んでいたかと。特に2幕の天蘭の口説きのやり取り。台詞で背景の説明をすると冗長に感じてしまうところを、メロディーに乗せて歌ってくれると盛り上がるし楽しい。歌の力だなぁと感じた。

皆言ってるし、冒頭でも言いましたけど、太一蘭の殺陣が速すぎるし美しすぎるしで、たまげました。(全然話変わりますが、たまげるって「魂消る」っていう漢字なんですね。うん、心持っていかれすぎて魂消えたわ) 人殺せる。あれは人を殺せる太刀捌き。なんだろう腕も刀だった。

太一くんの殺陣が異次元すぎるんですけど、それを受ける未来くんも相当凄かった。やっぱり殺陣って一人が凄くても成り立たないと思うんですよ。相手がいてなんぼ。太一くんのあの速い太刀を受けることができる未来くんの殺陣の技術があってこその天蘭。最高すぎる。わたし、この2人の殺陣だけで13000円払える。

 

花では「夢見酒」としていましたが、鳥では「信長公の血」になってましたね。個人的には公の血のほうが話の流れとして好き。口移しのあとの太一蘭の姿が恐いほど美しかった…。白い着物に赤い彼岸花の柄とか美しすぎるだろ。

 

未來くんの天魔王、新たな天魔王だった。これまでの天魔王って怖くて恐ろしい存在だと思うんですけど(主観)、「面白い」っていう新境地。7/2マチネのとき、地図を指しながらラップしたり、地球儀ぐるぐる回したりしてて、面白いんだけど笑っていいのかな??っていう躊躇いが生じてしまったwだって天魔王が笑かしてくるんだよ?('ω')

7/29はみんな伸び伸びして芝居も振り切っていたから、わたしも普通に楽しんで笑いながら観てましたww

Exactly!!

Exactly!!!

Exactly!!!!

Buuuuuuut!!!!

めちゃめちゃ笑ったwww

 

 

サダヲ捨は着流しではなく忍びの恰好。「地」の男、というのが前面に出ていた。冒頭の場面、捨が呆けた人で「どうなるん…?」と戸惑っていたら、そういうことね!あと金太郎スタイルで歌い踊る姿は別の意味でこれまでの捨像と一線を画してましたねw サダヲ捨だから成立する演出ww

 

いい意味でふんだんに「遊び」を入れていた鳥髑髏。

贋鉄斎の場面とかさ!枠に囚われなさすぎでしょwwww「ここはシモキタじゃねぇーんだよ!」秀吉の時代から一気に現代にタイムスリップ\(^o^)/

 

斬鎧剣はそう使うのかー!と興奮した。地の男、忍のサダヲ捨だからこそ、最後は短刀でというのが最高。その手段を選んだ理由に、信長公は捨のことを信用していたんだなぁとグッときた。

  

そういえば無界屋のセットに赤い風車があったんだけど、ムーラン・ルージュみたいだなぁと思った。(なにか風車使った演出があるのかと思ったけど、なんもなくてズコーってなったw)

  

天魔王でさえ遊びをいれているんだけど、蘭はひたすらに蘭兵衛だったから物語にブレがなかった。天蘭に大満足。

 

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花髑髏に比べてプレス動画が全然なかった…悲しい…