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ただの備忘録

現場を振り返ることを枷にして記憶の定着を図る。つまりただの備忘録。(主に舞台の感想)

宙組「エリザベート」@東京宝塚劇場 2016/09/21ソワレ

 

友達にお誘いいただいて、東京宝塚劇場にお邪魔してきました。人生2回目の宝塚!(人生初の宝塚は小学校低学年時に某地方都市で観劇したけど、最後にメインの2人が拳銃で心中する話だったのだけ覚えている。あれはいったいどういう話だったんだろう…)

B席3500円だし、パンフレット1000円だし、とってもお財布に優しい。しかし15:30開演って社会人にはあんまり優しくないですね…(わたしはお休み取った)。

東宝エリザベートと同じ演出家の小池先生だけど、ちょこちょこ違っていた。取り急ぎ報告しますが、わたし真風フランツ好きです。はい。シュガンツ*1よりもマリンツ*2よりも好きかもしれん…ってか好きだわ。うん。

 

<キャスト>

トート:朝夏まなとエリザベート:実咲 凜音 /フランツ:真風 涼帆/ルキーニ:愛月 ひかる/ルドルフ:澄輝 さやと /エルマー:蒼羽りく/シュテファン:桜木みなと(敬称略)

 

まず東宝エリザベートと大きく違うのが「トートが主役」ということ。いつもの調子で見始めたけど、その根本を一幕途中までうっかり忘れてた。東宝エリザのルキーニ以上に様々な場面にトートが現れる(ミルクもトートが民衆を焚き付けてた)。シシィと出会う場面の「愛と死の輪舞」で東宝エリザでは「追いかけよう~」と歌うところを朝夏トートは「追い詰めよう~」と歌っていたんですよね(後でパンフを見返したら歌詞は「追いかけよう」になっていたので朝夏さんのオリジナル…?この日だけだったかはわからない)。それがまさに宝塚におけるエリザベートを表しているように思えた。東宝エリザはシシィが泣いたり笑ったり挫けたりしている要所要所でトートが現れて「お前が愛しているのは俺だ」と言ったり、シシィが命を断とうとすると「待ってました!」と言わんばかりに現れる。対して宝塚エリザはトートがシシィへの愛に悩むシーンもあったり、どうにかしてシシィを手に入れようと奮闘するトートというか、物語を動かしているのはトートなんですよね。

 

ゾフィーの死」が宝塚ではないのは知っていたけど、コルフ島の場面もないのですね。まぁコルフ島はシシィが父親と邂逅して自分が孤独であることを再度認識するところだから、トートが主役の宝塚ではいらないっていうのも納得かな。

台詞や歌が状況を説明しているのが多いなぁと思ったのだけど、エリザは特にそうなっているって感じなのかな?思いの丈を歌い上げる、というよりは「○○だから、△△になってしまう」みたいな。バートイシュルのあとにフランツとシシィが愛を語り合うのではなく、フランツが皇后の重責について歌い出してびっくりした(最後はちゃんとプレゼントしてたけど)。

でもストーリーを理解するには宝塚のほうが分かりやすいのかな?トートが革命家たちを惑わすというか暗示をかけているというか、そんなシーンがあったり、フランツがマデレーネに誘惑される場面があったりと、東宝ではない場面も。

しかしあれですね、「これが噂のすみれコードですか…!」というのを端々に感じた。ベットのシーツはめくらないし、シシィが倒れるのはダイエットのしすぎだし、マデレーネの鍵のところはなし。それなのにフランツがマデレーネに誘惑されるシーンはあって、いいのかな?と不安になった(笑) パンフを見たらマデレーネは「黒天使」ってあったし、人間(娼婦)に惑わされたわけじゃないからいいのかな!?黒天使だもんね!しょうがないよね!みたいなことなのかな…?

最後のシーンは宝塚版、好きだなぁ。二人で天に昇っていくのが。

フィナーレは「The宝塚!」っていう感じで面白かった。朝夏さんと実咲さんが踊りだしたときは、「トートとシシィが踊り始めた…?」とどういうスタンスで見ればよいのか悩んだんだけど、パンフ見返したら「紳士」「淑女」って書いてあって、あくまでも本編とは別物扱いだったのですね!学んだ!

 

朝夏さんのトートは「男」っていう感じではなく、中性的な印象を受けた。座る場面とかは長い足をこれでもかっていうくらい見せてくれてかっこよかった。歌声も素敵だった~。実咲さんのシシィは自我の強いエゴイストという感じは全くなくて、可憐で孤独な皇后という感じかな?役替わりのルドルフ、この日は蒼羽さんだった。闇広でトートに「王座に座るんだー!」と言われたあと、「王座ーー!!」と返したときに目の色がそれまでとガラッと変わって力が宿ったのを見れてぞくっとした。

そしてなんと言っても真風フランツ。かっこよすぎない…?出てきた瞬間から目が釘付けになったよ…?真風さんが出てるとき大抵双眼鏡で追いかけてた。歌声もすごく素敵じゃん…。本編終わったあとに、下手のせりから出てきた格好いい男役の人がいるなぁと思ってたんだけど、パンフ見返したら真風さんだった。やっぱりわたしの目に狂いない。帰宅しながら真風さんのことをぐぐったりしてたんだけど、宝塚のがっつりメイクをしていない画像見て思わず「慶ちゃん…???」と呟いてしまった。

いや、涼しげな目元とかスタイルお化けなところとかNEWSの小山さんを彷彿とさせたんです。おかしいなぁ、わたしNEWSだとシゲアキが好みなんだけど(聞いていない)。

そしてたまたまWOWOWで録画していた「Dear DIAMOND!!」を再生したら真風さんがいる…!?もうびっくりしたよ。衣装を替えても完全に見分けられる。自分が怖い。

宙組で面白そうな演目があったら、真風さん目当てに見に行きたいなぁという収穫を得たわたしの宝塚観劇でした!

 

*1:佐藤隆紀さん演じるフランツ

*2:田代万里生さん演じるフランツ