ただの備忘録

未来の自分に贈る、舞台の記憶と感想

「ロミオ&ジュリエット」@梅田芸術劇場 2017/2/25マチネ・ソワレ

梅芸遠征2日目~。

とりあえずupする。マチネの感想薄すぎる…あとで追記、修正する。

 

2/25マチネ:大野、生田、馬場、平間、広瀬、宮尾

2/25ソワレ:古川、木下、矢崎、小野、渡辺、宮尾

 

●2/25マチネ

久しぶりの大野ロミオ。猪突猛進な青年だったなぁ。恋に突き進んだ結果、死んでしまったような。彼のなかに潜んでいた死、というのはいなかったような…?

馬場ベン、2幕冒頭でロミオの手を掴んだけどそのまま投げ離した。え…!?それもわたし知らない…!

ひらマキュ、ナイフどんどん出てくる。ママたちが憎しみ歌ってるのに、ひらまきゅと馬場ベン楽しそう。ギャップひどいw4本ナイフ出してきたぞ。

綺麗は汚いでのUFOのところ、馬場ベンが「お前は人を信じるってことをしたほうがいいぞ。」って平マキュに言ってるのが可愛かったwそのあと「ほら、人を信じるんだ。」みたいなことも言ってたw

 

カテコはマイヤーリンク…あたまパーンするまで気がつかなかったぞ← そういえばあなたもルドルフだったね…!

 

●2/25ソワレ

古川ロミオと矢崎ベンの組み合わせラスト。そして宮尾さんの死の見納め。

上手のかなり前方席。やばい。風が…!旗を降ったときの風がくる…!そして圧がやばい。

大ちゃんとキャピュレットのダンサーさんたちが集まるといい香りがする。

肉眼で一視野に色々なものが見える幸せ。

キャストをガン見したい気持ちもあるんだけど、ダンサーさんの表情とか踊りがすごく良くて思わず目がいってしまう…。ヴェローナの小南さんとか正面にいるからさ…見ちゃうよね…。紅いアイシャドウできっと睨み付ける視線にひゃっとした。

憎しみのたつきママの女っぷりが生々しい。反対側で遊ぶマキュとベンがちらちら目に入って温度差が激しいw

 

「いつか」も一視野にジュリエットとロミオが収まる幸せ。二人ともキラッキラしてる。そして古川ロミオの圧倒的な美しさに呼吸忘れる。なんなのあの人…

矢崎ベンが「ロミオ~?」と探してるとき、「ふふっ…ここだよ」っていうのものすごく可愛かったんですが?可愛すぎて口がぽかーんと開いてしまった。恐ろしい子

キャピュレット家のお掃除。今までティボルトが捨てた煙草の吸い殻はどうやって片付けてるんだろうと疑問に思ってたのですが、キャピュレットダンサーのお姉さまが羽ぼうきを振り回して踊りながら回収してたんですね…!感動←

マチネはパリスのプレゼントが箱からぱかっと出てこないアクシデントがありましたが、ソワレは無事でした。川久保さん綺麗なお顔だなぁとしみじみ思った。

AEDのとき小野マキュが「mouth to mouthだ!」と言ったあとに「口と口とだ」→古川「口と口って言わないで」(このときのお顔がめっちゃ可愛かった)→モンタギューダンサー「口と口…」ってざわざわ→古川「口と口って言わないで」。きゃっきゃっしてるモンタギュー一族ににやにやが止まりませんでした。頑張って口を閉じる。

世界の王。ド上手にロミオ、ベン、マキュが並ぶのとか眩しすぎて…!固まってしまった(わたしが)。

 

仮面舞踏会。

ティボルトがバルコニー(?)にいるジュリエットを見上げているけど、ジュリエットはまったく彼を見ていない切ない。

たつきママがティボルトと踊ろうとして彼の前に歩いてきたのに、ティボルトがごく自然にすっと別の女性と踊り始めたときにたつきママだけがひとりぽつーんとしているのが苦しかった。

小野マキュ、キャピュレット家の女性ダンサーと踊ったあと、崩れ落ちている女性に対してちゃんと会釈していた。紳士。

天使の歌のとき、古川ロミオは後ろ姿しか基本観れなかったので木下ジュリエットをしっかりみた。

………可愛いっっ!!!階段の上で古川ロミオを見つめてるんですが、胸の鼓動が押さえきれずに息も荒くなってるのが「運命の人に出会えた」ときめきを表していてキラキラしていた。そして声には出していなかったんだけど(マイクには拾われてなかっただけかも?)、古川ロミオが階段の上へ、木下ジュリエットが階段の下にきたとき、「王子さま…!」と言っているように見えて胸キュンした。可愛い…。

 

綺麗は汚い。楽しい。ダンサーにも目がいってしまう。小野マキュがUFO帽子を両手に持って、顔を隠す→変顔→顔を隠す→変顔を繰り返してるのが普通に面白くて笑ってしまったwww いつもやってたのかな?

 

神父さまとは顔の大きさも比べようとしてたw 自由だなw

 

2幕冒頭。客席から現れた古川ロミオの手を掴んで引き上げたけど、やはり手を投げ離していた矢崎ベン…。二人の結婚が信じられないモンタギューの人々。ダンサーさんの表情も良くてね…すごく苦しんでる。ロミオが走り去っていくのは、自分のことを理解してくれると思っていたベンとマキュさえも反対したからだよね…あぁ。

 

決闘の場面。迫力が…!迫力が凄いです…!ダンサーさんもだけど、大ちゃんティボと小野マキュの取っ組み合いが目の前で…!うぉぉぉ。そして必死に止めようとする矢崎ベンと古川ロミオの言葉に苦悶する小野マキュ。「自由に生きる権利がある」と声高に叫ぶ古川ロミオの言葉に胸が締め付けられて苦しむ大ちゃんティボルト。ずっとジュリエットを愛していたティボルトだけど、掟に縛り付けられていた自分が悔しくて悲しくて、そして実現させたロミオへの嫉妬。「自由に生きる権利など『ない』!!」と言い切るティボルト…辛い。

前も書いたけど「ジュリエットを愛し抜け」と言った彼を驚いたように見る矢崎ベンはやっぱり観客と同じ目線なんだなぁ。みんな知らなかったマキュの想い。悲しみで震える矢崎ベンに怒りが混じってくる過程がとても良くて……泣ける。

一気に怒りの炎が燃え上がる古川ロミオの目が凄い。大の男がナイフ一刺しで死ぬわと納得できるその憎しみの強さ。大ちゃんティボルトの倒れ方は見事。

この日の古川ロミオは前日のような「魂の抜けた」感じはなくて。だから彼を抱き締める矢崎ベンも悲しみが強かった気がした。

 

ひばりの場面のあと、パリスと結婚させられそうになる木下ジュリエットが…とても良かった。パリスが到着して、一旦彼に見えないところに引っ込むんだけど、「絶望」だった。どうやったら回避できるか考えているけど、どこかで結婚するしかないのではとも考えている。そこからの両親に対する怒りへのスイッチも良かった。

 

岡パパ泣く。というか視線がこちらに向けられて…!?心の準備ができてません…!わかってる。自分を見ていないことはわかってる。だけどファンサ貰えたと思っておきますね。

 

マントヴァ。古川ロミオ、死にそうではなかった← けど、心はここにはない。

木下ジュリエットが神父さまのところに駆け込んで、絶望にうちひしがれて座り込むのがまだ彼女は「少女」なんだと思い出させてくれる。

 

狂気。激しい場面なのにキャピュレットの方々のいい香りが…w 

 

矢崎ベンの「どうやって伝えよう」。泣いた。苦しい。最後の高音のところが掠れちゃったんだけど、それがまた彼の焦燥感を現しているようで。

マントヴァでの古川ロミオとの再会は、ロミオ死にそうではなかった←。「ひとりにしてくれ」と言われたあとの矢崎ベンの「くそっ」が辛い。

 

「ロミオの嘆き」。死(薬売り)をはっきりと認識している。近くで見ても「うわぁ……」という語彙力のない感想しか出てこない。すいません。

 

霊廟の場面。古川ロミオの震える声が辛いし、木下ジュリエットのロミオに会えた喜びからの絶望も辛い。やはり個人的にはロミオに会えて嬉しくて抱きつく→心臓が止まっていることに気がつくという木下ジュリエットの流れが好きだなぁ。突き落とされる感じが凄まじいけど。

 

両家の人々が霊廟に集まって嘆くところからもう涙止まらない。岡パパがジュリエットに触れようとするけどできない姿。ロミオの死が衝撃過ぎて動くことができない矢崎ベン。息子娘に抱きつく両家のママ。「なぜ」の曲終わりに矢崎ベンが舞台の前方にいるんだけど、ママたちの「二人は愛し合っていたのよ」の言葉を聞いた瞬間、それまで悲しみに暮れていたのにきっと顔をあげたときの表情が…泣いた。「俺にはやることがある」という表情。それは「どうやって伝えよう」での曲終わりの表情と同じだった。彼自身も辛くて悲しいのに、自分がやるべきことを考えて行動する矢崎ベン。そんなに頑張らなくていいのに…!と泣いた。両家の若者に二人を戻すように指示して、手を繋げさせ、大公を誘導する。あぁ…涙

罪人~エメは涙垂れ流しです。

 

カテコはテニミュ選抜w

 

アフトクはまた別途。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロミオ&ジュリエット」@梅田芸術劇場 2017/2/24

プレミアムフライデー、いえーい!

じゃなくて、半年前くらいから遠征は決まっていました。有休です。ついに大阪公演。

 

2/24:古川、生田、矢崎、小野、渡辺、宮尾

 

ACTシアターよりも会場が大きいし、舞台の横幅も広くなっているから、ちょっと舞台上に隙間を感じたりするかなぁと思ったけど杞憂だった。むしろACTがかなり狭かったですよね?ダンサーさんたちが怪我せず無事に東京公演終えられて何より。横幅が広がったからか、舞台後方の壁に映していた映像がすごく見やすくなっていて、「こんな映像だったんですね?」という新たな発見。

東京公演を終えて、まだ大阪公演入って間もないのに、さらに深化していた。

 

矢崎ベンヴォーリオ、めちゃめちゃ良くなってる。あ~好きだわ~。すっかりベンヴォーリオ担。

この日は前通路近くの席だったので、「いつか」のあとで客席から現れるところ、照明当たってないけどチェーンのちゃらちゃらした音で存在がわかる(笑) 冒頭の「ヴェローナ」とかで踊り始めに顔をちょっと掻く仕草に軽率にときめく。この様子を見たくて、「ヴェローナ」は矢崎ベンロックオン状態で観ている。オラオラ感満載の様子がカッコいいんじゃ~。マブの女王でモンタギューの女性ダンサーが順々に踊りながらロミオ絡むんだけど、矢崎ベンがその女性ダンサーの動きを真似て古川ロミオの頬を撫でて投げちゅうしてたw可愛いw

2幕冒頭に客席から現れる古川ロミオが差し出した手を掴んだと思ったら、引き上げた勢いそのままに手を振り離した…!ちょっ…!え、ちょっと待って…!わたしそれ知らない!!えっ!なに今の!!(混乱) 東京公演では古川ロミオの手を掴んで彼を舞台上に引き上げた後に、その手を見つめて信じられないような、ジュリエットと結婚したロミオが理解できないような表情をしていたのです。それが掴んで振り離したって…ベンヴォーリオが普段抱かない仲間に対する怒り。「裏切られた」という気持ちがどうにも押さえきれなかったのかな。ベンをそれほどまでに取り乱させたモンタギューとキャピュレットの結婚。

決闘の場面。辛い。最近は矢崎ベンヴォーリオを双眼鏡で追いかけてしまう。マーキューシオが殺されたあと、抱き抱える彼の悲しみ。マキュが「ジュリエットを愛し抜け」ってロミオに伝えたとき、矢崎ベンがすごく驚いた顔をしていた。今まで知らなかった親友の想い。深い悲しみに突き落とされた矢崎ベンの小さく震える姿が苦しい。そしてもう一人の親友ロミオがティボルトを殺した衝撃。「代償」を求める大人たちをきっと睨み付け、「僕たちは犠牲者だ」と涙を流しながら訴える。古川ロミオを抱き締めていたけど、慰めているのではない。魂が抜けた彼に「俺がいるから戻ってこい」と言っているかのよう。そして親友を抱き締めていなければベン自身の心が耐えられないような印象だった。

「どうやって伝えよう」が辛くて苦しくて、でもロミオへの友情が強く感じられて。本当に素晴らしい…。この場面と決闘は今回も左手の拳を濁りしめていたよ…。

 

古川ロミオ。登場した瞬間、美しすぎて思わず息を止めてしまった。登場したところを真正面に観ることができる席だったのですが、古川ロミオ、ビジュアルだけで人を殺せるんじゃないかな…近くにいる人間は息を止めてしまう。

神父さまとのシーンはぴょんぴょん飛びあう。二人ともずっとぴょんぴょん飛んでる。「神父さま~」と古川ロミオが抱きついたと思ったら神父さまがかなりの力で突き放した…!またここからコントが始まるのかと一瞬思ったけど、シリアストーン。前半遊びすぎたからかなぁと思ったけど、翌日の公演もそういう流れだったからちょっと変えたのかな?

 

決闘でティボルトを殺したあと、座り込んでしまった彼はなんだかもう魂がなく、死にそうだった。ベンヴォーリオにただ抱き締められるだけ。大公が「ヴェローナⅡ」を歌い始めて、ロミオを戒めるとガタガタと自分の罪の大きさに震える。それからの「憎しみ~エメ」辛い。死にそう(わたしも)。

マントヴァの場面もすごく…死にそうだった。魂が宿っていないというか、魂は肉体を離れてジュリエットとの思い出に浸っているというか。ベンヴォーリオがマントヴァに彼女の死を伝えにロミオに会いに行ったときも、今までは「ベンヴォーリオが会いに来てくれた!ジュリエットは!?なにか伝言は!?」って感じで喜びと期待があったのに、この日は「ベンヴォーリオ……どうして…?ジュリエットは…?なにか伝言は…?」声のトーンも低いし、めっちゃ病んでる人のよう。そこからの「ロミオの嘆き」、闇。死に取り込まれるかのような舞。

霊廟でジュリエットと対面したとき歌いながら嗚咽を漏らしていて、ちょっとやばかった(語彙力)

 

いくちゃんジュリエットがすごく良くなってる!!そして圧倒的なビジュアル。東京公演後半からそうだったけど、バルコニーでのキスの場面、古川ロミオは手で覆うのをやめたのですかね?ジュリエットと手を繋ぎながらのキスが美しい。パリスと結婚させられそうになるときの「嫌よ!」に強さが出ていて良きかな。

 

カテコの世界の王はみんなで踊ってた~。

 

この日はアフトク付きの回でした。古川くん、矢崎くん、小野くん、大ちゃんの4人。 ざっくりレポ(ニュアンスなので悪しからず。あと話してる人が違うかもしれないからご注意を←)

 

・司会に大阪公演の意気込みを、と言われて、4人同時に話し出す→古川「この4人は突っ込み役がいない」。大ちゃんはいじられ役→古川「大ちゃんはなんでも返してくれるから、つい甘えちゃう。」。古川「俺とぴろしは同じ種族」→矢崎「そうなの!?」

・大ちゃんはいい匂い。小野「稽古着で汗かいているはずのに、柔軟剤のいい匂いがする。」→古川「柔軟剤、胸ポケットに入れてるの?」→大ちゃん「むしろ服を柔軟剤に入れてるよね」→客席薄ら笑い→大ちゃん「憲章がくっついて匂い嗅いでる。顔をうずめてスーーーーーハッって。」→司会「そしたらあの決闘の場面でも」→古川「そしたら俺、二人の間に割って入ってすごい邪魔じゃんw」→小野「『なんで俺たちの間に割って入ったんだ』って」→古川「匂いが混ざっちゃうじゃんってw」

・大阪での過ごし方(矢崎編):矢崎「あんまりホテルの部屋から出ない。まだ外にご飯も食べに行ってない」「パリス役の川久保くんと大阪城までランニングしてる。6kmで往復12km。2日に1回くらいかな」→「そんなに走って大丈夫なの?」→矢崎「いまのところ大丈夫。でも筋肉痛とかじゃなくて関節が痛いんだよね。」(それ大丈夫って言わないんじゃないかなと思ったよ?w)→古川「え、片道6kmって往復12kmじゃん」→矢崎「それさっき言ったからね?w」

・大阪での過ごし方(小野編):小野「好きな串揚げのお店があって、そこに2日連続で行った」→大ちゃん「それって前言ってたお店?」→小野「え?話したっけ?」→大ちゃん「俺に話したこと忘れるなよ!」

・大阪での過ごし方(古川編):古川「 3~4年前からのお気に入りのカフェにいく。1789のときに大ちゃんも連れていったよね?」→大ちゃん「こいつ文句いいすぎなんですよ。こだわりが強いっていうか、些細なところが気になるというか。あれなんだっけ?」→古川「いや、店側が改善しよう改善しようとしたことが、俺にとっては全部悪い方悪い方になってるんですよ。コーヒーのミルクがどろどろなのがよかったのに、100均みたいにさらさらって水みたいなの。」→矢崎「え、コーヒーじゃなくてミルクなの?」→古川「ミルク」→矢崎 「それさ、発酵してるとかじゃなくて?w」→古川「 やめてよ。」→大ちゃん「あとカレーも何か言ってなかったっけ」→古川「野菜でしょ?焼いた野菜が乗ってるのが好きで食べてたのに、野菜がなくなったの」→大ちゃん「ほんと細かいんですよ」

 ・大阪での過ごし方(大ちゃん編):大ちゃん「ヒロ(広瀬くん)とホテルの部屋でUNOしてた」→司会「え、お二人で?」→大ちゃん「いや、憲章も一緒だったんですけど。」→古川「それさ、みんなでそれぞれの役でやりたいよねw」「『UNO!』『やめろ~~~♪』(←決闘の場面で争いを止めようとするときの)って」→大ちゃん「あ、いい具合に締まりましたね」

・最後の挨拶での小野くん:小野「東京公演から大阪公演の間でちょっとメンタルがやられるところがあったんですけど」→客席ざわざわ→小野「ちょっとメンタルがね。でも大丈夫です。」→大ちゃん「 詳しくはネットで調べてください」→客席 wwwwwwwww(盛大な拍手)

 

こんな感じかな?

大阪公演も更に高みを目指してくれるキャストの皆様に期待しております!

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017/2/12マチネ

あんなに手元にあったチケットが最後の1枚になってしまった。チケット取ったの全部去年の夏ごろなんですが、「やりすぎたかな…」って幕開くまで思ってたんです。もうね、8月の自分を誉めたい。よくやった!!クレカの請求なんのその!!

思い残すことがない。東京my千秋楽。

 

2/12マチネ:古川、木下、馬場、平間、渡辺、大貫

 

平間マーキューシオ、観る度お久しぶりですって言ってる気がする。赤坂それなりに通ったと思ったけど、結局3回しか会えていない。スケジュール組んだ人、出てこいや…!(輩) 髪の毛が銀髪に戻ってたけど、青色抜けたのかな?なんで地毛でやろうとしたのかな…?そこはウィッグじゃないの?(2回目)。

前はもっと「荒くれ者」っていう印象だったんだけど、人懐っこいというかロミオとベンのことが大好きなんだなぁと伝わってくる。大好きだからこそ「お前の家を憎む」なんだろうなぁ…。

 

馬場ベンヴォーリオがしょっぱなから飛ばしてたw 「いつか」の曲終わりで、ロミオを探して客席上手から登場するところ「ロミオくーん?ロミオくーん?」不意打ちで笑ったw  古川くんもフフッって笑ってたよね?w とても可愛かったです。

矢崎さんのベンヴォーリオ観ると「矢崎さん最高…!」って思うし、馬場さん観ると「やっぱり馬場さんも最高…!」ってなるから、本当にベンヴォーリオのWキャストは大正解ですね!イケコありがとう!2人ともそれぞれ違うけど、違ってもなおとてもよい。

決闘の場面も矢崎ベンと馬場ベンで立ち回り方。矢崎ベンは周囲の狂気をどうにかして止めなければと必死になだめているけど、馬場ベンは「どうしてこうなってしまったんだ」と悔しさと焦りが見える。

馬場ベンはみんなのお兄ちゃん、というかみんなのお母さん。マーキューシオが死んで、秋園モンタギュー夫人がマキュにすがり付いて泣くところ、馬場ベンが夫人の背中を擦ってたんです。彼自信も深く悲しんでいるはずなのに。どんだけ優しいのあの子は…!涙 自分よりも相手の悲しみに添おうとする。だからうずくまる古川ロミオを抱きしめる姿は母のようで、温かく包み込んでいる。

霊廟で二人を見つけたとき、馬場ベンはロミオをの顔を触れて驚いたように後ろに退いていた。彼の死が理解できない、信じられない、そんな印象。これロミオが結婚したと知ったときと同じ反応だなぁと。以前にも書いたけど、2幕冒頭にロミオが客席上手から登場して、「やぁ!」って感じでベンに手を差し出すけど、馬場ベンはその手を掴むことができない。理解できない、信じられない、信じたくない。

マントヴァでジュリエットの死を告げたとき、ロミオに「一人にしてくれ」と言われたあとの「くそっ…!」が、ここの場面をより深い後悔に引きずりこみますよね…辛い。

ちなみに、矢崎ベンは結婚したと知ったときは半信半疑な感じでロミオの手を掴む。そして霊廟で彼を見つけたときはその場から動けない。モンタギュー卿が矢崎ベンの肩をつかんでどかすほど。どっちも辛い。あぁ。ベンヴォーリオすごい好き。ものすごく長くなった。

 

木下ジュリエットは声が綺麗だなぁと改めて思った。パリスとの結婚を両親に強いられるときの「嫌よ!!!」が迫力あって好き。

 

古川ロミオ。 幕が開いたころはバルコニーでジュリエットが歌うのを聞いてるところとか、神父様が結婚式を挙げてくれるっていうときの喜びようが(> <)ってお顔してびっくりするくらい可愛かったんだけど、後半あたりは喜びかたが少し抑えめというか「男の子」になったなぁと。この日の教会でのやり取りで、さかけん神父の返しがツボったらしく古川くんが上向いて「あはははははっ」って笑いだしたw 「神父様、へんなツボに入っちゃったwww」とさかけんさんの前に崩れ落ちる→さかけん神父「ごめんごめん」ってなかなか愉快なことになってたww

 

ティボルトを刺して、自分のしたことに茫然としてうずくまった後、人を殺めてしまったことへの恐怖に震えが止まらない姿が痛々しい。そこからの「憎しみ~エメ」。大貫さんの死はまるで古川ロミオのなかから生まれた存在に見えた。自分の中に潜んでいた「憎しみ」。死との場面は息を詰めてしまう。

 

マントヴァでの「彼女なしの人生」。これまで観劇した中の記憶では、古川ロミオは顔を俯かせた状態から少し顔を上げたりしていたと思うんだけど、この日は顔を上げることすらできなかった。ずっと斜め下あたりに顔を向けていて…何というか「心が死んでしまった」と思った。ヴェローナを追放されて、「ジュリエットなしの人生なんて死刑と同じ」だった。

このときの木下ジュリエットも良かったんだよ~。ロレンス神父のところに駆け込んで相談するとき、立てずに座り込んでしまってたんです。パリスと結婚させられてしまうという少女の絶望がすごく伝わってきた。

 

霊廟の場面でのジュリエットと対面したときの古川ロミオ。幕が開いたときは悲しみにくれていて、声も震えていた印象だったんだけど、後半からは絶望が強くなった気がした。この日はあまりの悲しみに感情が失われた声で、だけどほんの少し震えていて、彼の絶望が感じられた。

ロミオやジュリエットが命を絶つとき、十字架にいる「死」に照明が当たって影がどうのこうのっていうのを以前書いたんだけど、

ta-ma27.hatenablog.com

ずっと双眼鏡族だったからこの日初めて気がついた(遅い)。照明が後ろからも当たっていて、十字架の影が二人の前方に大きく現れていた。死の影が二人を覆う。結婚式では二人を橋渡しするようだった死の影が、二人の最後には十字架の姿に。

 

この頃は色んなものを見逃すまいと集中してたから泣くことも少なくなっていたんだけど、どっぷりとロミジュリの世界に浸っていたのか、ロレンス神父の「なぜ」から涙が出てきた。若い二人の無垢な想い。あぁ…。「罪人~エメ」でぼろぼろ泣いてしまった。以前も書いたけど、岡パパがさ…!ジュリエットの駆け寄るんだけど触れないの!彼女に触れようと手を差し出すんだけどできないの…!「娘よ」で「お前が嫁ぐときにわたしは泣くだろう」って歌ってる岡パパの胸中を思うと胸が痛い…!涙

 

観るごとに前よりも良いと思える舞台だった。東京my楽は思い残すことないくらい素敵な公演でした!!

赤坂にこんなに行くことはもうないのではと思ってます(笑)

大阪公演も楽しみだ~

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017/2/11マチネ

幕が開いてから中4日以上観劇を空けたことがなかったようで、初めて中6日空けたら木曜あたりから体がRJを欲していた…なにこれ中毒症状なのかな…。

東京公演の終わりが見え始めて寂しいけど、舞台がどんどん良くなっているので楽しい面白い。

 

2/11マチネ:古川、木下、矢崎、小野、広瀬、大貫

 

古川くんと広瀬くんの組み合わせがわたしの観劇スケジュール上、この日で最後だっていうことに気が付いて、衝撃だった。梅芸の土日、なんで古川・広瀬の組み合わせがないのよ…?ダンダンッ 主催者出てこい!!(輩

 

広瀬ティボルト、すごく良くなってる…!!歌の高音部分も出るようになってる。ジュリエットを想っているときは優しく切ない歌声。家に突然パリスが求婚にやってきたときの表情、すごくいい。「ついにこの日が来てしまった」、「諦めなければならないのか」、「でもジュリエットを愛している」、っていう心の中の嵐が観てとれて切なくなる。それもあって決闘の場面でのモンタギュー家との争いのときは憎しみに溢れかえっている。これは彼の「歪められた正義心」なのか。「自由に人を愛する権利など『ない』…!」の叫びが辛い。

 

矢崎ベンヴォーリオ。良い(何度でも言う)。好き(何度でも言う)。一幕冒頭の「ヴェローナ」とか「世界の王」で、他の若者は争いあっているのに一人どこか地に足がついているというか余裕があるなとは思っていたんですが、踊り始める前のあの表情が好き。「仕方ねぇな」「めんどくさいけどやるか」って表情に加えて、首の後ろを指でぽりぽりって掻いていて、余裕綽々な感じにときめいてしまった…!!

決闘の場面でマーキューシオが殺され、ロミオがティボルトを殺した後の「代償」。これまではどちらかというと代償や裁きを求める両家の親に対する"怒り"を感じていたのですが、今日の矢崎ベンは怒りももちろんあるんだけど、マーキューシオの死の悲しみの奥底に沈んでいて、そして親友が人を殺してしまったことへの衝撃と悔しさとこれから自分たちはどうなってしまうんだろうという不安が合わさって涙声の叫びで。ぐっちゃぐちゃのベンヴォーリオの心が、とても苦しかった。ロミオをぐっと抱きしめて励ましているように見えていたけど、本当はロミオを抱きしめなきゃ自分の心も壊れそうなくらい彼も不安になっていたのかなと思うと辛くて泣きそうになった。右手で双眼鏡持ちながら(片手で持つ派)、左手は拳を握りしめていたよ…。

その流れからの「どうやって伝えよう」だったので、すごく胸にきた。辛くて苦しくて、また泣きそうになった。そしてここでも左手の拳を握りしめてた。

 

木下ジュリエットはロミオがヴェローナを追放されたあとから、少女から"女"になっている。薬を飲む前の表情、ジュリエットの強さが出ていて好き。

 

古川ロミオ。益々良くなっているのでは。バルコニーで携帯持ってないのと言われたとき「持ってないの……まじ…」って答えてたの可愛かったw

ロミジュリって舞台上から発せられるエネルギーを観客が受け止める熱気溢れる舞台だと思うんですが、ロミオと死の場面は観客のエネルギーを吸いとられているんじゃないかってくらい濃密で壮絶で。観客がその一点のみに集中している緊迫感がある。ものすごく疲れる(良い意味で)。古川ロミオの苦悩や不安にこちらも苦しくなる。美しいのに苦しい。大貫さんの死との組み合わせがとても好き。

 

 そういえば最初の両家の母親たちによる「憎しみ」のとき、「死」が中央で舞っているんだけど、そのときの振りでこのロミオとの場面と同じ振り付けってことに今更ながら気がついた。この古川くんと大貫さんの舞台写真の振り付け↓

 

 

あとロミオが「憎しみ~エメ」のときの「二人は引き離せない」のところでやる両手を組んでから真横に腕を引き離す振り付けを「僕は怖い」でロミオと死がやっていて「うぉっ…」ってなった。

観れば観るほど新たな発見が…

 

後から追記するかもだけど、とりあえずupしておく。

 

「ロミオ&ジュリエット」2017~憎しみと死について

2017年ロミジュリ、今回の舞台の全体的な感想をまとめておく。主には憎しみと死について。

 

新演出版ということで小池先生(以下、イケコ)が「失われた世界」というワードを制作発表で仰っていて、わたしの周囲はとてもざわつきましたが、「失われた世界」は「"自由に愛する権利が"失われた世界」なのか「"人々が愛し合って生きることが"失われた世界」なのか、単に「戦争で全てを失った世界」なのか。色々考えられるけど、これらをひっくるめてイケコのフィルターにかけたら「失われた世界」という言葉になったのかな。

 

わたしはティボルトもベンヴォーリオもマーキューシオも、ずっと「憎しみ」を憎んで生きていたと思っていて。小さい頃から「相手の家への憎しみ」を教えてこられて、「そういうものだ、そうしなければならない」という刷り込みと環境の中で育ってきた。ティボルトは「本当の俺じゃない」「こうしたのは大人たち」と切々と歌っているように、この憎しみから抜け出したいと思っているけどできない。

マーキューシオは小野さんの回を観劇することが多かったので、その目線になってしまうのですが、決闘の場面でロミオやベンヴォーリオに戦いはやめるんだと説得されているとき、すごく悔しそうな苦しそうな表情をしていて、「こうすることしかできない自分」へのやり場のない思いを感じた。そしてロミオがティボルトを刺した後、ベンヴォーリオの「俺たちは被害者だ」。この「俺"たち"」って複数形になっているのは憎しみを説き続けた大人たちへの怒りをずっと感じていたヴェローナの若者たちの叫びを代弁しているようで。「お前らがそういうふうに教えてきたんだろうが!」っていう。馬場くんも矢崎くんも、マーキューシオを抱きかかえて悲しみのどん底にいるのに、親たちが「代償」を訴えて始めるとふつふつと怒りが湧いてきているからみんな観て…。

 

それでもマーキューシオはティボルトを殺そうとし、ティボルトはマーキューシオを殺し、ロミオでさえもティボルトを殺した。そうそう、キャピュレット夫人も「憎むのはやめて」と言っていたのに、ティボルトが殺された時は「でなきゃ私が復讐する!」って言っちゃっているしね。

憎しみを憎んでいるのに、自分の中の憎しみを制御することができない彼ら。

 

そんな憎しみに満ち溢れたヴェローナには「死」が空気のように溶け込んでいる。争いの場面では必ず死の色が濃くなっていて。存在感の濃淡を表現できる大貫さん凄い。

 

結婚式の場面、死がセットの上の方にいて影を作っているのは知っていたのだけど、どうしても主役二人に目がいってしまっていて何をしているかはあんまり見えていなかったんです。死が作る影は最初ロミオだけにしかかかっていないんですね。ロミオの影は死の影。そしてロミオとジュリエットが結婚の誓いを立てたとき、死が二人の影になっていた。二人の未来を暗示するかのように。

  

そして霊廟の場面では、十字架の後ろの幕にピンスポの照明が当たって死の影ができるんだけど、死が作っている影なのにロミオの影に見えて。そしてロミオの死に気づいてジュリエットが後を追おうとするとき、また照明が当たって影ができるんだけど、それはジュリエットの影に見えて震えた。しかもその影は結婚式の時よりもずっと色濃い影。死がすぐ近くまで迫っている人間の影だった。

 

ロミオとジュリエットが命を落とし、両家の人間が霊廟に入ってきたとき、死は悦に入っているようで。十字架のキリストの顔を隠したりと神を崇める人間を嘲笑っているかのようだった。両家の父親が二人の遺体を引き離そうとするところとか、十字架からじっとりと人間を見下ろしていて、いつ争いが起きてもいいように(いつ人が死んでもいいように)待ち構えていた。だけど両家が和解をしたとき、ガクッガクッと体の自由がきかなくなり始めて、最後の「エメ」で"死"が死んだ。ずっと影のように死がまとわりついていたヴェローナから死が葬られた。

 

二人の死は悲劇だけど、ヴェローナを死から救い出した二人の愛の物語と受け取ることができるから感動して終えることができるんだろうなぁ。観劇の最初のほうは二人の死のあたりから泣いていたんだけど、中盤から両家の母親たちが「二人は愛し合っていたのよ…!!」と止めるとこから涙腺が危うくなり、ベンヴォーリオと乳母が二人の手をつなぎ合わせるところで泣いて、最後の「エメ」でボロボロ泣いている。伝聞情報なので真偽の程はわからないのですが、前回のロミジュリは二人は手を繋ぎあったままだったとか?とすると、やっぱりイケコはヴェローナの人々が二人の愛で和解するということを強調したかったのかなと思ってしまう。そしてそれは現実の世界ではとても難しいということも。

 

人類は今も「愛が全てを解決する物語」を希んで止まない。何故なら、それは「なかなか実現しない物語」だからである。

 

これはパンフレットに掲載されていたイケコのコメント。そのほかにもいろいろ語っています。(あ、パンフレットはビジュアルブックと一緒にご購入することをお勧めします。ちょうお勧め。美。1ページ目開いたとたん、あまりの美しさに1回本を閉じちゃうから。)

 

ロミオとジュリエットの愛でヴェローナから死が消えて平和を得られたけど、残された人々は罪を背負い続けるんだろうな。

ベンヴォーリオはロミオがティボルトを刺すことを止められなかったこと(マントヴァへジュリエットの死を伝えたことは後々ロレンス神父と話した後、死ぬほど苦しみそうだけど、これは純粋にロミオを想ったことなので当てはまらないかなと思っている)。乳母は両親と言い争いをした後、ジュリエットの様子がおかしかったのを見抜けなかったこと。ロレンス神父はジュリエットに薬を与えたこと、ロミオにきちんと伝えなかったこと。両家の母親は争いはやめてと言っていたけど、結局は夫の言うとおりにしかできなかったこと。両家の父親は争いをやめなかったこと。彼らは「罪人」。最後の「エメ」で「死」が死んだと上述しましたが、その「死」の死に様がまさに十字架にはりつけられたキリストと同じで。二人の愛は彼らの罪をすべて背負って犠牲になったということを示しているのかな…。真っ赤な十字架。

戦争の映像を流して「死」の舞から始まり、真っ赤な十字架に磔になった「死」で終わるのは、イケコはこれを訴えたかったのかなと思っている(以下パンフより抜粋)。「失われた世界」では憎しみの連鎖を止めることができたけど、現実の世界ではどうですか?っていうことを。

 

勢力と勢力が争いを止めるには、どれほどの死が必要なのだろう? 

  

 

最後にちょっと話が変わりますが、「ロミオの嘆き」の振り付けについて。ネットを徘徊していたら「RJの振り付けで、バレエでは二人が愛を確かめ合うこの振り付けがあの場面で」というような内容のものを見つけたので、ちょっと自分でも調べてみた。

バレエの動画を探してみた。

www.youtube.com

Royal Opera Houseの公式動画なのですが、Balcony pas de deux、バルコニーの場面で2人が幸せに溢れているところ。動画の3:08~3:09あたりをご覧いただくと、見えますでしょうか。薬売りの場面そのもの…。小㞍さんんんん…!!!!!ってなったよね(←振付師の方)。バレエでは愛の喜びの振り付けを、このミュージカルではロミオが死(薬売り)から毒をもらう振り付け…く、苦しい…うぅぅぅ。

そうすると同じく「ロミオの嘆き」で死の肩に腕を回してロミオがふわっと飛ぶ振り付けとか、「愛の翼」でジュリエットに会いに行こうとしているのかな…とか想像が膨らみますね…えぐられる…。意味のない振り付けなどないとは聞きますが、凄いなぁ…。そしてこういう教養があると世界がもっと広がるし、深みが増すんだよなぁ~。知識と教養、身に付けていきたい…(願望。

 

いろいろ書き連ねましたが、あくまでも個人的な見解なので悪しからず。

とりあえず声を大にして言いたいのは、ロミジュリ面白いからみんな観に来なよ!っていうことです。

東京公演も残りわずか、無事最後まで完走できますように!

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017/2/2ソワレ、2/4マチネ・ソワレ

東京公演折り返して全体的にすごく良くなってきている!!通っていても毎回楽しい!ってなるの凄い。2月に入ってようやく大野ロミオを観劇。

 

2/2マチネ:古川、生田、矢崎、小野、広瀬、宮尾

2/4マチネ:大野、木下、馬場、小野、渡辺、大貫

2/4ソワレ:古川、生田、矢崎、平間、広瀬、宮尾

 

●2/2マチネ

広瀬くんのティボルトが良くなってる!!1/29マチネのときに歌いかた変えてきたなぁとは思っていたのですが、まだ"広瀬くんの"ティボルトとしてはまだ出来上がっていない感じがしていて。広瀬くんだけでなく大ちゃんも「いつ切れるともわからないティボルト」に重きを置いているように見えて、ジュリエットの「あの強くて優しい従兄が…!」という台詞に共感できなかったんです。もうねーこういうの!待ってた!ちょっと遅ゴホォゴホォッ ジュリエットを見つめる目が優しくて切なくて、「禁じられた恋」に縛られて苦しんでいて。「ティボルト」と「本当の俺じゃない」、ジュリエットを想っているときの優しい甘い声!そう!これが広瀬ティボルト!!!と興奮した。

矢崎ベンヴォーリオ、好き(何度でも言う。2幕冒頭にロミオがジュリエットと結婚したことを知ったところにロミオが客席側から登場→ロミオが「やぁ!」って感じでベンに手を伸ばすんだけど、矢崎ベンは戸惑いながらも手を差し出すんですよね。「嘘だよな…?」とまだ信じることができない感じ。馬場ベンは手を差し出すことができないんですよね。衝撃が大きくて頭のなかの整理がついていない。

古川ロミオはいつ見ても美しくて儚くて美しくて。あ、バルコニーでの場面でいくちゃんジュリエットとキスするとき今まで手で隠していたと思ったんだけど、この日はジュリエットと手をつないだままキスしてて「ふぉっ!!」ってなった。(木下ジュリエットとはいつもそういう形でキスしてる)。あ~美しい~。

この日は小野マーキューシオの死と矢崎ベンのどうやって伝えようと岡パパの娘よで涙腺危うくなって、最後の両家の和解でぶわっときてしまった。最後のエメは何度見ても泣く。

カテコの世界の王はロミジュリ・モンタギュー夫妻・キャピュレット夫妻・ロレンス神父と乳母のペアで踊ってた~可愛い~。そして歌のフェイクは古川くんが御自ら!誰も歌いださなかったからかな?(笑) いいもん見れた!

 

●2/4マチネ

大野ロミオ初めまして。ずっと古川ロミオを観ていたのでとても新鮮でした。森のなかを歩いていった大野ロミオは恋人探しのついでに木登りとか釣りとか虫を見つけてきゃっきゃっしてそう(イメージ)。仲間たちとすくすく健康的に育ってきたんだなぁと感じる。古川ロミオは「こいつは俺らが守ってやらないと」ぐらいの心意気をマーキューシオとベンヴォーリオは持っていそう(イメージ)。出演が発表された時はいろいろと大丈夫なのか、と言われておりましたが思った以上に歌えていたし踊れていたと!努力されてきたんだなぁ。ただ、死との踊りの場面は…コンテンポラリーってセンスいるもんね…(暗。バレエっぽい動きがあったりするから、その辺は古川ロミオで見慣れていると「……頑張れ!」と思ってしまう。大野ロミオは太陽みたいなロミオだなと。明るい。ジュリエットと恋に落ちるときも猪突猛進!突き進め!と勢いがある。大野ロミオはキスシーン、がっつりしてる感じだったんだけど、いくちゃんジュリエットのときもそんな感じなのかな?いくちゃんファンのメンズ生きてる?大丈夫??古川ロミオはジュリエットを宝物のように大切に丁寧に触れている感じだから、美しさで言えば古川ロミオかなぁ(贔屓目もあるが。

この日は主役2人以外もしっかり見よう!と心づもりをして観劇したのですが、大貫さんがとてつもなく素晴らしかった…!!美しい踊りをしているとは思っていたのですが、もうね、観れば観るほど素晴らしい。空気のようにヴェローナの街中に溶け込んでいる「死」。徐々に存在感が出てくる過程がぞわっとする。宮尾さんは持って生まれた肉体が雄弁というか、「ここにいます!」と存在感がはっきりしているような?個人的には大貫さんの死が好きです。死については長くなりそうだから別記事で書く(予定。

(→死について書いた 2017/2/9追記)

ta-ma27.hatenablog.com

 

この日はなんといっても大ちゃんティボルト!いつの間にこんなに良くなってたの!?幕が開いた週にしか観てなくて、久しぶりではあったんですが。上にも書きましたが、広瀬くんも大ちゃんもティボルトの狂暴なところに重きを置いているようで、しっくりこなかったというか心に爪痕が残らないというか、もっと良くなるはずだよと思っていたんです。ほんとに!こういうの!待ってた!!大ちゃんティボルトは成就しようがない恋に苦しんでいて、でも掟を破ることはできないから諦めてはいる。だからただただジュリエットを守ることだけをしてきた。ジュリエットがあんなに純粋に育ってこれたのはティボルトのお陰なんだよ…小さい頃からずっとジュリエットのナイトだった。「ティボルト」や「本当の俺じゃない」が哀愁に溢れていてとても良かった!!ティボルトが死んだとき初めて悲しくなったよ。これが大ちゃんティボルト…!Wティボルトがよくなっていて興奮した。

木下ジュリエット、霊廟の場面でロミオに抱きつく流れが自然で好き。いくちゃんジュリエットは死んでいるかを確かめるためにロミオの胸に耳を当てるんだけど、木下ジュリエットは愛しのロミオが起きるのを待っていてくれた!→抱きつく→心臓が動いていない、っていう流れ。一気に突き落とされる。

そういえば馬場ベンは大野ロミオに対しては頬っぺたぺちぺちしてなかった。あれは対古川ロミオだけなのかな。確かに大野ロミオとマキュ・ベンは「俺たち友達♪」って感じだから、ちょっと違うか。

この日のカテコの世界の王は大貫さんがドセンできれっきれに踊ってた!!! 笑っちゃうくらいきれっきれで最高だった!! 

 

●2/4ソワレ

久しぶりの平間マーキューシオ!まだ2回目。なんでこんなに会えないんだろう(平日ソワレか土日の民なだけなのに)。噂には聞いておりましたが、髪の毛が青くなってた!前回は銀髪っぽい感じだった。というか男性陣は地毛率が高いんですか…?ウィッグだったら最初っから青色ですよね…?なぜ…??青色の人こそウィッグ必要でしょ…??

小野マーキューシオがずっと続いていたので、すごく新鮮。小野さんはキャンキャン吠える感じだったけど、平間さんはギラギラしている感じ。刹那的に生きているように見える。決闘の場面、なぜだか切なくなる。

広瀬ティボルトも上り調子でとても良い~。前から思っていたけど、「憎しみ」の後にたつきママに囁くように台詞言うのずるくない?ずるいよね??決闘の場面、「自由に愛する権利などない」という彼の絶叫が辛い。ジュリエットへの秘めた想い、"禁じられた掟"に縛られていた自分、ロミオは軽々と"敵の娘"と結ばれたというのに自分は…という悔しさ切なさが溢れていて苦しい。ティボルトが良くなると段違いに良くなる。

そして古川ロミオですよ。回を重ねるごとにすごく良くなってきてない??死との場面、息するの忘れるくらい見入ってる。一つ一つの表情と動きが見事にリンクしていて。美しい。ティボルトを刺した後、茫然自失としているのだけど、大公が「ヴェローナⅡ」を歌い諭し、嘆いているのを聴いて古川ロミオが徐々に震えだしてくるのが苦しい。自分がした罪の大きさに潰されそうになっている感じがして。「ロミオの嘆き」の歌いだし「世界のーーー」がね、好きなんですよ…。東宝さん、CD出しましょう??

カテコの世界の王は宮尾さん!!満を持してガウンを脱いだかと思ったら、バレエをご披露!!やっぱ凄いわ…人ってこんなに高くジャンプできるのかとかこんなに回れるのかとか、感嘆する。バレエも観てみたいなぁと思わせてくれる。

 

この日は古川くんと大野君、Wロミオのアフトクつきでした。二人とも話す内容がふわっふわしてて、古川くんも「これ大丈夫?」って都度言ってたけど、大丈夫ではなかったと思う(笑)

とりあえず大野くんはロミジュリ大好きすぎるし、古川くんのことも大好きなんだなっていうのはとても伝わったよ!

・4年間毎日ずっと車の中でロミジュリのCDを聴いている大野くん→古「それ、4年間飽きずに聞き続ける拓郎が凄いのか、そうさせるロミジュリの楽曲が凄いのかどっちなんだろうね」→大「どっちもかな!」。

・エリザでは同じ楽屋だったけど、今回は楽屋は別々で良かったと思っている古川くん→古「拓郎に楽屋が汚いって暴露されなくてすむから」→大「今は食べかけの飴を鏡の前に置いてないからね」→古「まだ食べれるじゃん!エコだよ!」→大「それでも汚いですけどね」→古「俺のMAXを汚いっていうな」

・ロミオ以外でやりたい役は→大「ゆうたさんがロミオで~~ジュリエット♥」→古「それ、大阪で期待していいの」→大「えっ?」→古「前、優くんがジュリエットでやったんだよ。バルコニーのシーン。」→大「え、どこやる?エメ?エメ?バルコニー??あ、ひばりは?ひばり!衣装とか準備しなくていいじゃん」

・古川くんはマーキューシオとティボルト挙げてた。

 

↑ニュアンスです。あとはWキャストのこととか、カテコで誰がやるかはスケジュールが書かれてて、該当の人がどうするか考えるっていう話をしていたかな。 

 

あんなにあったロミジュリのチケットが!!あとこれだけしかない!!悲しい

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017年1月分

ついこないだ初日を迎えたと思っていたのに、気が付いたら東京公演の折り返し!連日、赤坂ヴェローナに通っております。1/21~26はフランケンとのマチソワ。フランケンで諸々消耗→ロミジュリで回復、というのを繰り返していたw

もう2月に入ったけど、とりあえず1月分をまとめて!

 

1/21ソワレ:古川、木下、馬場、小野、渡辺、大貫

1/22ソワレ:古川、生田、馬場、小野、広瀬、大貫

1/26ソワレ:古川、生田、矢崎、小野、広瀬、宮尾

1/29マチネ:古川、木下、馬場、小野、広瀬、宮尾

 

ロミジュリ、2回目以降とても楽しくなる(もちろん初回も楽しかったけど)。ロミオはまだWキャストで観れていないのですが、その他のキャストは網羅。しかし、マーキューシオの平間さんとはなかなかお会いできない。

 「AED」「既読スルー」も個人的には馴染んできたというか何も感じなくなったので、突っ込むことはいたしません。むしろ客席で笑いが起きてると、「良かった…!」と安心する(何者)。最近AEDのわちゃわちゃが楽しみになってきている部分すらある。

 

●1/21ソワレ

ロミオとジュリエット以外が個人的初日からの役替わり。ベンヴォーリオの馬場さん、良い…!!矢崎さんとはまた違ったベンヴォーリオ。これぞWキャストの醍醐味。2人ともに言えるのだけど、ベンヴォーリオって周りと違って地に足がついているというか、唯一観客が同じ目線で見ることができる立ち位置で役的に難しいと思うんだけど(ほかの役がキャラ濃すぎなので)、めちゃくちゃ良い。「どうやって伝えよう」の苦しさと決意が胸に迫ってくる。「死」の大貫さん、宮尾さんと同じ振り付けなのに印象が全然違った。大貫さんはまさに影。気が付いたらそこにいる。「憎しみ~エメ」からどんどん存在感が出てくる様が圧巻。

古川ロミオの美しさ、凄いね。「ヴェローナ中の女を振り倒したお前」っていうベンの台詞、説得力ありすぎる。バルコニーの場面とか神父様の場面とかで喜びが溢れるとき、(> <)って顔するの可愛すぎない?この顔文字のまんま。

やっぱり初回は色々衝撃があったようで、見落としていたというか脳の処理が追いついていなかったのが多々あったと判明。ロミオと死の場面、めちゃめちゃ良い…!!(初見は「古川くんと宮尾さんがコンテンポラリーを踊りだしたぞ。綺麗だなぁ。あ、ダッシュして捌けていった…!」っていうくらいのあほな感想しか持ち合わせてなかった)(ひどい)。古川くん、バレエの基礎がある方だから体の動かし方が美しいんだよなぁ。180cm越えの彼がふわっと持ち上がったり、音もなく飛んだりしていて。でもその美しさの中がロミオの苦悩や恐怖で満ちていて、息をするのを忘れる。

今日はトートダンサーをされていた小南さんと田極さんを見つけようと意識を向けたら思った以上にすぐ見つかったw そして小南さんってこんなお声だったのね!という発見。想像していたよりも声が高かった(ちなみに小南さんはティボルトに「この写真撮ったのお前か」と詰め寄られて「いや、こいつです」って答える人)。

大人組の歌唱の安定感たるや。岡パパの「娘よ」はやっぱり泣いちゃう。そしてラストの「何故」「罪人~エメ」でも泣く。

  

●1/22ソワレ

初めましてのいくちゃんジュリエット。ほっそい!ちっこい!華奢!!お人形さん!!!という衝撃。現役アイドルのビジュアル凄い。圧倒的なビジュアルの説得力。そりゃあヴェローナ中の女を振り倒してきた古川ロミオが一瞬で恋に落ちるわけだ。古川ロミオを生田ジュリエットの並びが美しすぎて眩しい。きらっきらしてる。「天使の歌が聞こえる」とかすごくない?2人とも天使だよ?失礼ながら幕が開くまでは歌唱大丈夫かな、という不安もちょっとあったのですがしっかり歌えていて良かった!それにしても可愛い声。それが逆にパリスと結婚させられようとするとき、両親に放つ「嫌よ!」の台詞がまだ少女感が出てたのが惜しい。16歳っていう設定だから問題ないんだけど、個人的には木下ジュリエットの台詞の言い方とかが結構好みだなと。

後から友達に言われて気付いたのですが、いくちゃんジュリエットとのキスシーンはがっつりロミオの手で隠しているのですね!宝塚!すごい宝塚!!ひばりの場面はいくちゃんファンのメンズは生きているのだろうか…?わたしは死が出ている段階からがっつり双眼鏡構えてるけど。ほんっと美しい体。

ティボルトは広瀬くん。ビジュアル良いね~。ティボルトはキレッキレにやるのが主流なのかしら…?大ちゃんもおんなじ感じだったような。常に目を見開いて、イライラしている感じ。「ティボルト」の高音のところはちょっと苦しそうだった。頑張れ…!

ベンヴォーリオの馬場さん、良い。モンタギュー家一派と一緒にいるとき、後ろや脇の方でいろいろ遊んでいて思わず目で追ってしまう。世界の王のとき、古川ロミオとETみたいに指を突き合わせてるよね?可愛いね?馬場ベンはロミオに対して母性を感じるベンヴォーリオ。ふわふわしてるロミオをずっとお世話していたんだろうなぁという風景が浮かぶ。

そしてこの日はちょうどいくちゃんの20歳のお誕生日だったようで!マチネでお祝いしていたそうなので、ソワレはなさそうかなと思ったらしっかりやっておりました。カテコの世界の王でメインの男性陣が一人一本お花を持って順に贈呈して、ラストはたつきママからの贈呈でハグ。古川くんが「メンズの皆さん!今日は何の日かお分かりですね!」→客席メンズ「生田誕生日ー!(生誕?)」でまさかのC&R成立。「君らコンサートちゃうで!」と思ったけど、まぁそこはご愛敬ってことですかね。その後、全員で乃木坂46制服のマネキンを踊ってた~。可愛い。下手側の席だったのもあって、正面が大人組の方々だったので、踊りだしたとき思わずそっちに目がいったのですが、岡さんとかたつきさんとかさかけんさんとかも振りが完璧で、腕を伸ばす角度とかきれいに揃ってて「これぞ…!ミュージカル畑の役者の強み…!!」と興奮しました。古川くんもいくちゃんも可愛かった~~。最後幕が下りる間際に踊りだす古川くん可愛かったし、それに合わせて踊りだすいくちゃんも可愛かった。いいもの見れた!いくちゃん、20歳おめでとうございました!ありがとうございました!

  

●1/26ソワレ

この日は上手前方の席。手持ちのチケットは下手側が多かったので、貴重な上手側。今回オケピないから、ステージと客席の距離感が異様に近くて、チケ取ったときは前方っていう意識はあんまりなかったんだけど、実際席に着くと近い。肉眼で見える世界ありがとう。演者の熱気と圧をとても感じる。

この席に入るからには見たかった、ティボルトを刺すまでの古川ロミオの顔。凄かった…!マーキューシオの死で深い悲しみのなかにいたのに、目のなかに青い炎が一瞬で燃え上がった。怒りと憎しみの炎。とんでもないもの観た気分。そこからの「憎しみ~エメ」の弱りきったロミオが苦しい。でも美しい。

1/22のときに、「い、いまのは…!?」と思ったのが仮面舞踏会のときにロミオとジュリエットが踊るシーン。振り付けのなかに相手と組んだ手の下から古川ロミオがジュリエットの顔を覗き込んでるのは見えていたんだけど、この日はいくちゃんジュリエットとがっつり目を合わせていてとても良かった…。いくちゃんもしっかり目を合わせてた!天使かな。

ベンヴォーリオの矢崎さんは初日ぶり。軽率に「……好き!」ってなる。馬場ベンは母性のような温かみを感じるんだけど、矢崎ベンは強い絆で繋がった幼馴染、という印象。馬場くんはティボルトを殺したあととか茫然自失となっている古川ロミオの顔をぺちぺち触ってぎゅっと抱きしめてあげている。母。対して矢崎ベンはぐっと抱き留めている感じ。あーーーどっちも好きです!「どうやって伝えよう」が友達を想って苦悩するベンヴォーリオにこちらも苦しくなって泣きそうになる。「この俺しかいない」の時の目と声が力強くてとても好きです。

カテコの世界の王は1789メンバー( ;∀;)。と言いつつも観ているときは「古川くん!広瀬くん!岡さんも!あ、さかけんさんも!!」とメンバーは認識していたんだけど、何括りなんだろう?と思っていて(おい)。帰り道で調べたよね~というか友達が調べてくれたよね~。大ちゃんブログで教えてくれてありがとう!1789の再演は2018年ですよね?(定期)

 

●1/29マチネ

この日は下手前方の席。東京公演で最も舞台に近い席。やばい。ロミオの登場シーン、古川ロミオがけっこう近いところを通ったんだけど、美しすぎて光りすぎて、ぽかーんとしてしまったよ?圧倒的な美を前にすると人は表情を失う(自分)。遠めに見ても顔ちっちゃいなぁスタイルいいなぁと思っていたんですが、近くで見ても顔ちっちゃくてスタイル良くて、「凄い…」としか思えなかった。1/26よりも2列しか前になってないのに、圧が!舞台からの圧が!!指数関数的に上がるんだけど!!ほぼほぼ肉眼で観れる幸せ。ロミオと死の場面、どうしても双眼鏡だとロミオを追っかけてしまうので肉眼で2人が画角に入ってくるありがたみ。踊りだけじゃなくひとつひとつの表情がすごく良いんだよなぁ。苦悩と恐怖とジュリエットへの愛。ダンスのクオリティも日に日に上がっているんじゃないでしょうか。

上手側なので「マブの女王」のときのロミオとベンのわちゃわちゃがよく見えたのですが、馬場ベンがなんか古川ロミオの脛を蹴ったりしていたwあれはいったいwwとりあえず可愛かった。

小野マーキューシオ、観れば観るほど良い。観劇初めの方はキャンキャン吠えてるのに、死の間際に急に良い人でてきたな!と頭の中に「?」が出てたんですが、そこに至るまでの表情しっかり観て!!(先日、ACT近くの飲食店でご飯していた時に隣に座った若い女性へのメッセージ←) ベンヴォーリオもティボルトもマーキューシオも、先頭切って争い事を起こしているけど、全員心の底では「憎しみを憎んでいる」んですよ。決闘の場面でベンやロミオに説得されている時、すごく悔しそうなつらそうな表情を時折見せていて「わかっているんだけど、こうすることしかできない自分」が伝わってくる。だから死に際の「俺は憎むお前の家を」がとても辛いし、「ジュリエットを最期まで愛し続けるんだ」が本当のマーキューシオの想いなんだよね。小野マーキューシオ、すごく良い!

広瀬ティボルト、徐々に良くなってきたかな…。あともうひと踏ん張り頑張れ…!!

 

 

2月も観劇重ねてるからそこら辺の感想も合わさっちゃってる部分あるけど、気にしない。ロミジュリ楽しいからみんな観に来なよ~~と勧めたくなる。(フランケンとか真悟とかはちょっと好みが分かれそうだから)

当日券、立ち見券もありますので、と座長の古川くんがカテコの挨拶で毎回仰ってるので気になる方はぜひに。