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ただの備忘録

現場を振り返ることを枷にして記憶の定着を図る。つまりただの備忘録。

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017/2/2ソワレ、2/4マチネ・ソワレ

東京公演折り返して全体的にすごく良くなってきている!!通っていても毎回楽しい!ってなるの凄い。2月に入ってようやく大野ロミオを観劇。

 

2/2マチネ:古川、生田、矢崎、小野、広瀬、宮尾

2/4マチネ:大野、木下、馬場、小野、渡辺、大貫

2/4ソワレ:古川、生田、矢崎、平間、広瀬、宮尾

 

●2/2マチネ

広瀬くんのティボルトが良くなってる!!1/29マチネのときに歌いかた変えてきたなぁとは思っていたのですが、まだ"広瀬くんの"ティボルトとしてはまだ出来上がっていない感じがしていて。広瀬くんだけでなく大ちゃんも「いつ切れるともわからないティボルト」に重きを置いているように見えて、ジュリエットの「あの強くて優しい従兄が…!」という台詞に共感できなかったんです。もうねーこういうの!待ってた!ちょっと遅ゴホォゴホォッ ジュリエットを見つめる目が優しくて切なくて、「禁じられた恋」に縛られて苦しんでいて。「ティボルト」と「本当の俺じゃない」、ジュリエットを想っているときの優しい甘い声!そう!これが広瀬ティボルト!!!と興奮した。

矢崎ベンヴォーリオ、好き(何度でも言う。2幕冒頭にロミオがジュリエットと結婚したことを知ったところにロミオが客席側から登場→ロミオが「やぁ!」って感じでベンに手を伸ばすんだけど、矢崎ベンは戸惑いながらも手を差し出すんですよね。「嘘だよな…?」とまだ信じることができない感じ。馬場ベンは手を差し出すことができないんですよね。衝撃が大きくて頭のなかの整理がついていない。

古川ロミオはいつ見ても美しくて儚くて美しくて。あ、バルコニーでの場面でいくちゃんジュリエットとキスするとき今まで手で隠していたと思ったんだけど、この日はジュリエットと手をつないだままキスしてて「ふぉっ!!」ってなった。(木下ジュリエットとはいつもそういう形でキスしてる)。あ~美しい~。

この日は小野マーキューシオの死と矢崎ベンのどうやって伝えようと岡パパの娘よで涙腺危うくなって、最後の両家の和解でぶわっときてしまった。最後のエメは何度見ても泣く。

カテコの世界の王はロミジュリ・モンタギュー夫妻・キャピュレット夫妻・ロレンス神父と乳母のペアで踊ってた~可愛い~。そして歌のフェイクは古川くんが御自ら!誰も歌いださなかったからかな?(笑) いいもん見れた!

 

●2/4マチネ

大野ロミオ初めまして。ずっと古川ロミオを観ていたのでとても新鮮でした。森のなかを歩いていった大野ロミオは恋人探しのついでに木登りとか釣りとか虫を見つけてきゃっきゃっしてそう(イメージ)。仲間たちとすくすく健康的に育ってきたんだなぁと感じる。古川ロミオは「こいつは俺らが守ってやらないと」ぐらいの心意気をマーキューシオとベンヴォーリオは持っていそう(イメージ)。出演が発表された時はいろいろと大丈夫なのか、と言われておりましたが思った以上に歌えていたし踊れていたと!努力されてきたんだなぁ。ただ、死との踊りの場面は…コンテンポラリーってセンスいるもんね…(暗。バレエっぽい動きがあったりするから、その辺は古川ロミオで見慣れていると「……頑張れ!」と思ってしまう。大野ロミオは太陽みたいなロミオだなと。明るい。ジュリエットと恋に落ちるときも猪突猛進!突き進め!と勢いがある。大野ロミオはキスシーン、がっつりしてる感じだったんだけど、いくちゃんジュリエットのときもそんな感じなのかな?いくちゃんファンのメンズ生きてる?大丈夫??古川ロミオはジュリエットを宝物のように大切に丁寧に触れている感じだから、美しさで言えば古川ロミオかなぁ(贔屓目もあるが。

この日は主役2人以外もしっかり見よう!と心づもりをして観劇したのですが、大貫さんがとてつもなく素晴らしかった…!!美しい踊りをしているとは思っていたのですが、もうね、観れば観るほど素晴らしい。空気のようにヴェローナの街中に溶け込んでいる「死」。徐々に存在感が出てくる過程がぞわっとする。宮尾さんは持って生まれた肉体が雄弁というか、「ここにいます!」と存在感がはっきりしているような?個人的には大貫さんの死が好きです。死については長くなりそうだから別記事で書く(予定。

(→死について書いた 2017/2/9追記)

ta-ma27.hatenablog.com

 

この日はなんといっても大ちゃんティボルト!いつの間にこんなに良くなってたの!?幕が開いた週にしか観てなくて、久しぶりではあったんですが。上にも書きましたが、広瀬くんも大ちゃんもティボルトの狂暴なところに重きを置いているようで、しっくりこなかったというか心に爪痕が残らないというか、もっと良くなるはずだよと思っていたんです。ほんとに!こういうの!待ってた!!大ちゃんティボルトは成就しようがない恋に苦しんでいて、でも掟を破ることはできないから諦めてはいる。だからただただジュリエットを守ることだけをしてきた。ジュリエットがあんなに純粋に育ってこれたのはティボルトのお陰なんだよ…小さい頃からずっとジュリエットのナイトだった。「ティボルト」や「本当の俺じゃない」が哀愁に溢れていてとても良かった!!ティボルトが死んだとき初めて悲しくなったよ。これが大ちゃんティボルト…!Wティボルトがよくなっていて興奮した。

木下ジュリエット、霊廟の場面でロミオに抱きつく流れが自然で好き。いくちゃんジュリエットは死んでいるかを確かめるためにロミオの胸に耳を当てるんだけど、木下ジュリエットは愛しのロミオが起きるのを待っていてくれた!→抱きつく→心臓が動いていない、っていう流れ。一気に突き落とされる。

そういえば馬場ベンは大野ロミオに対しては頬っぺたぺちぺちしてなかった。あれは対古川ロミオだけなのかな。確かに大野ロミオとマキュ・ベンは「俺たち友達♪」って感じだから、ちょっと違うか。

この日のカテコの世界の王は大貫さんがドセンできれっきれに踊ってた!!! 笑っちゃうくらいきれっきれで最高だった!! 

 

●2/4ソワレ

久しぶりの平間マーキューシオ!まだ2回目。なんでこんなに会えないんだろう(平日ソワレか土日の民なだけなのに)。噂には聞いておりましたが、髪の毛が青くなってた!前回は銀髪っぽい感じだった。というか男性陣は地毛率が高いんですか…?ウィッグだったら最初っから青色ですよね…?なぜ…??青色の人こそウィッグ必要でしょ…??

小野マーキューシオがずっと続いていたので、すごく新鮮。小野さんはキャンキャン吠える感じだったけど、平間さんはギラギラしている感じ。刹那的に生きているように見える。決闘の場面、なぜだか切なくなる。

広瀬ティボルトも上り調子でとても良い~。前から思っていたけど、「憎しみ」の後にたつきママに囁くように台詞言うのずるくない?ずるいよね??決闘の場面、「自由に愛する権利などない」という彼の絶叫が辛い。ジュリエットへの秘めた想い、"禁じられた掟"に縛られていた自分、ロミオは軽々と"敵の娘"と結ばれたというのに自分は…という悔しさ切なさが溢れていて苦しい。ティボルトが良くなると段違いに良くなる。

そして古川ロミオですよ。回を重ねるごとにすごく良くなってきてない??死との場面、息するの忘れるくらい見入ってる。一つ一つの表情と動きが見事にリンクしていて。美しい。ティボルトを刺した後、茫然自失としているのだけど、大公が「ヴェローナⅡ」を歌い諭し、嘆いているのを聴いて古川ロミオが徐々に震えだしてくるのが苦しい。自分がした罪の大きさに潰されそうになっている感じがして。「ロミオの嘆き」の歌いだし「世界のーーー」がね、好きなんですよ…。東宝さん、CD出しましょう??

カテコの世界の王は宮尾さん!!満を持してガウンを脱いだかと思ったら、バレエをご披露!!やっぱ凄いわ…人ってこんなに高くジャンプできるのかとかこんなに回れるのかとか、感嘆する。バレエも観てみたいなぁと思わせてくれる。

 

この日は古川くんと大野君、Wロミオのアフトクつきでした。二人とも話す内容がふわっふわしてて、古川くんも「これ大丈夫?」って都度言ってたけど、大丈夫ではなかったと思う(笑)

とりあえず大野くんはロミジュリ大好きすぎるし、古川くんのことも大好きなんだなっていうのはとても伝わったよ!

・4年間毎日ずっと車の中でロミジュリのCDを聴いている大野くん→古「それ、4年間飽きずに聞き続ける拓郎が凄いのか、そうさせるロミジュリの楽曲が凄いのかどっちなんだろうね」→大「どっちもかな!」。

・エリザでは同じ楽屋だったけど、今回は楽屋は別々で良かったと思っている古川くん→古「拓郎に楽屋が汚いって暴露されなくてすむから」→大「今は食べかけの飴を鏡の前に置いてないからね」→古「まだ食べれるじゃん!エコだよ!」→大「それでも汚いですけどね」→古「俺のMAXを汚いっていうな」

・ロミオ以外でやりたい役は→大「ゆうたさんがロミオで~~ジュリエット♥」→古「それ、大阪で期待していいの」→大「えっ?」→古「前、優くんがジュリエットでやったんだよ。バルコニーのシーン。」→大「え、どこやる?エメ?エメ?バルコニー??あ、ひばりは?ひばり!衣装とか準備しなくていいじゃん」

・古川くんはマーキューシオとティボルト挙げてた。

 

↑ニュアンスです。あとはWキャストのこととか、カテコで誰がやるかはスケジュールが書かれてて、該当の人がどうするか考えるっていう話をしていたかな。 

 

あんなにあったロミジュリのチケットが!!あとこれだけしかない!!悲しい

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017年1月分

ついこないだ初日を迎えたと思っていたのに、気が付いたら東京公演の折り返し!連日、赤坂ヴェローナに通っております。1/21~26はフランケンとのマチソワ。フランケンで諸々消耗→ロミジュリで回復、というのを繰り返していたw

もう2月に入ったけど、とりあえず1月分をまとめて!

 

1/21ソワレ:古川、木下、馬場、小野、渡辺、大貫

1/22ソワレ:古川、生田、馬場、小野、広瀬、大貫

1/26ソワレ:古川、生田、矢崎、小野、広瀬、宮尾

1/29マチネ:古川、木下、馬場、小野、広瀬、宮尾

 

ロミジュリ、2回目以降とても楽しくなる(もちろん初回も楽しかったけど)。ロミオはまだWキャストで観れていないのですが、その他のキャストは網羅。しかし、ベンヴォーリオの平間さんとはなかなかお会いできない。

 「AED」「既読スルー」も個人的には馴染んできたというか何も感じなくなったので、突っ込むことはいたしません。むしろ客席で笑いが起きてると、「良かった…!」と安心する(何者)。最近AEDのわちゃわちゃが楽しみになってきている部分すらある。

 

●1/21ソワレ

ロミオとジュリエット以外が個人的初日からの役替わり。ベンヴォーリオの馬場さん、良い…!!矢崎さんとはまた違ったベンヴォーリオ。これぞWキャストの醍醐味。2人ともに言えるのだけど、ベンヴォーリオって周りと違って地に足がついているというか、唯一観客が同じ目線で見ることができる立ち位置で役的に難しいと思うんだけど(ほかの役がキャラ濃すぎなので)、めちゃくちゃ良い。「どうやって伝えよう」の苦しさと決意が胸に迫ってくる。「死」の大貫さん、宮尾さんと同じ振り付けなのに印象が全然違った。大貫さんはまさに影。気が付いたらそこにいる。「憎しみ~エメ」からどんどん存在感が出てくる様が圧巻。

古川ロミオの美しさ、凄いね。「ヴェローナ中の女を振り倒したお前」っていうベンの台詞、説得力ありすぎる。バルコニーの場面とか神父様の場面とかで喜びが溢れるとき、(> <)って顔するの可愛すぎない?この顔文字のまんま。

やっぱり初回は色々衝撃があったようで、見落としていたというか脳の処理が追いついていなかったのが多々あったと判明。ロミオと死の場面、めちゃめちゃ良い…!!(初見は「古川くんと宮尾さんがコンテンポラリーを踊りだしたぞ。綺麗だなぁ。あ、ダッシュして捌けていった…!」っていうくらいのあほな感想しか持ち合わせてなかった)(ひどい)。古川くん、バレエの基礎がある方だから体の動かし方が美しいんだよなぁ。180cm越えの彼がふわっと持ち上がったり、音もなく飛んだりしていて。でもその美しさの中がロミオの苦悩や恐怖で満ちていて、息をするのを忘れる。

今日はトートダンサーをされていた小南さんと田極さんを見つけようと意識を向けたら思った以上にすぐ見つかったw そして小南さんってこんなお声だったのね!という発見。想像していたよりも声が高かった(ちなみに小南さんはティボルトに「この写真撮ったのお前か」と詰め寄られて「いや、こいつです」って答える人)。

大人組の歌唱の安定感たるや。岡パパの「娘よ」はやっぱり泣いちゃう。そしてラストの「何故」「罪人~エメ」でも泣く。

  

●1/22ソワレ

初めましてのいくちゃんジュリエット。ほっそい!ちっこい!華奢!!お人形さん!!!という衝撃。現役アイドルのビジュアル凄い。圧倒的なビジュアルの説得力。そりゃあヴェローナ中の女を振り倒してきた古川ロミオが一瞬で恋に落ちるわけだ。古川ロミオを生田ジュリエットの並びが美しすぎて眩しい。きらっきらしてる。「天使の歌が聞こえる」とかすごくない?2人とも天使だよ?失礼ながら幕が開くまでは歌唱大丈夫かな、という不安もちょっとあったのですがしっかり歌えていて良かった!それにしても可愛い声。それが逆にパリスと結婚させられようとするとき、両親に放つ「嫌よ!」の台詞がまだ少女感が出てたのが惜しい。16歳っていう設定だから問題ないんだけど、個人的には木下ジュリエットの台詞の言い方とかが結構好みだなと。

後から友達に言われて気付いたのですが、いくちゃんジュリエットとのキスシーンはがっつりロミオの手で隠しているのですね!宝塚!すごい宝塚!!ひばりの場面はいくちゃんファンのメンズは生きているのだろうか…?わたしは死が出ている段階からがっつり双眼鏡構えてるけど。ほんっと美しい体。

ティボルトは広瀬くん。ビジュアル良いね~。ティボルトはキレッキレにやるのが主流なのかしら…?大ちゃんもおんなじ感じだったような。常に目を見開いて、イライラしている感じ。「ティボルト」の高音のところはちょっと苦しそうだった。頑張れ…!

ベンヴォーリオの馬場さん、良い。モンタギュー家一派と一緒にいるとき、後ろや脇の方でいろいろ遊んでいて思わず目で追ってしまう。世界の王のとき、古川ロミオとETみたいに指を突き合わせてるよね?可愛いね?馬場ベンはロミオに対して母性を感じるベンヴォーリオ。ふわふわしてるロミオをずっとお世話していたんだろうなぁという風景が浮かぶ。

そしてこの日はちょうどいくちゃんの20歳のお誕生日だったようで!マチネでお祝いしていたそうなので、ソワレはなさそうかなと思ったらしっかりやっておりました。カテコの世界の王でメインの男性陣が一人一本お花を持って順に贈呈して、ラストはたつきママからの贈呈でハグ。古川くんが「メンズの皆さん!今日は何の日かお分かりですね!」→客席メンズ「生田誕生日ー!(生誕?)」でまさかのC&R成立。「君らコンサートちゃうで!」と思ったけど、まぁそこはご愛敬ってことですかね。その後、全員で乃木坂46制服のマネキンを踊ってた~。可愛い。下手側の席だったのもあって、正面が大人組の方々だったので、踊りだしたとき思わずそっちに目がいったのですが、岡さんとかたつきさんとかさかけんさんとかも振りが完璧で、腕を伸ばす角度とかきれいに揃ってて「これぞ…!ミュージカル畑の役者の強み…!!」と興奮しました。古川くんもいくちゃんも可愛かった~~。最後幕が下りる間際に踊りだす古川くん可愛かったし、それに合わせて踊りだすいくちゃんも可愛かった。いいもの見れた!いくちゃん、20歳おめでとうございました!ありがとうございました!

  

●1/26ソワレ

この日は上手前方の席。手持ちのチケットは下手側が多かったので、貴重な上手側。今回オケピないから、ステージと客席の距離感が異様に近くて、チケ取ったときは前方っていう意識はあんまりなかったんだけど、実際席に着くと近い。肉眼で見える世界ありがとう。演者の熱気と圧をとても感じる。

この席に入るからには見たかった、ティボルトを刺すまでの古川ロミオの顔。凄かった…!マーキューシオの死で深い悲しみのなかにいたのに、目のなかに青い炎が一瞬で燃え上がった。怒りと憎しみの炎。とんでもないもの観た気分。そこからの「憎しみ~エメ」の弱りきったロミオが苦しい。でも美しい。

1/22のときに、「い、いまのは…!?」と思ったのが仮面舞踏会のときにロミオとジュリエットが踊るシーン。振り付けのなかに相手と組んだ手の下から古川ロミオがジュリエットの顔を覗き込んでるのは見えていたんだけど、この日はいくちゃんジュリエットとがっつり目を合わせていてとても良かった…。いくちゃんもしっかり目を合わせてた!天使かな。

ベンヴォーリオの矢崎さんは初日ぶり。軽率に「……好き!」ってなる。馬場ベンは母性のような温かみを感じるんだけど、矢崎ベンは強い絆で繋がった幼馴染、という印象。馬場くんはティボルトを殺したあととか茫然自失となっている古川ロミオの顔をぺちぺち触ってぎゅっと抱きしめてあげている。母。対して矢崎ベンはぐっと抱き留めている感じ。あーーーどっちも好きです!「どうやって伝えよう」が友達を想って苦悩するベンヴォーリオにこちらも苦しくなって泣きそうになる。「この俺しかいない」の時の目と声が力強くてとても好きです。

カテコの世界の王は1789メンバー( ;∀;)。と言いつつも観ているときは「古川くん!広瀬くん!岡さんも!あ、さかけんさんも!!」とメンバーは認識していたんだけど、何括りなんだろう?と思っていて(おい)。帰り道で調べたよね~というか友達が調べてくれたよね~。大ちゃんブログで教えてくれてありがとう!1789の再演は2018年ですよね?(定期)

 

●1/29マチネ

この日は下手前方の席。東京公演で最も舞台に近い席。やばい。ロミオの登場シーン、古川ロミオがけっこう近いところを通ったんだけど、美しすぎて光りすぎて、ぽかーんとしてしまったよ?圧倒的な美を前にすると人は表情を失う(自分)。遠めに見ても顔ちっちゃいなぁスタイルいいなぁと思っていたんですが、近くで見ても顔ちっちゃくてスタイル良くて、「凄い…」としか思えなかった。1/26よりも2列しか前になってないのに、圧が!舞台からの圧が!!指数関数的に上がるんだけど!!ほぼほぼ肉眼で観れる幸せ。ロミオと死の場面、どうしても双眼鏡だとロミオを追っかけてしまうので肉眼で2人が画角に入ってくるありがたみ。踊りだけじゃなくひとつひとつの表情がすごく良いんだよなぁ。苦悩と恐怖とジュリエットへの愛。ダンスのクオリティも日に日に上がっているんじゃないでしょうか。

上手側なので「マブの女王」のときのロミオとベンのわちゃわちゃがよく見えたのですが、馬場ベンがなんか古川ロミオの脛を蹴ったりしていたwあれはいったいwwとりあえず可愛かった。

小野マーキューシオ、観れば観るほど良い。観劇初めの方はキャンキャン吠えてるのに、死の間際に急に良い人でてきたな!と頭の中に「?」が出てたんですが、そこに至るまでの表情しっかり観て!!(先日、ACT近くの飲食店でご飯していた時に隣に座った若い女性へのメッセージ←) ベンヴォーリオもティボルトもマーキューシオも、先頭切って争い事を起こしているけど、全員心の底では「憎しみを憎んでいる」んですよ。決闘の場面でベンやロミオに説得されている時、すごく悔しそうなつらそうな表情を時折見せていて「わかっているんだけど、こうすることしかできない自分」が伝わってくる。だから死に際の「俺は憎むお前の家を」がとても辛いし、「ジュリエットを最期まで愛し続けるんだ」が本当のマーキューシオの想いなんだよね。小野マーキューシオ、すごく良い!

広瀬ティボルト、徐々に良くなってきたかな…。あともうひと踏ん張り頑張れ…!!

 

 

2月も観劇重ねてるからそこら辺の感想も合わさっちゃってる部分あるけど、気にしない。ロミジュリ楽しいからみんな観に来なよ~~と勧めたくなる。(フランケンとか真悟とかはちょっと好みが分かれそうだから)

当日券、立ち見券もありますので、と座長の古川くんがカテコの挨拶で毎回仰ってるので気になる方はぜひに。

「フランケンシュタイン」@日生劇場 2017/1/28マチネ

しんどい。

柿澤小西、しんどい。

 

粘って粘ってチケット探して、当初は諦めていたかきこに回を観劇できました!!諦めなくて本当に良かった…!!東京my千秋楽。

 

ビクター/ジャック:柿澤、アンリ/怪物:小西

 

柿澤×加藤の組み合わせでかきビクターにやられ、中川×小西の組み合わせで小西アンリにやられ、しんどい×しんどいの組み合わせやばい…と観劇数日前からとてもしんどかった。結果、やっぱりしんどかった。「しんどい」「苦しい」がとても多く出てきます。語彙力こい。

 

あきビクターの感想と同じこと書いている部分もあるけど気にせず書く。 

ta-ma27.hatenablog.com

 

かきビクター好き。やっぱり柿澤くんの歌が好きだ。怒りや悲しみで感情がむき出しになったときの歌声がたまらない。1幕のビクター、ほんっとに苦しかった(わたしが)。2幕のジャック、ほんっとにゲスだった(かきざわが)。

 

小西アンリ、戦場で初めてビクターと出会ったとき、それまで死んだような目をしていたのに光が灯ったのが見えた。これがのちの「恋をした」とき。

かきビクターは周りの人に対して尊大だったり、自信過剰だったりで普通なら煙たがれる存在。だけどそれは「自分を守るため」のようにも見えて。「呪われた子」と蔑まれないように、自分を大きく見せているように感じた。戦争から帰還して屋敷に入った瞬間の不安げな表情だったり、久しぶりに再会したジュリアやエレンともうまく目を合わすことができなかったり、実験で失敗が続いてもう駄目だとやけ酒したりと、どこか幼い子供のようなところがあって憎めない。

酒場の場面って唯一の明るい場面だと思うんですが、ほんと心のオアシス。小西アンリが「ここは僕がおごる」と宣言して、客たちがうぇーいってアンリを輪の中に入れて騒ぎ立ててたところ、かきビクターは端っこにひとりぽつんと羨ましそうに寂しそうに立ってて(加藤アンリのときもそうだったかもしれないのだけど、ちょっと記憶にない←)。子供のころから友達もおらず1人で生きてきたのがありありと出てて、苦しくなった。人との関わり方がわからないんだよね。その場面、あきビクターは面白そうに見てたような気がするけど、自分の記憶に自信がない。だけどあきビクターは客たちの中にうぇーいって自分で飛び込むことができそうな感じはする。かきビクターは絶対できない。

小西アンリ、ビクターが「飲~み干そう♪」って歌うと追いかけるように「飲み干そう」って囁くように歌うのがすっごい好き。ときめいてしまった。最後のほうに2人が酒場のテーブルの真ん中に座るとき、かきビクターが小西アンリの右足に自分の左足を乗せて座っているのを見て、双眼鏡を握る手に力が入りました。甘えちゃってる感じがものすごく可愛いね…??オケピに吐いて「I'm sorry」って言うし(そしてその下に位置する演奏者の方@オケピ がスコアでガードするっていうw)。最後は酔っぱらって二人で大の字になってる光景、この後起こることを考えると尊くて辛くなった。

ルンゲとのやり取りは「ルンゲ…(ちゅっ) お前は…(ちゅっ) ほんとに…(ちゅっ) いいやつ…(ちゅっ) だ…(ちゅちゅちゅちゅちゅ)」と、片頬ずつ→おでこ→鼻→口の順かな?でめっちゃちゅーしてた。そして小西アンリもかきビクターと同じようにちゅっちゅしてて、ルンゲ役得すぎたw

 

そっからの裁判の場面で落差が激しい。観劇中、動悸がひどかった。

椅子に体育座りして考え込むかきビクターが子供のような幼さを放っていて苦しい。そこからの「僕はなぜ」の歌。かきビクターは幼い頃の周囲の人間の圧倒的な悪意・狂気によって、彼の心の中に「怪物」が生まれてしまったように見えて。でもその「怪物」は「より多くの人を救うための人体再生術」という希望・理想であると自分では思っていた。それまでは。だけど「アンリの首を欲している自分」という本物の怪物の姿が見えてしまったことへの恐怖、研究者としての欲、かけがえのない友人の命を奪うことへの葛藤が歌声に乗っていて…とても苦しかった…。しんどい…。

小西アンリは「自分の生きている意味をいまだに見つけられていない」と言っているそのままに、死に場所を探し求めているように見えた。彼が生きているのは「余生」。だからビクターの罪を自分が被って、死刑を宣告された時も静かに自分の運命を受け入れていた。「こうなるときがやっときた」そんな感じ。静かな笑顔がつらい。泣きじゃくるかきビクターを抱きしめる小西アンリの姿、息できなくなるくらい苦しくなった。かきビクターにとっては唯一自分の理想に共感してくれた「親友」…。

その後の「偉大なる~」の曲。彼の中の「怪物」が意志をもって動き出した。アンリの首を愛おしそうに頬に寄せる姿、狂気。怪物が動き出したとき、かきビクターが指を口にくわえて笑い声を噛み殺そうとしている姿もまた狂気だった。そして自分が創り出したものは"美しいものであるはず"だという驕り。人を殺めたり、傷つけたりしない。そう思っていたのにルンゲを失ってしまった時の絶望的な表情…「神はまだ呪うか」。曲のラストで「アンリーーーーー」と歌うところ、最後のところをキー上げていてぞくっとした。

 

1幕だけでこんだけ書いてしまった。幕間、苦しすぎてぐったりしてた。

 

2幕の闘技場の場面。かきジャックのゲスさに磨きがかかっていてほんとひどかった(笑) あきジャックはエヴァ>>>>>>>>あきジャックの力関係なんだけど、かきジャックはエヴァ≧かきジャックくらい。残酷なこともエヴァと同じくらいする。

加藤怪物には「下手くそ」って言ってたのに、小西怪物には悶えたと思ったら「お達者♥」って言ってて「ゲス澤…」って思ったよ!しかも加藤くんの時は客席側にお尻向けていたのに、今日の小西さんの時はちょっと横向き加減になっててこちら側に何してるか見えるようにしてたよね??お前さんよ??ほんとジャックのときのかっきー、ものっすごい自由に楽しんでるw 平泉成さんの声真似→フェルナンド「なんだそれは」→「大人の事情で言えない」とか言うし(笑) 「I have a アンリの首♪ I have a ビクターフランケンシュタイン♪ っっっんーーー!!!怪物くん♥」→「滑ったみたいになったじゃねぇか!」→小西怪物に向かって「お前は笑うんじゃねぇ!」って杖でぶん殴ってて、まぁひどかった!(笑) 

 

小西怪物とカトリーヌ。恋をしているように見えた。薬を盛られた水を差しだされた時も、愛おしそうにカトリーヌの手に触れていて。観ているとき、森の中で子供に語らう場面での「どう恋をして」という歌のフレーズが頭の中で流れてきて、苦しくなった。恋をしたカトリーヌに裏切られて、「見るな!この化け物!」と罵られるところ。加藤怪物は赤ちゃんだから(←言い方)、罵られてもカトリーヌを母のように慕っている表情をしているんだけど、小西怪物は裏切られた絶望とカトリーヌへの恋心が入り乱れた目をしていたように感じた。そう。加藤怪物はカトリーヌに裏切られても彼女のことを信じ切っていて、その後人間を憎んでいるけど、どこかで人間にまだ期待しているんじゃないかって思える。だけど小西怪物はビクターに裏切られ、カトリーヌに裏切られ、人間に1mmも期待していない。怪物として生きることに絶望しか感じていない。「創造主」と話すときの声はとても冷たい。

 

森の中でも子供との場面。「友達」という言葉が口から出てきたとき、はっとした表情をしていた。「なんで友達って言ったんだろう」。でもそのまま心に任せて「友達」という言葉を続ける小西怪物。

「怪物」って周りの人間がそう呼んでいるだけで、彼自身は決して「怪物」として創造されたわけじゃない。体がつぎはぎで、生きるために・自分を守るために力を使った。子供が「誰かが作ったの?」って無邪気に尋ねたとき、「あぁ、こんな小さい子供のなかにも"怪物”がいる」と思った。彼自身もそう感じたんじゃないかな。「どうして…?」「首に傷があるから」。人間は見た目だけで彼を「怪物」と恐れた。彼自身がどのように思い、生きているのかも知ろうともせず。創造主のビクターでさえも。ビクターが創造主になってしまう最後のスイッチを押したのはアンリの死。そしてそのアンリの死を生み出したのは、街の人々の自分たちを脅かすものへの恐怖、狂気という名の「怪物」。この子供のなかにもそんな「怪物」がいる。そんな思いで子供の首に手を回したのかな…。でも首に手を回してからがとても長かった。逡巡しているような。だけど、結局彼は手を外した。無関係の子供を殺めてしまおうとする自分の中の「怪物」の存在に気が付いたから…?それとも彼と出会ったことで子供の中にある「怪物」は影を潜めると思ったから…?

 

ラストの北極の場面。銃をかきビクターに渡すとき、小西怪物はとても静かな顔をしていた。ようやく待ち望んだ死を迎えられる。何歩か後ろに下がって、ビクターに狙えよと言わんばかりに左胸を露わにする小西怪物、やばい(急に語彙力失う)。撃てないビクターに襲い掛かろうとして撃たせ、「これで本当に1人。これが俺の復讐」。怪物になってからは「創造主」としか呼んでいなかったのに最後の最後で「ビクター」と呼んだ。アンリの記憶ではなく、彼自身の言葉に聞こえた。

親友を失い、義父を失い、姉を失い、妻を失い、そして最後に再び親友を失ったビクター。彼の顔を腕に抱いて、「神よ俺を呪え」と歌う。しんどい。ものすごくしんどい。絶望を全て背負いこんでいて、辛い。「フランケンシュタインーーーーー!!!!!」と叫ぶのが、怪物を創造したときの自信に満ち溢れたものと全く違っていて苦しい。しんどい。

 

ほんっとに苦しくてしんどかった。けど、楽しかった。しんどかったけど。

 

4000文字超えたようです。そして書き始めて6時間くらい経ってます(→その後、追加しては書き直しを繰り返してトータル12時間くらいかかってんじゃないかな…)。少しずつ少しずつ消化していきました。思い出しては苦しくなって、書いては苦しくなって、を繰り返していた。

ここまでフランケンシュタインにがっつりはまるとは思っていなくて自分でも驚きです。でもこれはキャストの熱量だったり、魅力的な音楽や照明の美しさ、すべてが相まっての当然の流れですよね。もっと入りたかった。

なんでロミジュリとだだ被りの日程なんだよ!!主催者!!!もっと言うと、真悟ももう1回は観たかったんだぞ!!!

 

そしてこんなに柿澤沼にずっぽりはまるとは。紳士~のチケットそれなりに買い足したよ?そして観劇後の物販で流れるようにスリルミーのCD買っちゃったよ?沼にズブズブ…

地方公演がもっと日程があったら良かったのに。名古屋大千秋楽、行きますね。 

 

とりあえず東宝さまはCD販売してください。どうかお願いします。

 

●今日のルンゲ●

・かにピラフ

・「質問ですか?命令ですか?」→「しばかれたいんですか、どうなんですか」→「…友よっ(とんとんっと胸を叩く仕草)ってやってほしいんです」→「絶対やだ」

「フランケンシュタイン」@日生劇場 2017/1/22マチネ、1/26マチネ

やっと書き上げた、あきビクター回の感想。

1/22マチネ ビクター/ジャック:中川、アンリ/怪物:加藤

1/26マチネ ビクター/ジャック:中川、アンリ/怪物:小西

 

Wキャストの醍醐味。こうもアプローチが違うのかと!本当は交互に見たかったけど、自分の観劇スケジュールの都合上、かっきー2回→あっきー2回となってしまった。しかもアンリ/怪物は加藤くん3回→小西さん1回の順だったのでもっとどうにかしたかった。

 

あきビクターは「研究者」だったなと。口ぶりは丁寧だし、理論的に話そうとしていた。帰還後の屋敷でのステファンとの会話とかまさにそれなんだけど、質問されたことに対して無駄な答えはしない、という印象…かきビクターと全く同じ台詞なのにこうも違うのか。特に「ドイツ人女性は~」のところは有益な情報を教えてあげよう、というふうに見えた。(かきビクターは下世話なことを言ってやろう、場の雰囲気を壊してやろう、という考えを感じた) それがとても"理系の人"そのものだったなぁと。

ビクターには他の人とは違う思考や哲学を持っていて、周りの人間からするとそれは「魔女」だったり「呪われた子」だったりと表現され、ジュリアやエレンはそれを「天才」と表現していた。 幼い頃に周囲の人間の圧倒的な狂気にさらされたことがビクターの人格形成に大きく関わっていると思っていて。かきビクターは人に唾を吐かれないように、人に下に見られないようにと自分を守るために、尊大な人間にならざるを得なかった。自分の中の「怪物」は「亡くなった人を生き返らせる」という理想。だけどその「怪物」をどこか恐れていて感情的で不安定で。対するあきビクターは自分の中の「怪物」と共存していて、あくまでも観察対象で、冷静に分析していそう。それが顕著に表れていたのがアンリが捕まってしまった後の「僕はなぜ」。かきビクターは自分の中の「怪物」への恐怖も感じたけど、あきビクターは自分の中の「怪物」がどのように成長するのかを客観的に見ていたように思えた。そしてあきビクターは「偉大なる~」の歌で、自分の中の「怪物」が自分の一部になっていた(かきビクターは「怪物」に取り込まれそうになった感じ)。怪物を創造したとき、研究者としての実験が成功した興奮と友人を蘇らせたことへの高揚、自分が「神」となったことへの悦が体の内側からほとばしっていた。

 

2幕のあきジャックはエヴァの旦那というより下僕w かきジャックと違って、残忍なことはできないし、カトリーヌへのえぐい仕打ちも目をつぶっていたりと、エヴァの暴行はとても見てられない…> < って感じが可愛かった。。怪物とカトリーヌの密会を見つけたときも⊂( ・ω・)⊃キーンって手下と現れてきてて可愛かったw なんだろう、全体的にあきジャックは小物感が可愛かったw

 

加藤くんのアンリはビクターに出会って「一緒に夢を叶えたい」と願っていて、「君の夢の中で生きられるのなら」という言葉には、君の理想が実現したらまた"僕と"会えるから、落ち込まないで、とビクターを想って歌っているようで。でも本当はこの先もずっとビクターと共に生きたかったという心も見えて、加藤アンリの最後の微笑みは切なくて切なくて。

小西さんのアンリはずっと死に場所を探しているような雰囲気を纏っていた。ビクターについてきたのは「いつ死んでも構わないが、この命を捧げるならビけクターのために」という印象。だから身代わりに死刑に処されると決まったときも、「やっとこのときがきた」と言わんばかりの静かな決意。「君の夢の中で生きられるのなら」は小西アンリ自身がビクターの夢のために尽くせればいいと思っているので、ビクターの友を失いたくないという想いと悲しいほどすれ違う。

怪物のときもアンリと同じイメージ。加藤くんの怪物は創造されたときの赤ちゃんっぷりに現れているように、最初の刷り込みさえ上手くいっていればほのぼのとした"怪物"になれたんじゃないかな。お花を摘んで少女と微笑みあってる光景が目に浮かぶ←

怪物として人間に恐れ、疎まれ、殺されそうになる日々だけど、またカトリーヌのような人間が現れるんじゃないか、創造主ビクターももしかしたらそうなんじゃないか、とどこか人間に期待をしていた。そして森の中の子供との場面はアンリとしての記憶がふっと出てきて言葉に出てきてしまったように見えた。「友達」、そしてラストの「ビクター」。親友を2度も殺してしまったビクター。かきビクターは「絶望」を、あきビクターはなんだか「希望」を感じたんだよなぁ。希望というには違うんだけど、最後の「フランケンシュタイン」という歌声に強い光を感じた。

小西さんの怪物は創造されたときから人間の汚い部分、恐ろしいところを目の当たりにして絶望していたところに、カトリーヌと出会って。唯一自分と分かち合えた彼女に裏切られたときから、「どう死ぬのか」ということしか考えていなさそう。ビクターがどんなに声をかけても何も届かない、響かない。でも最後にジュリアを殺して北極に向かうまでの道は、"自分"という存在について考えてつくして、そして偶然出会った子供に話しかけるとき思わず口から「友達」と出てしまった感じがして。ビクターとアンリの関係、そして自分という存在を考えているうちに。小西怪物はアンリとしての記憶は本当にないように思えるんです。ただ創造主に「アンリの生まれ変わり」でもなく、もちろん「怪物」としてではなく、「自分」という存在を認めてもらいたかった、それだけなんだと。だから最後の「ビクター」と呼ぶ、あの言葉はアンリとしてではなく、ビクターと友達になりたかったかもしれない彼自身の言葉のように思えて。

小西さんのアンリ/怪物はしんどい。だけどすごい好き。

 

友達とも話したのですが、あっきーと加藤くんは「陽」で、かっきーと小西さんは「陰」という印象を持っていて。だからあっきーと加藤くんの組み合わせはしんどさを感じなかった。しかしそんなあっきーでさえも小西さんとの組み合わせはほんとにしんどかった。しんどかったけど、とても好きなほう。

 

「フランケンシュタイン」@日生劇場 2017/1/9、1/21マチネ

2017年の現場初めです!

って書き始めたけど、なんだかんだ下書きを寝かせてたら3回目の観劇を終えて2週間ほどたってました。

いや~満足!満腹!

1/9、21マチネともにかっきーかずきペアでした。

ビクター/ジャック:柿澤、アンリ/怪物:加藤

 

1/9は柿澤×加藤ペア初日。予習をせずに挑んだのですが、一幕の初めからラストの場面までジェットコースターのように一気に駆け抜けていった、エネルギーに満ち溢れていた、そんな舞台でした。1幕:80分、2幕:80分なのですが、80分間ずっと緩むことなく飽きさせることなく、あっという間だった。静かな場面もあるんですけどね、それでも客席にエネルギーがバシバシ投げられてくるんですよね…。ずっと殴られてる感じ←

 

かっきーは以前WOWOWで放送していたデスノートを見たときに、想像以上に歌がうまくて、引き込まれた経験があるので、とっても楽しみにしていました。生で聞くとずっと良い…!!フランケンの曲って結構難しいと思うのですが、低音から高音までしっかりと声が出ていて聴いていて気持ちが良い。そして2回目で、わたしかっきーの歌とても好きだね?という思いに至る。全力でかっきーの歌を聴こうとしているね?息を止めて聴いているね?これは沼の合図かな…ズブズブ…

 

※以下、がっつりネタバレ。

かっきービクターとかずきアンリの組み合わせ。アンリはビクターのことを「太陽」と言っているんだけど、逆だと感じた。アンリの明るさでビクターが輝けたんだよ。

幼少期に亡くなった母親の死を受け入れられなくて、神を恨んだ少年。そして父親を亡くして、神はだれも救ってくれない存在になちゃったんですね。そのときは"創造主"という大それたことは考えていなくて、純粋に「誰かを救いたい」という気持ちだったんだろうなぁ。でも神に対する「絶望」が根底にある。アンリが自分の罪を被って死刑が決まったとき、アンリの首という新鮮な材料が手に入る研究者としての欲と、大切な友人に罪を被せてしまうことへ呵責で悩む場面、1/9は研究者としての欲がもっと出ていた感じがしたんだけど、1/21は大切な友人を失いたくないという人間としてのビクターがより出ていたように感じた。

 

2幕のジャックは下衆すぎて!びっくりしたわ!おまえさん、そこまでやる…!?やっちゃうの?っていうね。あそこまで振り切れるかっきーあっぱれ。2回目からはなんだか癖になってくるからかっきー怖い←。かずき怪物に「下手くそだな」といってたかと思ったら1/21は「お前、噛むな噛むな」とか言っているし、闘技場の女性が近くにいるとすぐ腰狙うし、ゲス澤…と思いました(笑) エヴァ様を「エヴァちゃぁん」って呼べるのがとてもかっきージャック。

 

1/22マチネであっきーを観劇して(その感想は追々…)、かっきーとの違いが鮮明にわかって面白かった。かっきーのビクターは周りの人たちを小ばかにした態度をとっているなと。小さい頃、街の人に"呪われた子供"と言われた経験から、少しでも自分を大きく見せたくなったのかな。「ドイツの女性は~」のくだり、あえて下世話な話をしてやろうというふうに見えて、ジャックの姿がちらついた(笑)

 

加藤くんのアンリ。強い信念と哲学を持っているビクターに"恋をして"、"太陽"と言っていたけど、ビクターは姉のエレンも理解できなかった自分の理想を理解してくれるアンリがいたから輝きが増したんだよ。泣かないで見送ってとか言うなよ~涙 加藤くんは微笑みながら死を受け入れるのが上手すぎてさ…くぅぅ。かっきービクターが顔をぐちゃぐちゃにして泣いててさ、少年のときにこんな風に泣けなかった彼が時を経て素直に泣けるまでに成長したことを思うと…くぅぅ。怪物として生まれたときの加藤くん、可愛い。チェーン見つけたとき、「音が鳴るものがある!」みたいな感じで投げては取ってを繰り返している。ビクターにそのチェーンが巻かれたときは楽しそうな顔してて、「あ、この瞬間から記憶が始まったのね…」と思うと、もうちょっと、もうちょっと時間がずれていればかっきービクターは彼のことを「怪物」とは思わなかったんじゃないかな…つらい。

 

はまめぐさんはお初だったんだけど、歌うますぎて畏れ多くなった。凄い。平伏したくなる。エレンとビクターの別れの場面、涙が止まらなかった。何度見ても泣いてしまう。留学に旅立つシーンを再現しているけど、エレンが語るすべてが「これから本当に1人になるビクター」を指していてつらい。もうかっきービクターが少年のようにぐちゃぐちゃに泣いててさ…エレンのこと大好きなんだよね…うぅぅぅ。最後、抱きしめようとするけど抱きしめられない現実。舞台のセットで額縁のようなものがいくつかあるんですが、ここの場面はその額縁がちょうど十字架のようになっていてハッとした。

それとは対照的なエヴァの残酷さ。裏切ったカトリーヌに対する仕打ちが怖すぎた。めっちゃ怖い。ぼろぼろになった怪物を捨ててしまおうとジャックと話した後、はまめぐエヴァ様が観客をすーっと見て「どこにだって怪物はいるんだから」と面白そうに言っていたんです。この話は怪物が復讐のためにビクターの愛する人たちを殺めていくんですが、街の人々のほうがよっぽど恐ろしい。父親を亡くした火事は街の人たちが「あそこには魔女がいる!」といって火をつけたし、アンリが処刑されたときも「こいつが犯人なんだから殺してしまえ!」となったし、エレンも「こいつが市長を殺したんだ!」といって吊るし首にしたし……その狂気的な心理が怪物よりもずっと恐ろしい。こういう心理を人間は持っているんですよね…。「怪物とはなんだと思う?」と舞台の上から投げ掛けてくる。

 

音月さんはカトリーヌがとっても良かった~。人が嫌い、人がいないところで生きたい、と怪物と同じ感情を分かち合うのに、「自由」を目にした瞬間に「人として認められて生きたい」という本能的な欲求とさっきまで笑顔で話していた怪物との天秤。葛藤ののちの本能に従う様がぞわっとした。1/21は連日の公演でちょっとお疲れ気味だったのか、ジュリアの高音部分がつらそうだった。

 

鈴木さん演じるルンゲは楽しそうで何よりです!(笑) 「質問ですか?命令ですか?」のときのかっきービクターの答えが、1/9「しばかれたいんですか?」、1/21マチネ「はたかれたいんですか?」→「愛されたいんです」→「却下」。酒場で酔ったビクターがルンゲにちゅーしちゃうし(1/21は何回もちゅっちゅっしてたw)。ご飯の用意は日替わりなのですかね?1/9のエビピラフはカツカレーが良かったと返していたけど、1/21のペンネアラビアータはスルーしてたw

2幕のイゴールはもはや鈴木さんじゃなくていいんじゃない??っていうくらい台詞がない。あのメイクを幕間にして、また2幕の出番後に落とすの大変だな…お肌のケア頑張ってください…!

 

もっともっと書きたいところがあるんですが、とりあえずupしておく。後日、加筆するかも。

ちなみにわたくし、かっきーの舞台写真を買い、名古屋の大千秋楽のチケットも取ってしまいました…柿澤ビクターこじらせた…

 

「ロミオ&ジュリエット」@ACTシアター 2017/1/18ソワレ

観劇後の興奮冷めやらぬうちに書き上げたい。

なんだよなんだよすごく良いじゃないか!!イケコによる新演出版、初日を観た人たちが「既読スルー」「AED」「一斉送信」っていう単語を放ってきたから、おいおいまじかよやめてくれよ~って思ってたんですよ。いや、今も思ってるけど。でももうトータルですごく良かった!OKOK!!っていう気分です。(あ、認めた訳じゃないよ?←)

 

この日は古川ロミオと木下ジュリエットの組み合わせ初回でした。

・1/18ソワレ:古川/木下/ 渡辺/矢崎/平間/宮尾 

 

※以下、ネタバレもあるよ。

木下さん、新人さんとは思えないほど歌がうまい!!透き通った力強い歌声で聞いていて気持ちが良い。初めて恋をするジュリエットが瑞々しくて、可愛い。恋をしている時のうきうき感というか輝きが増しているのが凄いなぁ。

 

ティボルト役の大ちゃんは1789ぶりでした。粗暴だけどジュリエットを想う役どころ。高音でつらそうなところあったけど、デムーランのときよりうまくなった気が。ナイフみたいなティボルトだったなぁ。なんか基本的に男性陣は胸筋~腹筋がちらつく衣装ってのもあって、ティボルトをはじめとして皆様体をしっかり作り上げていらっしゃいますよね?ありがとうございます!←

 

ベンヴォーリオ役の矢崎さん。スカピンで一度拝見していて、その時はソロで歌うというのが少なかったので気付かなかったんだけど、歌うまい。ジュリエットが亡くなったことをロミオに伝えなければ、と歌う場面がすごくすごく良くて。演技だけでなく、歌でもベンヴォーリオの根っからの人の良さというのがとっても出ていてぐっときた。「もう俺たち2人しかいない」というのが切なくて…しかも最終的にはあなた一人になっちゃうんだよ~~と思うと泣きそうになった。マーキューシオ役の平間さん。荒くれもの。こういうイキがってる若者いるよね~っていう感じにぎらついていた。死に際のあの「ジュリエットと幸せになれよ…」(ニュアンス)っていうのが唐突すぎて、「え?あなた本当はそう思ってたの??全然気づかなかったよ!?」という感じがしたので次回以降気を付けて観よう。

 

そして古川ロミオ。美。まじ美。今まで怒れるロベピとか怒れる皇太子とか悪魔で執事しか観てこなかったのもあるんですけど、恋する普通の青年役ってこんなにキラキラするんですね。輝いていた。美。ほんとに美。何度もいうけど美。踊る曲がけっこうあるんですが、その長い手足が舞台に映えること映えること。初夜明けのお姿は美しすぎて美術品かな?彫刻かな?ってわりと本気で思いながらガン見してました。美しかったしか言ってないけど、あほ可愛いかったり、マーキューシオを失った時の小ささとか、ジュリエットに結婚してくださいと言った後の恥じらいだったり、もう観ててすごく楽しい。

 

脇を固める大人組も本当に良くてですね…秋園さんとたつきさんの両家の母。冒頭に2人で歌うんですが、ほんっと素敵。エリザのときのお風呂の歌(と私は呼んでいるけど「皇后の務め」です)の秋園さんの歌声がとても好きだったので、RJではいっぱい歌声が聴けて幸せ。ロレンスはさかけんさんイズムで愛されキャラ。若者はみんなスマホなのに、ひとりガラケーのロレンス神父…愛しい…。

あとは何といっても岡さん。泣いた。娘を想う父親の姿に泣いた。自分の子ではないけれど、娘のことを深く愛しているんですよ、娘に伝わらないんだけど。最後に霊廟でジュリエットの姿を見つけたとき、母親は真っ先に駆け寄って抱きつくんです。ロミオの父母も彼に抱きついていて、だけど1人だけ触れられないんですよ。手を出すんだけど、はっと気づいて触れることを止めてしまうその姿に涙腺ふっとんだ。(ちなみにその前のロミオとジュリエットがお互いを想って自死する場面からけっこう泣いています)

 

全体としてはやはりダンスが凄かった!トートダンサーだった田極さんと小南さんも出演されているので、追々見つけようと思います。「世界の王」とかでふと思ったんですが、モンタギュー家派のダンスって「アメリカンハイスクールミュージカル!」って感じがしたんだけどわたしだけ?実際アメリカンハイスクールミュージカルを私観たことなくて完全なるイメージなんですが、なんだかそういうふうに感じたんですよね…(笑)

あとは宮尾さんが表現する「死」。劇中、影のようにふと姿を現すのがこちらに不安を与える。最後の霊廟の場面で十字架からロミオを覗き込む姿がもう恐ろしくて。ロミオが自死したけど、ジュリエットが気付かず「ロミオが会いに来てくれた!」と喜んでいるときは姿を消していて、ロミオが亡くなっていることに気付いたところからまたすっと姿を現すんですよ…怖い…。

 

文明の利器を駆使する世界観の中で「AED」が最も客席のざわめきを生み出しましたが、舞台上から発せられる熱量でその諸々をかき消してくれた感じがあります(笑)

初回だったのもあるので、いろいろ見逃しているところもありそう。これから通う中で見つけていきたいと思います。もっともっと良くなりそうな予感!

「キャバレー」@EXシアター六本木 2017/1/15マチネ

1月は土日がほぼほぼ観劇で埋まっているので、早めにアウトプットしなければ。

ということで真悟の翌日に「キャバレー」行ってきました!(フランケンの感想は追々…) 徹平くんが出ているからというのと、演目が面白そうだし長澤まさみちゃんが初ミュージカルっていうのも気になる~と思いチケットを取りました。まさみちゃんは三谷さん演出の「紫式部ダイアリー」(2014年)ぶり。

 

各種メディアにも数多く取り上げられていましたが、衣装が煌びやかで何パターンもあったし、キット・カット・クラブのショーの場面は見飽きることはなかった。やっぱりスタイルが抜群にいいし、華がある。ミュージカルが初めてとのことだったけど、歌も良かったと思います。低音でがなりを入れてるところは「おっ!いいねいいね!」となった(上手ながなりは大好物)。 サリーはもっと退廃的な雰囲気を纏っているかと思ったんだけど(チラシみたいな感じ)、自由奔放でおちゃめなサリーだった。


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サリーにもっといやらしさがあったらなぁ~まさみちゃんは健康的すぎて「場末のキャバレー」という感じがあまりしなかったような。そこらへんの猥雑さとか下品な部分はすべてMC役の石丸さんとアンサンブルのダンサーさんたちが担ってくれていた。 "Two Ladies"とか映画とか見てないと「…!?」ってならない?大丈夫だった?知ってる私でも「…お、おぅ…」ってなったよ?笑

MCはキャバレーのMCかつ狂言回しの役目もあって、そこにいるはずはないのにいて歌い出したりする、エリザでいうルキーニみたいな感じ。スカピンではちょっと(楽曲的に)物足りなかった部分もあったんだけど、キャバレーでは石丸さんの歌を思う存分堪能できた!サックスも演奏できるんですね、芸達者なお方だ。

 

あ、エリザのトートダンサーだった乾さんと楢木さんが出演されてたのだけど、ナチスの軍服を着て、女の子と乱れていたシーンはガン見しちゃったよ!ちょうエロかった!!あざっす!!

 

徹平くんの歌と演技の安心感たるや。ナチスの不穏な動きを察知し、それまで親しくしていた友人とも距離をとり、一刻も早くドイツを離れようとする頭のよさと、サリーを想う一途な姿。だけど頑固な部分もある男。サリー、男を見る目いいよ(何者)

 

EXシアターはオケピなさそうだから生音じゃないんだろうなぁと思っていたら、舞台にバルコニーのような2階部分のセットがあり、そこにバンドの面々が!しかもアンサンブルさんたちと同じように衣装着ているし、たまにバルコニーの前の方に出て踊っている。松尾さんはこれやりたくてキャバレーの衣装が着れる女性の演奏者を探したんだろうなぁ~(←もちろん男性もいたけど、ほぼほぼ女性だった)。

 

全体の流れとしてはキット・カット・クラブのショーとお芝居パートがきっちり分かれちゃってるかなぁと。それぞれのパートは見応えあるんですけどね。お芝居パートは小松さんと秋山さんが見事。コメディな部分も織り込みつつ、シリアスな場面もしっかり魅せてくれた。1幕ラストの人々がナチスの旗を振って高揚している場面、小松さん演じるシュルツの呆然とした顔がどうにもならない現実を観客に突き付けていた。クリフは悔しそうな顔なんだけど、サリーは面白いものを見ているかのようにニコニコしていたのが印象的だった。この二人の表情が結末を現してますよね。国に帰ったクリフとベルリンに残ったサリー。

空襲のサイレンが鳴って物陰に隠れる人々がいるなか、一人の男性がギター(マンドリン?)をぽろんぽろんと弾きだす。そうするとMC役の石丸さんがすっと出てきて、キャバレーの看板に光が点り初め、「嫌な現実は入り口に置いてから入ってきなさい」(※ニュアンス)の一言で幕が開くのです。サリーはナチスの台頭という"嫌な現実"をキャバレーの入り口に置いて、その中の世界で生きることを選んだ。最後、静かな夜にキャバレーの入り口前に折り重なった人々の脇をMCが通り抜けて消えていく場面で終わるのですが、"キャバレーの中で生きていた人たち"はもう生きてはいないんだなぁと感じさせられた。MCはやっぱり生きてるようで生きていない役なんだなぁ。その当時のベルリンの暗い部分が描かれていたのは良かった。

…んだけど、劇中の「(ハーケンクロイツを指して)お寺のマークじゃないよ」とか「保育園落ちたベルリン死ね」とか「盛り塩」とかそういうのはいらないんじゃー!とムキーッとしてしまった。一気に現代日本に引き戻されるからさ…。個人的にはそういうのは好きじゃないんです…。

 

まぁトータルでは視覚的に十分楽しめたので!まさみ可愛かった~!

 

↓写真が豊富で、インタビュー内容多め

www.excite.co.jp

 

ダンスとかがちょうどよい感じに見れるかな。

www.youtube.com