ただの備忘録

現場を振り返ることを枷にして記憶の定着を図る。つまりただの備忘録。(主に舞台の感想)

映画「猫は抱くもの」

普段、映画の感想を書くことはないんだけどキャンペーン的なものをやっているので乗っかってみた。頂けるのであれば、かきざわさんのサインが欲しいです!(オブラートに包まない)

※2018/8/14追記:遅ればせながら、有難いことに柿澤さんのポストカードセットをいただきました!!サインを狙っていましたが、お気遣い(?)&当選ありがとうございました!!!

 

1回目見たときは、演出の面白さが印象に残った。雑誌のインタビューで撮影前に立ち稽古をしたと語っていたので「劇中劇でもやるのかな?」と想像していたら、「こういうことか!!」と。劇場を使った舞台のような演出で、倉庫の中の美術セットもタッチが可愛くて、ワクワクしながら見た。だけどちょっとストーリーに引っかかる部分があったんだけど、タイミングが合ったので2回目を観たら、ぐっと面白さが増した。

 

以下、ネタバレしています。

 

 

劇場を使ったセット。表舞台と上手サイドと下手サイドの客席部分に舞台を作り上げ、2階席を橋に見立てて、その下に猫たちがたむろする河原の舞台も作り上げていた。

どこの劇場なんだろうと気になってエンドクレジットを凝視したら、群馬会館という施設でした。

群馬県 - 群馬会館の利用案内・利用料金

メインプリンシパル以外は2役以上やっていたりと、まさに舞台のようだった。

 

映画ではこの劇場を使ったシーンと外ロケのシーンで構成されている。外界(外ロケシーン)にいるサオリ(エリカさま)は自分の意思に反していても「はい」と答えるだけで、他者の言葉をすべて飲み込んでしまう女性。必要以上に誰かと会話をすることがないし、感情を表に出すこともしない。それが舞台上にある倉庫の場面では、良男(猫:吉沢亮くん)には愚痴もこぼすし、物も申すしと自分の気持ちを表している。この劇場内の場面は、サオリの心中表現なのかな?彼女の心のテリトリーが劇場内にあるようで、スーパーの事務所やカラオケなど、外界と交わる場面もあるんだけど、外界にいるときよりもずっと気持ちを表しているように感じた。

 

特にそれを感じたのが、ゴッホ(峯田さん)のモデルになって絵をかいてもらう場面。サオリがアイドルに戻りたい気持ちと上手くいかない状況に悔しさと怒りとでぐっちゃぐちゃになって、ゴッホと口論→突然服を脱いで絵をかいてもらう。という初回見たときは「……!?!?なんで突然脱いだ????」とサオリのキャラクターと相いれない行動とゴッホがなぜかサオリの過去の状況を話し出して、「え???ストーカーなの???」って理解ができなくて消化不良だったんです(わたしだけ??)

それが2回目は「彼女の心のテリトリーは劇場内なのでは」という目線で見ていたのもあって、この場面はサオリの心中表現なんだと気づいて合点がいった。あの荒れ狂ったサオリは彼女の心の中で起こっていること。ゴッホの姿形をしているけど、サオリが自分自身に浴びせている言葉。突然裸になったのは、自分の心に纏わりついているものを全部取っ払って、「本当の自分」になっていることを表しているのではないかな。ゴッホがサオリの体に触れて形を確かめながらスケッチしているのも、サオリが自分が何を感じて何をしたいのかを1つずつ見つめなおしていることを表しているのではないか。良男が「あんなサオリは初めて見た」(※ニュアンス)と言っていたのは、本気で自分に向き合っているサオリを見たことがなかったということなのでは、と全てが繋がって見えるようになった。

ゴッホが絵を描いている場面のようで、サオリが自分自身を見つめなおしている場面。体の部分部分のスケッチを組み合わせて1つの絵にしていたはずなのに、サオリが目を覚ました後は別の1枚の絵になっていたのも、これが理由ではないのかな。心中表現と外で起きていることが混ざり合った世界。

 

サオリは最後に自分が好きな歌を歌うことを選ぶけど、多分彼女はそれを選ばなくても、それまでよりも1歩前に進めた人生になったはず。あんなに自分自身と向き合えた人だから。凄いなぁ。

 

最後のゴッホの姪っ子ちゃんの場面の解釈ができていないので、誰か感想教えてください(他力本願)。劇場内で起きたことはすべてサオリの想像(妄想)説も考えたのだけど、そうするとキイロの存在がわからなくなってしまうのでそれは違うはず…。

 

エリカさまのお芝居がとっても素敵だった。外界のサオリは発する言葉が少ないけど、表情やしぐさで何を感じているのかがすごく理解できた。TV収録場面で「歌手」ってフリップに書いた後の表情と仕草がほんと苦しくなるやつ…。吉沢くんは「羅生門」で拝見した時も美しい人だなぁと思っていたけど、本当に美しいね。エリカさまと並んでも美しさに引けを取らないって凄い。エリカさまにごろにゃんされる吉沢くんの破壊力はすさまじいものでした。コムアイさんのキイロとのやり取りがまぁ可愛いかった!!

そして柿澤さんですが、ナイスクズ高橋!(褒めてる) ササキは噴き出しそうになるのをこらえるのに必死でしたw

 

他の人がどのような解釈をしたのか、話し合いたくなる映画でした。

 

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「1789~バスティーユの恋人たち~」@帝国劇場 2018/4/14マチネ、4/22マチネ、5/5マチネ

再演を願ってた1789。2016年の初演1789でミュ沼に足を突っ込んだわたしにとって思い入れが深い作品。

 

・4/14マチネ:小池、夢咲、龍

・4/22マチネ:加藤、神田、凰稀

・5/5マチネ:加藤、夢咲、凰稀

 

本当はてぺさや回も取っていたのだけど、体調が悪くて手放してしまった。 

大きなところではロベスピエール役が古川くんから三浦くんへ、マリーアントワネットのWがお花さまから真咲さんへという変更はあったものの、ほぼほぼ初演と同じキャスト。

2年経ったのもあって、みなさん歌がうまくなっていたり、お芝居も良くなっていたりしていた。特に大ちゃん!!!もうほんとに歌がうまくなってて!!「デムーランの演説」とか「武器をとれ」とか、もうほんとに素敵だったよ~。なぜか大ちゃんは手放しで誉めてあげたくなる。母性が生まれる。

三浦ロベピは4月前半は歩き方というか体の動かし方が気になっていたんだけど(ロックスター?みたいな歩き方)、5月のときには気にならなくなってた。あと髪型も変わったよね?クルクル前髪だったけど、クルクルなくなってた。人形みたいなお顔の美しさなので、三部会の場面はビスクドールみたいだなぁと見つめてしまった。「誰が為に~」の「♪歪んだ~」とか最初の高音箇所が裏声で、古川ロベピの歌い方に耳が慣れていたわたしには最後まで違和感が残ってしまった…。あと演出面で初演と変わっていたのが、ロベピの彼女問題(言い方)。初演はサイラで突然の彼女登場に「お前誰だ」的なツッコミが観客の頭のなかで一斉に行われていたけど、再演ではなぜか伏線をちょこちょこ入れてきていた。要る…?要るのか…?そもそもサイラの演出をどうにかしてほしかったのもあるんだけど、要るのか…?そして再演サイラ終わりのキスが長くて、曲が終わってるのに続いてるのが居たたまれない気持ちになるし、変に間延びするので、あれは改善して欲しいなぁ(公演後半多少良くなったのかな?)。

ちなみにですが、1789は絶対1階S列下手サブセンに入ろうと思って狙って取ったんですが、やっぱり大ちゃんはいい匂いだった~~。あともう一人いい匂いの人がいらっしゃって、それは三浦ロベピでした。

 

真咲さんのマリーはギャルギャルキャピキャピしてて新しいマリーだった。「全てを賭けて」もキャッキャッしてる。まだ台詞回しにヅカの名残を感じたかな。続投の凰稀マリーはわたしが入った両回とも調子が良くなかったのか高音があんまり出てなくて、「悲しみの報い」もキーが低くなっていて残念だった(むしろ再演は毎回低いキーで歌ってるのかな?)。

 

サカケンさんのラマールは相変わらず最高でした。登場の場面で「お待たせ~~♥」ってひょっこり出てきた瞬間、「待ってたーーーー!!!!」と黄色い声を上げそうになった。場が場なら、ペンライト振り出したい気持ち。ラマールちゃんはみんなのアイドル。オランプちゃんに惚れてるラマールちゃんには愛しさしかないのに、三部会とかはイケメン歌うまおじさまになるとかギャップ最高かよ。ちなみにシークレットチャームは一発でラマールちゃんを引き当てました!よくやったわたし!!

 

てぺロナンの最後に跳ね橋の上でのにこやかな笑顔に涙溢れてくるし、和ロナンの少し寂しさを感じる微笑みにも涙が出てくる。 

はーー!かっこいい!!!

 

 

 

こっからはちょっとネガティブというか、わたし自身が感じたことなので刺さないでください。わたしが初演1789にのめり込んだのは、舞台上からのほとばしるような熱気と民衆1人1人が革命の主人公であるかのようなクランプや踏み鳴らす足音とダンスが合わさって、震えるような興奮を感じたからなんです。わたしが初演を初めて観に行ったのが4/29ソワレ。東京公演後半で勢いがついてきていた時だったのもあるんですが、舞台の熱量がもの凄く高くて、その熱に浮かされるような感覚があったんです。それを楽しみに再演を待ち構えていたけど、その熱量に出会うことができなかった。初演特有の盛り上がりだったのかもしれないし、わたし自身が1789以降舞台を観ることが多くなって閾値が高くなったのかもしれない。歌や芝居のレベルは確かに上がっていたし、感動したり涙を流したけれども、あの熱量を欲していたわたしには正直物足りなさが勝ってしまった。少し切なさを感じた再演でした。 

「メリー・ポピンズ」@東急シアターオーブ 2018 感想②

風に吹かれたようにあっという間に東京からメリー・ポピンズが飛び立ち、梅田に舞い降りてしまった。あっという間というか、メリー・ポピンズの観劇の余韻と次の公演を観る楽しみで、毎日が楽しくて楽しくて、ずっと楽しいまま5月のGWまで駆け抜けてしまった。メリポピ公演中、心身ともにめちゃめちゃ健康だったよ私。いや、ほんとのことを言うとGW中、体調崩しかけたけど観劇日の朝にはきっちり熱が下がってるミラクル(というか意地)。その反動でGW後にがっつり寝込んでしまったが←

自分の梅芸観劇前にぎりぎり書き終えた…

 

・4/21ソワレ:濱田、柿澤、山路、木村、鈴木、コング、浦嶋、小野田、渡邊、大前

・4/23ソワレ:濱田、柿澤、駒田、木村、鈴木、パパイヤ、浦嶋、小野田、渡邊、坂野

・4/28マチネ:平原、柿澤、山路、三森、鈴木、コング、久保田、小野田、浅沼、坂野

・4/29ソワレ:濱田、柿澤、駒田、木村、島田、パパイヤ、久保田、もう、浅沼、坂野

・5/3ソワレ:濱田、柿澤、山路、木村、鈴木、コング、浦嶋、小野田、浅沼、坂野

・5/5ソワレ:平原、柿澤、山路、木村、島田、パパイヤ、浦嶋、もう、岡、竹内

・5/6マチネ(前楽):濱田、柿澤、駒田、木村、鈴木、コング、浦嶋、もう、亀山、大前

 

前半は三森ウィニフレッドが多かったけど、後半は花代ウィニフレッドがほとんどだったんだなぁと書き出してみて気付いた。あーやメリーを増やしたくて堪らなかったんだけど、もう!増やすところが!ない!!っていうスケジュールだったので泣いた…。大阪増やそうって思ったけど、4月終わりくらいに確認したら土日綺麗になくなっててさ…さらに泣いた…。みんながメリー・ポピンズの魅力に気付いてくれたなら本望です…ウウッ

 

以下、完全にネタバレです。

 

 

 

メリーポピンズを観ると、体の細胞レベルで幸福感で溢れる(突然出てくる私の中のブルゾン)。ジェーンとマイケルの子供二人だけでなく、ジョージとウィニフレッド夫妻の成長も描かれていて、「かつて子供だった大人たち」=私自身にも人生で大事なことを教えてくれてる。それが全然説教臭くはなくて、自分の中の「気づき」に任せてくれているから心の底から感動で震える。ほんとに、メリー・ポピンズは人生の必修科目にした方がいい(真顔)。

メリーポピンズの話の中で「凧」は「縛られない人生」「自由」の象徴のように感じられた。マイケルは途中まで「飛ばない凧」を持って街中を駆け回り、父親のジョージに「パパと一緒に揚げたいんだ!」と伝える。だけど「そんな時間がどこにある」と無下に断るジョージ。ジョージは「Cherry Tree Lane」の曲中で「私が王様」と高らかに歌っているけど、まさに井の中の蛙のようで、自分の規律と秩序が正だと信じて疑わない。「The Parfect Nanny」で子供たちが自分達を「可愛らしい」と言っているのに対して、苦虫潰したように「それはどうかな」と答えてるし(これは何度みてもマジか!と思ってしまう)、ミス・アンドリューに育てられたある種の呪いみたいなものに縛られている。凧を揚げたいマイケルは、ミス・アンドリューから逃げたときにバートと共に凧を揚げる。このときマイケルの「でもパパと一緒に揚げたいんだ」という言葉に胸がぎゅっと締め付けられる。その言葉を否定せず「そうだよな」「でもパパはきっと国中の誰よりも誇りに思うよ」と優しく寄り添って答える柿バートにさらにぎゅっと締め付けられる。最初の頃はジョージに凧揚げを教えてもらいたかったマイケルの想いを優先しても良かったんじゃないかなと思っていたんだけど、バートはマイケルたちに凧揚げ=自由に飛べる喜びを教えてあげて、そのマイケルとジェーンが後々ジョージをミス・アンドリューの呪縛から解き放つ手助けをするって考えると、この場面でマイケルが凧を揚げるのは必要だったんだなぁと今は感じている。(メリーが言った「子供たちが面倒をみるんじゃないの」にも繋がる)

ちなみに凧を揚げていない大人はもう一人いて、公園の管理人さんも最初は「ここは俺の公園」と言い散らしていたけど、マイケルとジェーンとともに凧揚げをしたことで子供時代の思いを取り戻している。そういう意味では彼は"軽傷"なんだなぁと思う。

この「Let's Go Fly a Kite」の場面、美術と演出が凄く好きで、特に舞台奥に映る街と林の遠景シルエットがとても美しい (ちなみに今流行っている(?)"細かすぎて伝わらないメリーポピンズのここが好き選手権"*1で挙げるとしたら迷わずこれを選ぶ)。遠景シルエットによってジェーンとマイケルは街から遠く離れたところまで逃げてきたのかな?と思ったんだけど、そうなると管理人さんの管理範囲がめちゃくちゃ広いという疑問もあるんですよね。ただ前方席に座ってしまうと見えなくなるのが残念…。アンサンブルさんたちがシルエットで凧揚げをする姿も相まって、目の前に広がる光景が美しくて美しくて泣けてくる。

Step in Timeのリプライズ後、割れた家宝の花瓶の中から出てきたジンジャーブレッドクッキー。ジョージはどこに隠したか忘れていたって言っていたけど、意味を返せば「子供時代のことは忘れていた」ということで。このジンジャーブレッドクッキーを見た柿バートの「とても明るいね」の言い方が優しさに溢れていて、ここでも胸がぎゅっとなる。ジョージの子供時代、おそらくミス・アンドリューによる躾で子供らしく過ごせなかった時間だったと思うのだけど、ミセス・コリーのお店で煌めくような楽しい時間を過ごしたその証を「とても明るいね」と包み込むような温かさ…そして「たまに昔のことを思い出すのはいいことだよ」。あ~~~~~~柿バート大好きだ~~~~~。メリーもそうだけど、バートも誰かに意見を押し付けたりしない。ジェントルマン…。

バートが去った後にメリーがそっとマイケルが持っていた「飛ばない凧」を置いていき、ジョージがその凧をぎゅっと泣きながら抱きしめる姿に毎度涙が流れてしまう。彼が抱きしめたのは、子供の頃の自分なのかマイケルの想いなのか。

 

ミセス・コリーがジェーンとマイケルに言う「私は全部覚えてる」という台詞。子供時代のことも、生きていく過程のことも全て覚えているというのは、原作者(もしくはウォルト)の理想の姿なのかなぁ。いつでも子供のように縛られずに自由に飛べる大人。

 

ミス・アンドリュー絡みでいえば、「Jolly Holiday」の後のバンクス家の場面でウィニフレッドがキスをしようとしたらジョージが慌てふためいて、客席から笑いが漏れるところ。そんなにビックリする??って感じで面白いんだけど、「キスは女々しいこと」というミス・アンドリューの呪いなんだろうなぁ。それでも駒田ジョージはきょろきょろ見回して子供たちや使用人がいないことを確認してから、そわそわしながらキスを待っていて可愛いし、山路ジョージは髪を撫でつけながら「全然動揺してません」みたいなふりをしている姿が可愛い。ジョージは可愛い。

東京前半と後半で花代ウィニフレッドのキスした後の表情が変わった?前半の時は特に表情を変えることもなかった気がするんだけど、後半になるとフラストレーションが溜まっているような、花代 ウィニフレッドはジョージとの間にすれ違いを感じていそうな空気を感じる。元々の役者さんの個性・雰囲気もあると思うけど、花代ウィニフレッドは自己実現をしたい女性の印象で、三森ウィニフレッドはジョージの理想に沿いたいけど心が拒否していることに自己嫌悪している女性の印象(だけどその朗らかさと明るさでマイナスなイメージはないという素晴らしさ)。だから花代ウィニフレッドの表情の変化は彼女のウィニフレッド像にぴったり!と思った。

ウィニフレッドの成長は「Anything Can Happend」での「できるかどうかわからない」からの子供たちに背中を押されて、自分の力で銀行に乗り込んでジョージを救いだすことで表現されている。給料アップを要求するウィニフレッドが逞しくて笑ってしまうw 対するジョージはスパカリを歌い踊るところでも、その後ウィニフレッドに謝るところでもなくて、最後の子供部屋でマイケルに新しくて立派で本物の凧をあげて、ウィニフレッドに「そんなことより僕と踊ろうよ」とミス・アンドリューの教えでは「女々しいこと」に部類されるであろうダンスを子供たちの目の前でしたことで成長が表されていると思っている。5/5ソワレで、山路ジョージと花代ウィニフレッドの組み合わせのとき、山路さんが花代さんのほっぺを両方の人差し指でつんつんってしたときはバンクス夫妻の可愛さに爆発しました。あと坂野マイケルだったと思うんだけど(他のマイケルだったら申し訳ない…)、両親がダンスをする光景を見るのが気恥ずかしくて、もらった凧で顔を隠す仕草をしていて「その解釈100点!!」ってなった。バンクス一家大好きだよ~!

 

みんな大好きだと思うんですけど、わたし「Anything Can Happened」が凄く好きなんですよ。「どんなことだってできる。自分で邪魔をしなければ」。このジェーンの台詞が胸に突き刺さる。大きな壁だけじゃなく、日常に転がっている小さな壁であっても自分で自分を諦めてることない?気付いてもないんじゃない?って思わず自問してしまう。それでもメリーとジェーン・マイケルが空を飛ぶ場面では、全キャストがダンスをしながら「どんなことでもできる」と全ての人を肯定してくれる幸福感。「信じて走り出せ」(のとこだったかな?)で柿バートが腕をこれ以上伸ばせないってくらい伸ばしてジェーンとマイケルがそこに駆けてくるのがさ~~凄く好きなんだよ~~。Step in Timeで「困ったときは誰かが助けてくれる」の台詞に繋がっていて、ジェーンとマイケルにとってはバートがその助けてくれる人たちのなかの一人だから安心して走り出せ!って背中が語ってる柿バート。そのあと、アカペラで「どんなことも」とジェーンとマイケルが大人たちのほうを向いて2人で歌ってるとき、ジョージやウィニフレッド、メリーをはじめそこにいる全員が愛に溢れた温かい笑顔で子供たちを見つめてる様子を見て、毎度涙腺が決壊する。そこから舞台上にいる人たちだけでなく、客席も星に包まれる演出が美しくて美しくて。思いだすだけで涙が出てくる。

 

めぐメリー。もう歌声が圧倒的で東京公演前半に比べてパワー増し増し。 なんだろう、この無敵感というか、無双感というか。めぐさんのなかに「メリー・ポピンズ」という別人格がいて、そのメリーが完璧な子守りとして自由自在に動いているよう。最後の別れの場面、マイケルとのやり取りはいつも通りのめぐメリーなのに、ラストの子供たちが「メリー・ポピンズ!あなたを絶対に忘れない!」と願い事を叫んだときに、ハッと感情が揺れ動いて、でもすぐに笑顔で飛び立っていく姿に涙が出てくる。

あーやメリー、歌の高音部分もっと声量あった方が個人的には好みかなと思う部分もあるけど、でもそれによってあーやメリーの軽やかさだったり、掴もうとしてもするりと手から逃れていく不思議な魅力で溢れていて「あーもー大好き!!」ってなる(めんどくさいおたく)。東京前半よりも後半は所々人間っぽい感情が表れるようになったかな?「Playing the Game」のときの「間違っています」もより怖さが増していたし、特に別れの場面は必死に涙を堪えようとしているあーやメリーの代わりにわたしが泣いている。「みんなに任せなくちゃ」のかき消えそうな声。飛び立つときは子供たちの願い事を優しい笑顔を浮かべながら。泣く。

そうそう、子供部屋を出るときの台詞、めぐメリー「はい、何もかもパーフェクト」、あーやメリー「そう、何もかもパーフェクト」が、まさにそれぞれのメリーを表しすぎてて唸る。

 

前の感想でも書いたけど、柿バートは子供の頃にメリーに子守りしてもらったんだなぁと感じる。別れの場面、マイケルが「大好きだよ!メリーポピンズ!」と言っているのを、じっと静かに見つめる柿バート。少年柿バートはメリーに「大好きだよ」と伝えることができなかったのかなぁとぼんやり感じた。Jolly Holidayも「"みんな"メリー大好きさ」とあくまでも主語は自分ではない(はず←歌詞うろ覚え)。まぁ「メリー大好き!」っていう表情で凄い浮かれてるから、大好きなのは明らかなんですけどね。

しかもジェーンとマイケルがネーレウスと公園の中に入ったとき、柿バートがメリーに何か言おうとして一歩踏み出そうとした姿を見て胸がぎゅっとなった。そのタイミングでジェーンとマイケルがメリーに駆け寄っちゃったから何も言えなかったけど、その一瞬の動きだけで気持ちが伝わる。だからこそ最後、メリーにキスしてもらえたとき、嬉しさを噛み締めるような想いと、別れの寂しさがごちゃ混ぜになったように感じる。柿バート大好きだよ~~~

 

 

以下、覚書。

・4/29ソワレ

「A Sugar of Spoon」で久保田ブリルが「アイシングの~」とロバートソン・アイに指示する台詞がごちゃ混ぜになったので3回やり直したのに笑ったww 1回目、台詞を言ったあと「ん?もう一回やり直そうか」と仕切り直したときはただただ凄いと思った。あんな堂々とやっていただけると、こっちも気持ち切り替えられるw 3回目に成功して台所から出た瞬間、客席から拍手起きたwww

 

・5/5マチネ

 「A Sugar of Spoon」で机が上がらなくなる機構トラブル発生して、一旦幕下りたけど、あーやメリーの「魔法の効きが弱かったみたいです」からの再開。その後は凄く盛り上がった~~!この曲で初めて手拍子できた!!ずっと手拍子したかったから、客席一体となってできて嬉しかった! 

んだけど、2幕の空から登場する場面のフライングもトラブルで地上からの登場に。1幕のトラブルはまだいいんだけど(良くはない)、フライング機構のトラブルはそのあとの逆さタップとかラストのフライングとかも大丈夫なの?っていう心配と不安で物語に集中できなかった…どんなトラブルにも乱されない精神が足りない…。柿バートが逆さタップするとき「祈っててねー!」って叫んでたけど(いつとはもは「行くよー!」とか)、それを真顔で聞くわたし(強火)。そのあとは特にトラブルなかったんだけど、カテコであーやさんからその旨の挨拶があって、その悔しさが凄く伝わってきたから、わたしも凄く悔しくて涙が出てきた(どの立場)。いつも多幸感に溢れた状態で劇場を後にするのに、悔しさが勝ってしまって(どの立場)。メリー・ポピンズはカテコも含めて幸せに溢れていてほしいので、スタッフ各位におかれましては何卒よろしくお願いします(圧)。

 

 

6/5に千秋楽を迎えるなんて信じられないくらいメリーポピンズが大好きなので、ぜひ主催者の皆様におかれましてはCD を発売してください。言い値で買います。

 

残り少ないメリポピ観劇を大切にするぞ。 

 

 

絶品タイムwww 

*1:元々観劇したTwitterユーザーが始めたけど、いつの間にか平原さんはじめキャストの方々も乗ってきた

「メリー・ポピンズ」@東急シアターオーブ 2018 感想①

メリー・ポピンズを観て、私の人生の幸福度が3割増しくらいになった気がする。

みんな、チケット足りてる?大丈夫??十分すぎるくらいチケ取ったと思った私でさえ、「足りないかも」って思ってるよ??というか1枚追加したよ??もっと足したいのに自分の体が足りない!!もう入れられない!!←

気がついたら東京公演折り返し……早い。メリポピ楽しくてあっという間に1か月経ってた。

 

・3/18(プレビュー初日):平原、柿澤、駒田、三森、島田、パパイヤ、久保田、小野田、浅沼、坂野

・3/21(プレビュー):平原、柿澤、駒田、三森、鈴木、パパイヤ、浦嶋、小野田、岡、竹内

・3/25(本公演初日):濱田、大貫、山路、木村、鈴木、コング、浦嶋、もう中学生、岡、坂野

・3/28マチネ:濱田、柿澤、山路、木村、鈴木、コング、久保田、小野田、渡邊、加藤

・4/2ソワレ:濱田、柿澤、駒田、三森、鈴木、パパイヤ、浦嶋、小野田、渡邊、加藤

・4/7マチネ:濱田、柿澤、駒田、三森、鈴木、コング、久保田、もう、岡、竹内

・4/8マチネ:平原、柿澤、駒田、三森、島田、コング、久保田、もう、渡邊、加藤

・4/13:濱田、柿澤、山路、三森、島田、コング、浦嶋、もう、亀山、大内

・4/14ソワレ:平原、柿澤、駒田、木村、島田、コング、浦嶋、小野田、渡邊、加藤

 

休日のプレビュー、本公演初日とチケット持っている日程の出演者が誰なのか一向に発表されなくて、「これ当日ガチャかな」と半ばネタにしつつあったけど、前日夜にきちんと(?)発表してくれました。担当者さま、お疲れさまです。 

大好きだよ!!メリーポピンズ!!!!!

あ、すいません、ついマイケルと同じ台詞を思わず叫んでしまいました。

観ているとき自分でもわかるくらいずっとニコニコしてるし、あのワクワクする感じとか、「ワァァ…」と目をキラキラさせながら魅入っちゃう感じとか、自然とクラップしてしまう曲の数々とか、劇場を後にするときの多幸感とか、帰りの電車の中でもずっとニコニコしてる感じとか、なんか凄く久しぶりな気がして、それが嬉しくて堪らなかった!プレビュー初日、幕が下りた後の客席の興奮ったら、もう凄かったんだから!!!

ディズニー×サー・キャメロン・マッキントッシュ×サー・マシュー・ボーンの組み合わせ、最高のエンターテインメントがぎっしり詰まってました。そのエンターテインメントを素晴らしいものに作り上げた演者の皆々さまにありがとうと伝えたい。あと催行決めたホリプロ(と東宝とTBSと梅芸)もありがとうございます!!!みんな、ありがとう!!!

 

子供の頃、ディズニーで育つか、ジブリで育つかっていう流派があるみたいなんですが、私はそのどちらもさらっとしか通っていない「金曜ロードショーで見たことある」くらいの人間でして。なので「メリー・ポピンズ」がどういう話なのかほとんど知らず、あらすじを読んで臨んだのですが、そんな人でももの凄く楽しめます。知ってる人も知らない人もみんなが楽しめる凄い作品。

 

メリー・ポピンズが主役ではあるんだけど、物語の軸はジェーンとマイケルという子供たちの成長の話でもあり、バンクス夫婦を含めた家族みんなの成長の話でもあって。"かつて子供だった大人"に向けての物語でもあるメリーポピンズ。劇中でも言っていますが、メリーは「こうしなさい」って吹き込んだりやらせたりしていなくて、ただ道を示して、そっと子供たちの背中を押しているだけ。子供たちは自らどんどん成長をして、その子供たちが両親の背中を押して、両親たちも成長をしていく。泣くなんて思ってなかったのに、観るたび違う箇所で泣いてしまう。メリーやジェーン・マイケル、バートの言葉が仕事や日常に疲れた心をどんどん潤してくれる。みんな、メリー・ポピンズを観て幸せになっておくれ。

 

仕事ができる公式さんが当日券の有無をちゃんとツイッターで報告してくれるので、ちょっとでも気になる人はぜひ観てください!!!自信をもってお勧めします!!!舞台ってお値段張るから、なかなかこの界隈を趣味にしていない友達とか誘いにくいんですが、メリポピは普段舞台観ない友達を誘うことに成功しました。GWに連れていくよ!

 

marypoppins2018.jp

 

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楽曲は言わずもがなですが、スパカリの高揚感とか Chim Chim Cher-ee(リプライズ)の美しさとか、Jolly Holidayの幸福感とか、Step in timeの迫力とか、Anything can happenの歌詞に胸を打たれたりとか、帰り道にずっと頭の中で流れる名曲ばかり。(曲ごとの感想は別途ちゃんとまとめたい) 

TVでの宣伝番組では有名な楽曲やダンスシーン、メリーの魔法とかを中心に紹介しているけど、もちろんそれらも物凄く素晴らしいんだけど、お話自体が凄く心に沁みるんです!!!ってことを声を大にして言いたい。お話を担う子役ちゃんたちが凄い。めちゃくちゃ上手い。歌もお芝居も。それにおそらくジェーンとマイケルが一番舞台に出ずっぱりだと思うんだけど、2幕ラストまでパーフェクト!しかも各々細かいところまでお芝居していて観ていて楽しい。

あと、この演目は1階席だけじゃなく、2階・3階席でもめちゃくちゃ楽しめるのでお勧めです。照明の美しさとか、星に包まれる感覚とか、最後のフライングとかは上階のほうが堪能できる。比喩ではなく、本当に星に包まれるからね!!2階席で初めて観劇した時、目の前の光景があまりにも美しくて鳥肌がぶわっと立った。舞台セットもすっごく素敵で、特にバンクス家は飛び出す絵本みたいな仕掛けで可愛い。そして銀行の場面は何度見ても不思議な感覚になる。舞台セットの転換も見事。

 

●キャスト別感想●

あーやメリーはご自身で「メリーは宇宙人」と仰ってるように、まさに宇宙人!!プレビュー観たときは「宇宙人…?」といまいち分からなかったんだけど、めぐメリーを観てその意味が凄く分かった。あーやメリーは"何を考えているか読めない人"。でも雰囲気や歌声、表情がチャーミングだから思わず魅かれる。何よりあーやさんは目の使い方がすっごく魅力的だよなぁ。楽しいことや面白いことを見つけた!っていう目をしてる。だからこそ「Playing the Game」のときの「その考えは間違っています」の台詞がドキッとするほど怖かった。最後マイケルに「大好きだよ!メリー・ポピンズ!」と言葉を投げかける場面。それまで表だって感情を出していなかったあーやメリーが唯一心が揺さぶられているのが、凄く伝わってくる。「みんなに任せなくちゃ」の掻き消えそうな歌声にぐわっと心が持っていかれる。そのあとのフライングでは、凄く幸せそうな表情で客席を見渡していて、涙が出てくる。いやぁ、あーやさんは初めましてだったけど(「Beautiful」は水樹さんのほうだけ観劇したので(無理してでもあーやさんのも観ておけば良かったー))、こんなに素敵なメリーになるとは!嬉しい誤算!!と、手持ちチケットの平柿ペアの少なさに泣いた。そして追加した← あ、そうだそうだ、あーやメリーの「Supercalfragilisticexpialidocious」の発音が好き。癖になる。

めぐメリーは安心安定圧巻の歌声。気持ちよく伸びる歌声に聞きほれる。さすがめぐさん。チャキチャキハキハキしてるから、あーやメリーよりも子供たちを教育している感じが強めに出ているかな。元々めぐさんの歌声って慈愛に溢れているじゃないですか?厳しいけど歌声に慈愛がたっぷり溢れているから、人間味というか愛情深いメリーになっている。そんなメリーだから子供たちも慕う。宇宙人感というよりもプロフェッショナルの子守という感じかな?あーやメリーは「あの人、油断ならないよ!」というマイケルの言葉がしっくりくるけど、めぐメリーは「怒りんぼになってよ!メリー・ポピンズ!」の言葉がしっくりくる。しっかし、めぐさんってどんなに早口でも一音一音がきちんと耳に入ってくるから凄い。

 

子供たちから見たら、柿バートは同じ目線で一緒に楽しんでくれる"お兄ちゃん"、大貫バートは手を差し伸べて導いてくれる"お兄さん"という感じかな。そして柿バートは"かつてマイケルのような少年"であり、大貫バートは"メリーと同じ宇宙人の友達"という感じ(ニュアンス伝われ)

大貫さんはさすがのタップとダンス!音に体の動きがばちっとハマってる。軸ぶれないし、ターンのスピードが速い速い。そしてタップもお見事。鳴ってる音すら美しい!!逆さタップも真ん中で止まったところで、マリオがジャンプするときみたいに両足離したからびっくりしたよ!(ちなみに柿澤さんは片足がMAX) そしてそんな逆さタップでも良い音がする大貫バート凄い。身のこなしがとってもスマートで紳士的。ダンスも立ち振る舞いも「パーフェクトです!」なイケメンバート。

柿バートめちゃくちゃキュートなんですけど?何とあのかきざーさんが人を殺しません!(語弊) 神になろうとしません!!(語弊) 最初から最後までキュートなかきざーさんです!!キュートな柿澤さんってめちゃくちゃ可愛いからみんな覚悟して見てね。かきざーさん、歌声がとっても表情豊かで、台詞のように歌うし、歌うように台詞を語る。子役ちゃんたちとのやり取りが遊びに溢れていて可愛い。スパカリのところでは「速い速い」とか、「いいところ持っていくよね~」とか「参りました」とかその日その日に合わせて入れていたり、提督との会話で平泉成さんとか我修院さんの声真似(?)してたり、ウィロビーちゃんのところでは片言日本語みたいになってたり、ディズニーの作品ってアドリブの余地なさげなのにがんがん攻めてくる柿澤氏。でもそんなアドリブも「柿バート」の一部になってて、凄く馴染んでる。 

 

まさにこれ!!かきざーさんがtwitterで述べてましたが、柿バートはマイケルのような少年だった過去をとても感じる。「柿バートは子供の頃に会ったぶりにメリーに再会したのでは」と感じたので、そう考えながら観ると諸々の場面がめちゃくちゃ愛おしくなります。メリーと出会う場面、ずっとずっと再会するのを待ち焦がれていた様子や、メリーに今度会ったらどこか連れてってくれる約束って少年バートがメリーと約束したのかなとか、想像が膨らむ。特に最後のマイケルとメリーの別れの場面。バートは2人のこの会話が少年マイケルにとって最後だっていうのがわかるから、凄く切ない顔をしていて。そしてメリーにキスされた後、次いつ会えるかわからない寂しさ悲しさと嬉しさがごちゃ混ぜになった表情がとてもとても良いのでみんな観て…。あと、ライトが当たっていないときのお芝居も凄く良いのでぜひ観てください。

スパカリとかJolly Holidayとかのダンスはキュートでハッピーで、Step in timeのタップは音も良く鳴ってて楽しい!(アキレス腱のこともあったから胸がいっぱいになった)

 

ジョージとウィニフレッド夫婦は山路さん&花代さん、駒田さん&三森さんペアがずっと続いて、4月半ば過ぎて初めて山路さん&三森さんと駒田さん&花代さんのペアを観劇。相手が変わると夫婦の関係性も変わって面白かった。花代さんのウィニフレッドは「元女優」という肩書通り、華があって、ハキハキしている。だから山路ジョージにも駒田ジョージにも押しが強めな印象wでもジョージの求める「上流階級の妻」になれない、なりたくない自分の気持ちのやり場に折り合いがつけられていない様子が出ていた。三森さんのウィニフレッドはおおらかで朗らかで、自分を抑えて夫を立てている妻。時代的には三森ウィニフレッドみたいな女性が多かったんだろうなぁ。だからこそ、「Being Mrs Banks (Reprise)」で「私が見つけ出す」と決意する姿や、「女だから無理なの」と言っていた彼女が「Anything can happened」で自分の殻を破って成長する様がめちゃくちゃ胸を打つ。メリポピの曲は至言ばかりで胸に突き刺さる。駒田ジョージがコミカルだから、駒田×三森の組み合わせだとお似合いの夫婦だなぁと感じたけど、山路ジョージだと山路さんが凄く厳格なパパでびっくりした。三森さんが相手だと、歌よりも台詞に重きを置いていた。駒田さんはプレビュー初日に観たときは頭の片隅にテナルディエがどうしてもちらついてしまったんだけどw、回を重ねるごとに「ジョージ」にしか見えなくなった。それも「問題"児"のジョージ」。花瓶が割れた後の柿バートとのやり取りがめちゃくちゃ好き。4/14ソワレ、ラストのシーンでマイケルに返そうと望遠鏡をしまうときに「ポンッ」と良い音がしてレンズの部分とかが飛んで行ったのには笑ってしまったwwww物凄く良い場面だから、観客含め一瞬どうしようと考えたけどあれは笑いを堪えられなかったww笑いに包まれた貴重なラストでした!!!(その日のカテコで柿澤さんとあーやさんに弄られてたwww) 山路さんはウィニフレッド役に合わせてお芝居を変えていてたけど、納得のお芝居…!!公園から帰ってくるときの服の乱れが、公演を重ねるごとに凄くなっていくんだけどwwどうしたらああなるwww あと「すいませんでした」の言い方がめちゃくちゃ好きですw 夫婦の関係性は山路>>>>三森、山路>>花代、駒田>>三森、駒田>花代という感じかな?

 

ミセス・ブリル:久保田さんはさすがのお芝居のうまさ!ロバートソン・アイに対する攻撃力が高いww あと「家宝が~~~~~~~」が抜群です!!「美味でございます~~~~」の秀逸さと同じレベル。何度観ても笑ってしまう!りんこさん、幕が開いた当初はお芝居というよりも歌のほうが印象に残ったけど、4月に入ってから観たらめちゃくちゃお芝居良くなっててびっくりした!

ロバートソン・アイ:小野田くんがロバートソン・アイって勿体なくない??って思ったらみんな思ってた(アンジョルラスおめでとうございます!!!)。良い声を堪能できる箇所が少なすぎるぞ!!!!でもとても楽しそう。もう中はもう中でもありロバートソン・アイでもあった。観たらわかる。自分は今、もう中を観ているのかロバートソン・アイを観ているのか分からなくなる、そんな感じです。低い良い声出てました~

バード・ウーマン/ミス・アンドリュー:両極端の2役。お二方のバード・ウーマンの「Feed the Birds」が美しくて心が浄化される。ミス・アンドリュー、ほのかさんはコミカルな感じが強めに出てて、解毒剤を飲んだ後の「え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」の時の表情に笑ってしまうww 歌穂さんのミス・アンドリューは本家ディズニーヴィランズ!!と言ってもいいほど、お顔がヴィランズ顔。歌穂さんのを観るとなんか101のクルエラを思い出す。

 

プリンシパルだけじゃなく、アンサンブルさんたちも本当に魅力的で!エリアンナさん演じるミセス・コリーは沖縄(?)訛りが何とも魅力的で店の主感が際立ってた~。ネーレウス役の長澤さん、Jolly Holidayのときに舞台上手でやるピルエットが美しすぎてガン見しちゃう。とりあえず全体的に目が足りない。

 

3月はカテコのお写真OKだったので、いくつか。私の携帯と腕のスペック高くないので雰囲気だけでも。ちなみに、開演前・幕間・終演後は撮影可です~~。

カテコのスパカリを一緒に踊りたい~~~~!!!!カテコで全力拍手するから、終演後だいたい汗かいてる。わたしも全力です。

 

 <3/21>
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<3/28マチネ>

この日はネーレウス役が工藤さん、ミセス・コリーが般若さんの回!
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<番外編:3/21>

シルエットでもすごい笑っているのがわかるかきざーさん。そしてめちゃくちゃ笑顔なほのかさん。
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<番外編:3/28マチネ>

わたし、この紗幕が下りた後のみんながダンスしているのが本当に大好きで!!!舞台上も客席も幸せでいっぱいに溢れていて、幸せで嬉しくて涙が出てきそうになる。特にウィニフレッド役の三森さんや花代さんがマイケル役の子役ちゃんを抱っこしてくるくる回ってる姿を観ると涙腺が一気に緩む。
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ほんとに幸せになれるメリー・ポピンズ。みんな、観ておくれ!!!

「ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-」@ACTシアター 2018/1/13マチネ

1年ぶりの黒執事。去年のサーカス編は色んな事に殴られて受け入れるまでに時間がかかったのでビクビクしながら行きましたが、凄く良くまとまっていて1回だけの観劇だったけど楽しかった~!と満足度高し。演出と脚本が違うとこうも違うのか。あと去年はTDCは音響と座席に痛めつけられたけど、ACTはサイドでも見やすくてやっぱり快適(ロビー狭いけど)。

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脚本:Two hats Ltd.

演出:児玉明子

作詞:Two hats Ltd.、新良エツ子

www.namashitsuji.jp

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ちなみに原作漫画は未読。リコリス編は舞台をWOWOWで、サーカス編は観劇済み&アニメ版をWOWOWで視聴済み、という感じ(WOWOW様様です)。リコリスとサーカスは観ておいて良かった!劇中である程度説明はしてくれているけど、初見だとちょっと関係性が難しいかも。

 

以下、ネタバレしてるかも。  

 

とにもかくにも古川セバスの美しさよ!!相変わらずのスタイルお化け。立ち姿を観て「足長ぇなこの人」、回し蹴りするたびに「足長ぇなこの人」と頭悪い感想を合間合間に挟んでいた。あと蓮生くんも着実にスタイルお化けに成長していて震えた。え、足だけ伸びるって可能なの?私が認識しているキッズの頭身じゃないんだけど??観劇中、足が長すぎて本当に同じ人間なのかなと何度も不思議な気持ちになっていた。

サーカス編は(TDCの音響の悪さもあって)歌詞が聞きりずらくて雰囲気だけ感じていたけど、豪華客船編は歌詞がちゃんとわかるように作られていて、作詞って大事だね、と改めて感じた。あと古川くんの歌だけ1人なんか難しい曲じゃなかったですか?「歌うまくなってる…」と驚いた。以前は高音の部分が苦しそうだなと感じていたけど、しっかり歌いあげていた。一緒にいた友達に「古川くん、歌うまくなってない??前見たのってなんだっけ?ロミジュリ?」と聞いたら、「ベスだよ」と教えてくれました。そうだった!なんかベスのことすっかり頭から抜けてた!!ごめんよ、フェリペ王子。ベスからそんなに日が経っていないのに、凄くうまくなってる気がするぞ。軽率にM!のチケット増やしたくなった。

 

今回は出演者に秋園さんがいる時点で「本当に2.5??豪華すぎない??」と驚いたけど、美しいしかっこいいしで、娘役なのに男役…!!と1度で2度美味しい感じでした。でもせっかく秋園さんをキャスティングしているなら、ソロ1曲欲しかった…ミッドフォードの歌+αだけとか勿体なさすぎやで…。

アンサンブルの岡崎さんは出てきた瞬間に一発でわかったwwいい意味で存在感があるwwゾンビの群舞のときは残念ながら見分けることができなかった…わたしもまだまだですね…。

 

生執事は回想場面が1つの見せ場になっていると思っていて(リコリスはAKANEさん、サーカスは小手さん)、豪華客船編ではリジー役の百々子ちゃんがそれを担っていましたが、めちゃくちゃ良かった!!!"守られる存在"として生きてきたけど、"守る側"になったときの強いリジーがかっこよくて愛しくて好き!!!あとシエル役の蓮生くんとの身長差が絶妙すぎる。

1幕で見せ場の回想が入ってきていたので、2幕の見せ場どうなるの??と思ったら、アンダーテイカーお前…!!と素直に話の展開に驚きました。そして観劇後、友人から「和泉さん40歳だよ」と聞いて2度驚き。まじか。

 

箇条書きの感想。時系列むちゃくちゃです。

・ドルイット子爵のヨイショ曲には笑ったww嫌々ながらも踊るセバス、シエル、グレルがシュールで面白かったww

・セバスのシネマティックレコード。"偽物"から"本物"に成長していく回想シーン。偽物の時の古川セバスの「…クソガキ」などの暴言最高ですね。しかしここの演出、映像を挟む必要あったのかな…?と感じてしまった。リジーの回想場面とかは映像をうまく使っていると思ったけど。

・客席後方から赤い幕がさーーーっと流れ込む演出には驚いた!わたしは1階サイド席だったので赤い幕の下に入ることはできなかったけど、センター席だと一瞬視界が赤一色になるんですよね?味わえた方、羨ましい!

黒執事は2.5でも屈指の人気コンテンツなんだろうなぁというのを、衣装のクオリティで実感。あとグッズ列。

 

S席9000円でこのクオリティならお釣り出る。しかし、古川くんのセバスは今回がラストかな?言うてもM!で帝劇主演ですからね…。キャリア的に考えたらね…。

  

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2.5界隈は円盤化が約束されているの、めちゃくちゃ羨ましい。しかもDVDじゃなくBlu-Ray東宝ホリプロも遠慮せずバンバン円盤化しよう!それで集客減ることなんてないんだからな!!(圧)

  

「アテネのタイモン」@兵庫県立芸術文化センター 2018/1/7、1/8マチネ・ソワレ(千穐楽)

明けましておめでとうございます!ってずいぶん経ってしまいましたね。気付いたら2月でした。私の2018年観劇初めは兵庫に遠征してのアテネのタイモン。兵庫県立芸術文化センターは初めて伺いましたが、梅田からのアクセスも良く(特急で10分ちょっと)、徒歩3分くらいのところに阪急百貨店もあるので食事にも困らずで周辺環境ばっちり。劇場自体も綺麗でしたが、ホワイエはさい芸を一回り小さくした感じかな?座る場所はさい芸より少ないので幕間の居場所にちょいと困る感じ。1つ物申したいのが、なぜさい芸よりも3000円値上がり?('ω') 君は博多座か?博多座なのかい??(お前)

 

公演も終わったので気にせずネタバレ。

演出面での変更は追放の場面が大きかったかな。さい芸ではC~D列とQ~R列の横通路を使ってお芝居していましたが、兵庫では横通路がないため基本的に縦通路と舞台前の通路のみ。そして舞台前の通路で客席を向いての演技になったので非常に見やすかった。あと2幕の森の場面とかは「その日に生まれる芝居」で見応えがあった。

 

5分前着席が通常運転の私ですが、タイモンに限っては10分前には着席する仕様に。鋼太郎さんが「頑張ります」「千穐楽ですね」、と小さくガッツポーズしながら挨拶する姿が可愛いかったw

冒頭のワルツは柿澤さんの身のこなしに釘付けになる。 しかし、千穐楽の日は上手前方席だったのですが谷田さんが上手側で踊っている姿を発見してしまい、柿澤さんを観つつも谷田さんの姿もチラチラ確認してしまった。 めちゃくちゃ男前~目の保養~~。

 

全体的な感想はさいたま公演でしているので、気づいた点などなど。

ちなみにさいたまの感想↓ 

ta-ma27.hatenablog.com

 

柿アルシバイアディーズはさいたまよりも、なんかちょっと大人になってた(?)ような気がした。さいたまのときは客席後方の通路でこれでもかというくらい「どうしてもだめかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」と仰け反りながら叫んでいたので血の気盛んな若者という印象のほかに、自分の要望が通らなくてぶちギレる子供のような印象もあるなぁと感じていた。それが、中ホールだと縦通路での演出で少し遠慮したのかどうかは不明だけど、さいたまより少し抑えての(少なくともさいたまほど仰け反りかえってはいない)「どうしてもだめかぁぁぁ!!!」で、子供っぽさが薄れていたので個人的に追放の場面は兵庫の方が好き。

 

前楽。二幕の森でタイモンと遭遇しての「害を与えたか」のところ、さいたまは二人とも立ったままの芝居だったけど、兵庫では座り込んでいるタイモンと目線を合わせるべくしゃがみこんで問う柿アルシバ。この日はやけに顔を近づけて問いかけていると思ったら、タイモンがアルシバにキスをして、思わず顔を横にずらしていた(けど、タイモンの口が頬を撫でる結果に)。前楽なのに色々やってくれるな…!「親愛の意味をこめてされるキスも、場合によっては嫌だろ?」っていうことをアルシバに実感させようとしたのかな?考えすぎ?

そして一番の衝撃は盗賊を撃ったあとに、自分の口に銃口を入れるタイモン。ご覧になった方は分かると思うんですが、銃身が長いやつなのでかなり無理がある体勢。さすがに引き金は引かなかったけど(それをしたら話が変わる)、「……どういうこと!?何を意味しているの…?」と混乱。幕間にひたすら考えたのだけど、"盗賊の命を奪ったタイモン自身も、また別のものに命を奪われる存在である"、ということを表していたのかな…?

柿アルシバ、アテネに進軍して手袋を投げるところがとても悔しそうだった。

 

千穐楽。鋼太郎さんの暴れっぷりが今まで見たなかで一番だったw 一幕ラストの晩餐も普段より2-3人多く蹴ったり殴ったり。

追放の場面で舞台に上がったあと、腸煮えくり返ったアルシバが唾を吐き出していてかっこよかった(語彙力) 何て言うんですかね、殴られて口の中を切ったから血をペッと吐き出す感じ。マントの翻し方も勇ましくて美しい。

2幕の森のなかでアルシバの軍と遭遇する場面。タイモンはアルシバの頬に手を触れて「優しくしたじゃないか」。「誉めたじゃないか」ではなかった。敢えて変えてきた…??「優しくしていなかったアペマンタスこそ自分の味方だった」「アルシバは優しくしてくれた」とタイモンは認識していたのか。

花梨の実を2回投げつけるアペマンタスには笑ってしまったwwてっきり2つ鞄の中に忍ばせていたのかと思ったけど、どうやら花梨の実を投げたら跳ね返って、また鞄の中に入ったっぽい。ミラクル。あとパンを思いっきり客席に投げるタイモンにも笑ったw後方席までパンが飛んでった~

千穐楽銃口を口に入れたりするのかとドキドキしながら待ち構えたけど、これまで通り、じっと天を見つめていた。

 

さいたま公演からラストのタイモンの表情がどういうものなのかがわからなくて、あれだけ呪詛のような言葉を吐き出していた人の最期は一体どういう心境なのだろうか?とぐるぐるしていた(翻訳本にもタイモンの最期の描写はない)。だけど前楽の銃の流れを観て、あのタイモンの最後の場面も、タイモンには恐怖や怒りや悲しみもなく、ただ神という大きな存在に命を奪われるという宿命を受け入れていた、ということなのかなぁという考えに至った。

  

・鋼太郎さん:千穐楽挨拶(ニュアンス) 

千穐楽に2回公演。どういうことかと思ったら追加公演ということのようです。足をお運びいただきありがとうございました。正月早々に唾を掛け合ったり、妻は不倫しろだ、子供たちは親に歯向かえなど相応しくないことを言っておりましたが、故蜷川幸雄も生前「シェイクスピアは激しくなければならない。激しさのなかから見えてくるものがある」と言っていました。その言葉を胸に、シェイクスピアシリーズ復帰の第一段として取り組みました。皆様には盛り立ていただき、誠にありがとうございました。来年は新しいシェイクスピア作品に取り組みますのでそちらもどうぞよろしくお願いいたします。

挨拶の途中で「新幹線の時間あるんだけど大丈夫ですかね?(笑) 僕たちも帰らなきゃいけないから」とも仰ってて、演者の皆さん無事乗れるのかこっちも心配してしまったw

最後、両手お手降りしつつぴょんぴょん跳ねながら捌けていった柿澤さんがめちゃくちゃ可愛かった。最後の最後はジャンプしながら右手で何かを掴むような感じで。

 

柿澤さんのがっつりストプレ演目観劇が初めてだったのと柿澤さんのミュージカルが大好きなのもあって、観劇前はストプレで満足できるのだろうかとちょっと不安に感じていたのだけど、想像以上に面白くて満足度も高くて最高でした。やっぱりわたしは柿澤さんの「芝居」が好きなんだなぁと。蜷川組の皆様とのお稽古~本番がものすごく充実していたようで何よりです!(逆に今のメリポピ稽古期間中の柿澤さんの発信が少なすぎて心配してるw)

シェイクスピアシリーズは過去DVD化されているということなので、全力で円盤化を待っています。だけど今回はDVDじゃなくてWOWOWだったりするのかな…?(初日にWOWOWと日テレの取材カメラが入ってた) どっちにしても映像化を!!!どうぞ!!!!よろしくお願い!!!!!します!!!!!

 

 

 

皆さん怪我なく千穐楽を迎えられて良かった!お疲れさまでした!!

「マタ・ハリ」@東京国際フォーラム 2018/2/3マチネ

ワイルドホーン全開の曲を歌いあげる役者!美しい柚希さんのマタ・ハリ!目も耳も楽しめた~~!!!

加藤くんはアルマンとラドゥーの2役を役替わり、かつアルマン・ラドゥー・ピエールがそれぞれWキャスト。なのに公演期間が2週間。み、短い…!!頭悩ませながらチケット取った。ちなみに初日の組み合わせは東京公演で1回きり。

 

・2/3マチネ:アルマン:加藤和樹、ラドゥー:佐藤隆紀、ピエール:西川大貴


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脚本:アイヴァン・メンチェル、作曲:フランク・ワイルドホーン、歌詞:ジャック・マーフィー、オリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ホーランド、訳詞・翻訳・演出:石丸さち子

マタ・ハリ:柚希礼音、パンルヴェ栗原英雄、アンナ:和音美桜、ヴォン・ビッシング:福井晶一

www.umegei.com

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国フォのB席って個人的にあまりいい思い出がなくて、2016年スカピンもB席だったんだけど、「あっちの方でお芝居やってる」というか、お芝居の"密度"が3階一番後ろまで届いていなかったように感じてしまって。それでもお財布事情から今回もB席を取らざるを得なかったんだけど、とっても良かった!ワイルドホーンの曲ってこうだよね!!!!と興奮しまくってた。

冒頭のアンサンブルの曲、歌声が変に響いて全然歌詞が聞き取れなかったのは音響のせいです?(それ以降は気にならなくなった)。う~ん、聞き取れなかったの悔しい。

 

暗い世界に炎のような輝きを放つ柚希さん演じるマタハリの美しさよ。引き締まったウエストから背中のラインが美しいし、手足も長いからオリエンタルな衣装が映える映える。そして「寺院の踊り」の素晴らしいこと。

マタ・ハリは(略)自分もシバ神にダンスを捧げるようになったといいます。そこから始まった踊りですから、彼女にとってそれは、聖なるものであり救いとなるもの。 

パンフレットでの柚希さんの言葉。そう!そうなんですよ!!衣装の露出が多いから、妖艶な踊りなのかな?とイメージしていたんですが、男性に媚びるようなものではなく、むしろとても神々しい。ヅカ出身の役者さんって皆さん姿勢が美しいけど、柚希さんも肢体の使い方が美しい。I字になるところとか惚れ惚れしちゃった。こちらの動画の冒頭の踊りですね↓

 

www.youtube.com

 

ビリーエリオットのウィルキンソン先生役で柚希さんは一度拝見していたのですが、失礼ながらワイルドホーン氏の難易度の高い曲たちをここまで歌えるとは思っておりませんでした(ごめんなさい、殴らないでください)。1人の女性として強く生きる姿が本当に美しかった。2幕ラストの歌を歌いきった後、客席から大きな拍手が送られたけど、それがピタッと止まって暗転してからブワーーーっとより大きな拍手が巻き起こってた。わたしもそうなった。

 

加藤くんはほんとに傷だらけで地面を這う姿が似合う(誉めてる)。キラキラした青年からズタボロになる姿まで楽しめます。加藤くんは観るたびに歌がうまくなってる気がするぞ。加藤くんの感想がこれだけで大変申し訳ないのですが、今回何といってもシュガーが最高すぎて震える。シュガーって歌うまいじゃないっすか。やっぱり歌うまいんですよ。歌っていないときの声も最高。良い声。シュガー大佐に惚れない人いる??はぁぁぁぁぁぁほんっと歌うまい。ワイルドホーン歌うシュガー堪んねぇ。「TEN THOUSAND(一万の命)」最高。

そんな2人が歌で殴り合う曲があるんですよ。「MAN TO MAN(2人の男)」っていうんですけど、最高なので皆さんぜひ観に行ってください。シュガーの声量に加藤くんが負けていなかったのが凄い。

ゲネの映像にこの曲がなかったので韓国ver.探しちゃったよ。

www.youtube.com

韓ミュのPV映像~~。凄いよね、ミュージカルの曲でPV作っちゃうんだよ?東宝もやろうか(どさくさ)。このPV映像より、生で聴くほうがめちゃめちゃいいです。ワイルドホーンの楽曲の圧をみんな生で感じてくれ。

 

脇を固める役者さんも歌える人ばかり。和音さんも福井さんもめちゃくちゃ良い~~。福井さんの「TO CATCH A SPY(捕まえろスパイを)」かっこいい。あとめちゃくちゃダンスが上手い人がいるなと思ったら乾さん!!どうりで目が追っちゃうわけだ。あと遠山さんは遠くからでも一発でわかるお顔の濃さ。

 

初日はカテコ写真OKだったので撮ってみたけど、3階席&私の携帯の限界がこれなので雰囲気だけ。ワイルドホーン氏とメンチェル氏も観劇していたので、カテコで登壇してご挨拶してくれました。 


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最後にちょっと演出について(ネタバレあるよ)

 

・フランス、ドイツと場面が変わるときに、それぞれの国旗のカーテン(?)で表していたのがムムム。そこは国旗がなくても観客は分かるんじゃないかな?軍服の色も違うし…もっと観客を信頼してくれ~~と思ってしまった。

・ピエールを諭して、自らもパイロットとして戦地に赴くアルマン。…の後ろでセットにプロペラつけて主翼が脇からでてきて合体。戦闘機の出来上がり!いやいやいやいや、それはなくてもいいと思います…!!妙にリアルなセットを組むと逆に安っぽく見えちゃう気がする。あそこは観客に想像させる演出にしてほしかったなぁ。

・マタのお家の屋上として使っていた高く組み上げたセットの上でアンサンブルの人が常駐(言い方)していたんだけど、3階席だとよく見えなくて残念だった。でも戦場の場面では戦死した兵士、日常の場面では佇む青年と場面場面に表していたのかな?

・ラドゥーの家にマタが訪ねてくる場面。マタに迫っているところを、扉の向こうから見てしまう妻。そして三下り半をつきつける妻。ここ、すごく2時間サスペンスドラマだったw 「ラドゥー、後ろ後ろ!」って頭の中で声かけちゃって、マタとラドゥーに集中できなかったww

 

 

役替わりであと2回観劇予定。加藤くんのラドゥーがどんな感じになるか楽しみ~~!