ただの備忘録

現場を振り返ることを枷にして記憶の定着を図る。つまりただの備忘録。(主に舞台の感想)

「百鬼オペラ 羅生門」@シアターコクーン 2017/9/16マチネ

外国の絵本のような世界だった。

大きな場面転換やセット転換がなく、必要最低限のセットしかない。

ダンサーさんたちの身体表現で一気に世界観が広がる。

美しかった。

 

operashomon.com

--------------------------------------------------------------

脚本:長田育恵
作曲・音楽監督:阿部海太郎
作曲・編曲:青葉市子、中村大史
演出・振付・美術・衣裳:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック

 

Cast
柄本 佑、満島ひかり、吉沢 亮、田口浩正小松和重銀粉蝶


江戸川萬時、川合ロン、木原浩太、大宮大奨
皆川まゆむ、鈴木美奈子、西山友貴、引間文佳

Musician
青葉市子、中村大史、権頭真由、木村仁哉、BUN Imai、角銅真実

--------------------------------------------------------------

 

満島ひかりちゃんが芥川の演目を演じるってのに魅かれてチケット買いました。

いやぁ凄い。

「藪の中」のときの真っ赤な洋服姿。ただそこにいるだけで美しい。「羅生門」のときのみすぼらしい洋服を着て下人を罵倒している姿さえ、その熱さに目が離せなかった。

あとはやっぱり歌が良い。「オペラ」と銘打っていますが、歌いあげるような曲ではなく、優しく哀愁のある曲たち。外国の古いオルゴールのような曲というか。それと満島さんの歌声がきれいに重なるんですよ。歌声だけですでに物語。

柄本佑くんも歌ってたし、踊っていました!個人的には歌よりも踊りのほうが好みだったな。コンテンポラリーってかなりセンスを問われると思うのですが、ダンサーさんたちに混じってお見事でした。

吉沢くんはものすごい美青年。

 


あ、そうそう「わたしは真悟」で真悟の腕をしていた引間さんもご出演されてた!

そして青葉さんも真悟で歌詞をかかれてて、真悟づいていた。

 

www.google.co.jp

 

観劇の際の注意点としては原作の内容を把握することと舞台のあらすじをちゃんと読んでからってことですかね!わたしは原作うろ覚えの状態+あらすじもさらっとしか読んでなかったので1幕終わった後、「置いて行かれている…」と焦った。2幕でどういう内容か理解できたから良かったんだけど、ちゃんと予習しといて方が良いかな?

 

上記リンク先の満島さんと柄本さんが2人で写っている写真。これがそのまんま舞台上にある。舞台美術がほんとこのまんまなの!この世界観が好きな人はどっぷりはまりそう。

蓮の場面とランプの場面は本当に本当に美しかった。

「白昼夢」というだけあって、役者が舞台袖から登場することがほとんどなかった。基本的に舞台の床から出入りしていて(←観ればわかる)、確かに"夢"っていきなり自分がその場面に行き当たるよな…と納得してしまった。

 

幻想的で美しかった~~~~ 

「デスノート THE MUSICAL」@新国立劇場中劇場 2017/9/16ソワレ、9/18マチネ・ソワレ

やっっっと浦井くんのライトを観ることができた!噂には聞いていましたが、あんなとこやこんなとこが違って衝撃だった。

 

9/16マチネ:柿澤

9/18マチネ:柿澤

9/18ソワレ:浦井

 

18マチネが中劇場での最初で最後の前方ブロック。近い。銀橋に立つとより一層近い。柿澤さんの歌とお芝居がどんぴしゃ好みということを実感する日々。なんだろうね、この内臓をぎゅっとつかまれる感じ(言い方)。あー好き!

カズさんとのアドリブが毎回楽しくてたまに吹き出している(わたしも柿澤さんも←)。

粧裕のバキューンのところ

16マチネ:カズ「狙撃兵か…」→柿「狙撃兵?ww」

18マチネ:カズ「凄腕…」→柿(もう1度どうぞ、という風に手をリュークに向ける)→もう一度撃たれるくだりをするカズリュークwに笑う柿ライトww

●禁断症状のところ

16マチネ:柿「デスノートに夢中で全然聞いてなかった。もう1回やって?」→全力で再度禁断症状をするカズリューク→柿「今忙しいんだよ。わからないでちゅかー?^^」で顎さわさわ

18マチネ:柿「全然聞いてなかった。もう1回やって?」→全力で禁断症状をするカズリューク→柿「あ、ごめん。もう1回やって?」→座ったまま「ウワー」「アー」と超テンション低く言って、動きも手のひらを開くくらい→柿「今忙しんだよ。わからないかなー^^」で顎さわさわ

●りんごわちゃわちゃ

16マチネ:右から左、左から右とりんごを取っては移動させたのち、柿ライトがりんごをかじって、そのかじったりんごをリュークに渡してたww

18マチネ:りんごを左右に移動させたのち、Macのラップトップの画面とキーボードの間にりんごを挟んで押潰そうとしてたwww想定外すぎて、噴き出したよww Mac壊れちゃうよ!!w

リュークのりんご

16マチネ:カズ「I'm りんご~ I'm りんご~ りんごっは誰のもっの?俺のものー!!ばっきゅーん♥」。笑っちゃう柿ライトw

18マチネ:カズ「I'm りんご~ I'm りんご~ りんごっは何っ色?赤色ー!!ばっきゅーん♥」。柿澤さんって笑いの閾値低いよねww笑ってるww

 

こうして書いてみると、柿ライトはアドリブ箇所そこそこあるね。アフトクでも話があったけど、浦井くんは全然日替わり部分ないんだよね。カズリュークは浦井くんでも禁断症状やるし、りんごで歌うし、毎度言うことかえているんだろうけど浦井くんは「ライト」として居続けている。そこらへんも「原作寄り」と言われる所以なんだろうか。

浦井くんで衝撃だったのが、冒頭の教室の場面と「デスノート」。教室で「正義とは」と歌うけど、歌うときにクラスメイトの顔を一人ひとりちゃんと見てるんですね。自分が口火を切って正義を語り、その後クラスメイトが各々自分の意見を語りだしていく。俵さんが「真の正義を~求めるなら~」と歌った時、浦イトが「そう!」って感じでニコッと笑いながら俵さんに向かって人差し指を刺していたのを見て、頭殴られるくらいの衝撃受けた。「世界平和を願えばいいのか」とか、その話しているクラスメイトの顔をちゃんと見て、目でコミュニケーション取ってた。浦イトって、クラスの中心にいる人気者なんだなって感じた。柿ライトはどっちかと言うと、自己主張をしている印象。クラスメイトが正義とは何かを語っていてもそこまで興味を持っていない。「自分の正義」だけが大事というか。(余談ですが、柿ライトの「正義とは儚すぎる夢のようだあ~~~woooowooow」って歌うところめちゃめちゃ好き)

 

デスノートを拾った時も柿ライトは「面白そう」、浦イトは「実験」って感じ。 なのに「デスノート」で「心の正しき人々のために すべての悪を裁こう」を父親に向かって言ってるんですよね…驚いた。この時点ですでに父親はすでに敵だったのかな…と。

浦イトは常に冷静で、リュークと話すときは基本早口で頭の中の考えがそのまま口から出てきている感じ。なのに突然声が大きくなって激高するときがあるからすごく怖い。

 

リューク「キラ」を歌ってるとき、柿ライトはすごく愉快そうに見てるよね。コーヒー(推測)飲みながら、机に肘付きながらその様子を見てる(そして咳き込むw)。浦イトはそんな感じはしないんだよなぁ…「観察」かな?「死神」という生き物の思考を観察している。

 

「私のヒーロー」の場面。浦イトは微笑みながら妹を見ている?幼いから自分(ライト)の正義が正しいことがまだわからないんだな、という感じ?でも最後ふらっと妹のほうに引き寄せられるような動きをしていて(そしてリュークに止められて)、「キラ」ではなく「ライト」の心が妹に傾いたように感じた。柿ライトのこの場面は「良心の呵責」だよなぁ。リュークに止められなければ「夜神月」に戻っていた。

粧裕の歌を聞いているときはカズリュークって(><)って顔をしてうるうるしているんだけど、ライトがいざ妹に引き戻されそうになると止めているのは、単純に「そうなったら面白くないから」だと思っていて。1週間で"これだけの人数"をデスノートに書くほどの人間なんて、そうそう出会えない。なのに妹の言葉で引き戻されるなんて、せっかく人間界に来たのにまた退屈な日々に戻る。だから止めた。そんなシンプルな考え。

 

「一線を越えるな」の父親との場面。柿ライトは、僕は父さんが思うよりずっと賢くやれる、という感じかな。浦イトは父親の歌を聞きながら、途中目をカッと開く瞬間があってすごく怖かった。やはり父親は敵なのか。もしくは父親の言葉で何かスイッチが入ってしまったのか。

Lの名前をリュークが教えない、と言った時の「何で!?!?」が浦イトめっちゃ怖い。怒ってる。「秘密と嘘」で徹平Lの後ろに回って何度も首を絞めようとする動きがすげぇ粘着質で怖い。

 

そういえば浦イトって腕時計を頻繁に見てるよね? 柿ライトは腕時計ほとんど見てなかったと思う。「40秒」に囚われてるのかな、浦イトは。

 

テニスの場面。柿澤さんストレッチの段階で開脚前屈までしだしてたw そしてやっぱり「運動ができる人」の動きだよなぁと惚れ惚れ。浦井くんはパワー系だな。ブンブン振ってる。柿澤さん、「ヤツの中へ」は梅芸以降いっこうに高いとこで歌ってくれない…!!前楽は期待していいですか…!!!(千秋楽はやらなそうと思ってるから前楽で)

 

柿ライトはデスノートを使って自分の正義を振りかざしたところを、人々が「キラ」という人格を彼に与えてしまった。だけど浦イトは彼の中にもともと「キラ」になる素養はあったところに、デスノートに出会って彼の中の「キラ」が顔を出した、という印象。だから最期の場面も受ける印象が全然違った。柿ライトは「キラ」の仮面が外れ、「死にたくない」という人間性を剥き出しにして、愚かで痛ましい姿。対する浦イトは最後まで「キラ」だった。

柿ライトは盆が回り始めるときに右足が最期のカウントダウンにならないように必死に耐えているし、「40秒」が近づくと必死に逃れようと逆走している。浦イトは盆に乗るときにちょっと堪えていたくらいで、逆走もしていなかった。自分が「新世界の神になる」のを疑っていないまま死んだ。

大黒ふ頭で、てぺLの2人に対する態度も全然違っていたなぁ。柿ライトには悲しそうな目をしていたけど、浦イトには最後まで厳しい目をしていた。

 

 

アフトクメモ書き。ニュアンスなので悪しからず。 (記憶を手繰りながら書いているので、会話の流れが違うかもだし、わたしの頭で補完して書いてるのでね!)

<16マチネアフタートーク(柿澤×小池)>

●柿澤さんと徹平くんの仲が良いことをアピールしたい司会者

①司「お互いはなんて呼んでいるんですか」→柿「徹平ですね」→司「ちょっと呼んでみてください」→柿「徹平♥」(すぐに要求を理解するかきざわさんww)→小「変な空気になってんじゃんww」→司「小池さんは何と?」→小「カッキーですね」→司「柿澤さんは徹平と呼んでいらっしゃるのに、ちょっと距離がありませんか」→小「そうですか?ww」→司「下の名前では呼ばないんですか?」→柿「仕事関係はカッキーが多いですね。中学とか高校の友人は下の名前で勇人と呼んでますが」

②司「柿澤さんはよく小池さんに電話をすると」→柿「しますね。でも最近全然出てくれないんです」→小「夜の2時とか3時とかにかけてくるんですよ!?」→柿「徹平の声が聞きたくて♥」→小「俺は聞きたくないわ!わたしシングルですからね?この人ダブルだけど」→柿「だって俺、夜からだもん」→小「知ってるけど!…そんなん知らんわ!」

●お酒のはなし

①司「富山、台湾、大阪とありましたが、お飲みになられたんですか?」→柿・小「富山…飲んだねぇ。台湾…飲んだねぇ。大阪……飲んだねぇ。」

②司「お酒を飲んだらどんな風になるんですか?」→柿「徹平は見た目が可愛らしいところがあるんですけど、飲んだら男気が出てくるんですよ。だから僕は徹平を飲まして、奢ってもらおうとしています。『いいよ、ここ俺奢るよ』って男気が凄いんですよ」→司「柿澤さんは飲まれたらどうなるんですか?」→柿「僕は楽しくなっちゃうタイプですね」→小「すごい歌いだすんですよ。飲みに行った後にカラオケ行こうって言って、翌日公演があるのにガンガン歌って。そしたら翌日『ンンッ』って咳払いしながら喉の調子が…って言ってる」→司「歌いたくなっちゃうんですか?」→小「いや、カッキー覚えていないと思いますよwすぐつぶれちゃって記憶なくすんで。本当に連れて帰るのが大変」

●再演について

司「初演からお互い変わったと思うところはありますか?」→柿「徹平は歌が安定しているように聞こえる」→小「しているようにってww」→柿「この2年で彼自身色々なミュージカル出たのもあるけど、すごく歌が安定してる」→司「Lは表情を変えずに歌うのが難しそうに見えるのですが」→小「すごく難しいです。猫背の姿勢で歌わないといけないので、背中含めて全身の筋肉を使いますね。Lは原作でも人気のキャラクターなので、皆さんの想像するLから外れないように、自然な感じで話すように、ということを意識しています」

司「小池さんから見た柿澤さんは?」→小「歌がうまくなったのと、芝居の器が大きくなったというか。土台がしっかりしたように思えます」→柿「演出の栗山さんから狂気は何百何千と種類があるとお話があって。発散する狂気は簡単だけど、内に込めた狂気をいかに表現できるかということを再演では考えながらやっています。初演の時は最後の場面は「ウワーッ」ってなって何も考えられなくて、もう起き上がれないんじゃないかというところまでやってたんです。でも今は俯瞰で見れているというか、冷静に考えられるようになりました。盆が回るときも0番、1番、2番って印を見ながら、2.5番で戻りたいってやってます。そしたらちょうど「新世界の神になるんだ」でぴったりの位置で死ねるんです」→小「毎回同じ位置だもんね。ずれないよね」

あとどこかのタイミングで、柿「盆回りながらM字開脚で登場するしね」→小「言い方に悪意あるわw」って流れがあったけどどこだっけ。めちゃくちゃ笑ったw

  

最後捌けるときは「今日はこれから徹平と飲んでいきます!」で締めた柿澤さん

 

<18マチネアフタートーク(柿澤×浦井)>

 ●柿澤さんを持ち上げる浦井さん

浦「久しぶりにかっきーのラストを袖から見たけど、あれだね、生まれたての赤ちゃんのようにわめいてたね」→柿「いやwあなたも盆が壊れるんじゃないかってくらいのたうちまわってるからね?w」→浦「いや、流石蜷川さんと栗山さんに鍛えられただけあるよね」→柿「いや、あなたも蜷川さんと栗山さんに受けてたでしょ?なんでそんなに持ち上げようとするのw」→浦「でも、最後のところ冷静に俯瞰で見てるんでしょ?」→柿「そう。初演は本当に立ち上がれないくらいだった」→浦「クララが立ったみたいな」→柿「柿澤クララwwww」→浦「僕はハイジかな。『ウワーイ』みたいな」

●見せてる?見てる?

司「お二人はWキャストとのことで、公演期間中はほとんどお会いにならないんですか?」→柿「そうですね。おはようとお疲れさまくらいかな」→浦「カッキーだいたい裸だよね」→柿「ちょ!!!それは健ちゃんがシャワー中に入ってくるからでしょ!!」→浦「いや、違うでしょ!僕がコンコンってして外から『カッキーお疲れさま!』って言うと、カッキーが『健ちゃん?入りなよ』っていうから開けたらウェーイって感じで見せてくるんですよ」→笑う柿澤さんww

●柿澤さんはS?

司「本日の公演でもありましたが、アドリブが多いですよね?」→浦「…??僕はほとんどないかな」→柿「僕もほとんど…」→会場「ええええ」→柿「僕の今日のネタh」→浦「あー!ネタって言ったー!!ww栗山さんに言っちゃおうw今日トロイの稽古で下にいるから」→柿「やめてww」→司「柿澤さんはSなんですか?」→柿「Sかどうかはわからないけど、禁断症状のところは愛なの。カズさん大阪出たいっていってたけど、アクシデントで出れなくて。だから少しでも出演時間を延ばそうという僕の愛」→会場拍手→柿「今日のネタは16日のマチネで「もう一回」ってやったら徹平が終わった後に「さらにもう一回ってやって」って言ったから!」→浦「徹平の指示だったんだね。じゃあしょうがない。」

てっぺいくんwwww笑ってしまったwwww

●ふうかちゃんから見た2人

特別ゲストとしてふうかちゃんもアフトクに参加。司「唯月さんから見たお2人はどのような方ですか?」→ふ「柿澤さんは優しいお兄ちゃん。浦井さんは面白いお兄ちゃんです」→司「面白いというのはどのあたりが?」→ふ「上手く言えないんですけど、面白いんですよね。廊下で会うときに「ヤァ!」って感じで」→柿「ちょっと、ナンパしないでもらえますかwうちの可愛い後輩なんですから」

●お酒のはなし

ふうかちゃんが聞きたいことは初めて飲んだお酒とお勧めのお酒。

司「浦井さんは飲まれないんですか?」→浦「以前、某諸先輩の池田成志さんっていう先輩に飲めよーと言われて飲んだら大変なことになったんですよ。蕁麻疹がでて。」→ふ「そのとき何飲まれたんですか?」→浦「カシスソーダ、とかそんな感じ…(小さくなる声)」

ふ「柿澤さんにはお勧めのお酒を教えてほしいです」→柿「スプモーニかな」→ふ・浦「スプモーニ…?」→柿「グレープフルーツと、なんだっけ…。なんだっけ?」と会場の問いかける柿澤さん。だけど静まる会場。浦「誰も知らないんじゃないの?」→会場「カンパリー!」→柿「あ、カンパリだ。そうだ。甘くてお勧めだよ。」→ふ「わかりました!」→浦「お酒の名前覚えてる?」→ふ「………モーニ?なんとかモーニ…」→柿「スプモーニね」

司「今飲みたいお酒は何ですか?」→柿「ビールですね!」→浦「ビール苦くない?」→柿「いや、確かにエビスとか黒ビールとか苦いのもあるけど、最近はホワイトビールって言ってヒューガルデンとか苦くないのもあるから!」(饒舌な柿澤さん)→浦「それって子供ビールみたいなもん?」→柿「いやwww違うからww」→司「浦井さんは子供ビールを飲まれるんですか?」→浦「飲んでませんww」

柿「あ、あと初めて飲んだお酒は劇団四季のときに京都でジーザス・クライスト=スーパースターにアンサンブルで出てたんだけど、ちょうど公演期間中に二十歳を迎えて。」→浦「それって春のめざめよりも前?」→柿「前、前。19歳で、ちょうど20歳を迎えて。最後手を洗う聖水入れがあるんだけど、終演後そこに並々赤ワイン1本注がれて。一気飲みしたのが最初」→浦「え……それ大丈夫だったの?」司「運動後ですよね?」→柿「終演後に。でも若かったから大丈夫だった。今は赤ワインはあまり飲まないかな。ワインだったら赤より白ワインが好き。」

柿「健ちゃんお酒に飲みなれてないからかな。台湾公演の時にみんなでご飯を食べたんですけど、台湾ビールってグラスに注ぐんだけど、だいたい3分の1かかなり少なくなってきたら注ぐのに、健ちゃんまだ8割残ってるところに注いでて」→浦「え?そういうものなの?良かれと思ってやってたんだけど」

 ●モノマネ

司「富山、台湾、大阪ときて、東京公演も折り返しとなりましたが、今はどのようなお気持ちですか」→浦「やっぱり……小池徹平は凄いですね」→柿「そこw」→浦「こんな違う二人を相手にシングルでやってて。『やがみくーん』って」→柿「え、今のモノマネですか?ww」→浦「いやいや!」→柿「モノマネしたかっただけじゃないの?w」 

 

あ~~~あっという間に千穐楽だよ!!!

再演版のCDとDVDの発売のお知らせ待ってるんだからね!!!!(言霊

「デスノート THE MUSICAL」@新国立劇場中劇場 2017/9/2ソワレ、9/9マチネ、9/10マチネ

東京公演始まったよー!!!

新国立劇場の中劇場は真悟以来だったのですが、空間がぎゅっとしているからどの席でも近く感じる。梅芸って広いよね…。

梅芸の感想↓(ネタバレしてるよ)

ta-ma27.hatenablog.com

 

9/2ソワレ、9/9マチネ、9/10マチネ:柿澤さん

 

まずはカズさんお帰りなさい!!( ;∀;) 大病を患ったのかなとか心配していたのですが、無事に復帰されて本当に良かった!!!オケピからの登場したお姿がリュークそのもので冒頭からワクワクした。 

カズリュークはおどけているときとそうじゃないときとのギャップが凄い。

誰かと初めて会うときは毎回きちんと仰向けでスタンバイ。毎度髪を丁寧に整えてたりして笑いが起きていた。9マチネからはLと最後に会うときは準備体操してから仰向けに。バリエーションが増えてるww

妹にバッキューンされたとき、心臓撃ち抜かれちゃって、ジタバタするんだけど、10マチネはジタバタしたあとに「スナイパーかよ…」って呟いてて笑ったww

あと「Are you りんご?Are you りんご~?りんごっはどこでしょっお!」(※ミサミサの曲のメロディーに乗って)「だいどころー!」「バッキューン♥」っていう一連の流れに柿ライトが笑い堪えきれなくなってたwムフムフしながら扉閉めて息を整えようと大きく一息ついたけど、「父さんは大丈夫なの?」っていう台詞が笑っちゃってて、別所パパに「お前こそ大丈夫か?」って聞かれてしまっていたwww 可愛いなおい!

しかし怖いときの声のトーンと違いすぎて…!

「死神」としての声を出すとき、喉の奥でグルグル鳴っていて凄く怖かった。はまめぐさんのレムが音を引き伸ばすように話すのは「死神」というよりも「神」のように感じたけど、カズリュークはまさに「死神」。

そういえばはまめぐレムは東京初日は大阪と同じように片言のような話し方だったけど、9日と10日のマチネはずっと人間っぽくなっていた。ちょっとだけ言葉を区切る箇所をずらしたりしていたけど、人間との会話がスムーズ。だからかその分「愚かな愛」のドラマチックさが凄みを増している。やばい。崇めたい

リュークはライトと友達のようなフランクさがあったし、君ら仲良いね?っていう空気感があった(だからこそラストの場面が怖かった)けど、カズリュークは一定の距離は保ちつつの遊ぶときは遊ぶというまさに「ライトは暇潰しの相手」。

  

舞台の上・下手に棒があるんだけど、それが光るときはリュークしか触れていない。レムを殺す話をしているときにライトはおもむろにその光る棒に触れている、という感想をネットで発見。それを踏まえて観ると「確かに」と思うことが多々あった。

 

舞台上手はライトの部屋があって、扉の向こうには家族。 

その反対側の下手には死神が触れる光る棒。

 

一幕序盤のミサミサのコンサート帰りに妹が歌う「正義」。このとき柿ライトは舞台の中央にいて、妹の声をきちんと聞いていた。途中「夜神月」に戻れそうな瞬間が何度もあったけど、リュークがそれを許さなかった。ライトの動きを制して何かを語りかける。そのあとのライトの顔は「キラ」だった。

父親が歌う「正義」。ライトは壁の下手側に立っていて、そこに一筋の白い光が当たる。柿ライトの顔は…なんというか悟っているというか心は決まっているというか。柿ライトって父親のことを尊敬している気持ちはぶれていないと思っていて、だからこそ父の「神になれ」と彼の「神になる」の意味が真逆となっているのが怖い。父の言葉をことごとく逆の解釈をしている。このときの一筋の光は境界線なのかなと思った。上手側の「家族」から離れて、どんどん下手側にある死神が触れる光る棒に近づくライト。「神の領域」と「人間の世界」の境界。父が言う「一線を越えてはならぬ」はライトには伝わらなかった。

「愚かな愛」のあとのライトの部屋でのレムとの会話。壁の下手側には一筋の光。彼はこの境界を越えて光る棒に触れてしまった。

その一線を越えさせたのは、Lの存在なのか…?それとも己の欲…?

 

父親に関して気付いたのが、要所要所でライトと父親が対峙している構図だったこと。冒頭の「デスノート」で舞台上部にいるライトと板の上の父親。もちろん「一線を越えるな」も。そして「秘密と嘘」のときに中央にLがいて、下手に父親、上手にライト。父親とライトががっつり向き合っている瞬間があった。父親の「正義」とライトの「正義」の対峙。

(「秘密と嘘」の場面、ライトがPCを持って床に寝転ぶんだけど、ちゃんとPCの画面がスクロールで動いてて驚いた!てっきりハリボテかと思っていたからw人物相関図的な画面だった)

 

デスノにおける盆の役割って死への秒を刻む時計を表していると思っていて。リュークに名前を書かれたあと、ライトは12時(0秒)の位置から盆が回って40秒の位置で死ぬんですよね。その40秒が近づくとそこから逃れようとするライト。死から逃れられないのは自分が一番知っているのに抗ってしまう人間。 

10日マチネの柿ライト、その死へのカウントダウンが始まるとき、片足は盆にのせて動き出しているのに、もう片方の足は必死に盆に乗らまいと耐えていた…なんか凄く柿澤さんだった。

 

新宿駅での「デスノート リプライズ」とラストの「最期の時」の狂った笑いをする柿澤さんがすごく怖い。だけどすごい好き。

梅芸では「ヤツの中へ」のラストを高い音で歌っていてすごい興奮したけど、東京では歌ってない?梅芸だけの特別ver.だったんかしら。

 

わたし基本的に双眼鏡は柿澤さんロックオンなんですが、入学式のところの銀橋上手にいるてぺLを直視したときにめちゃめちゃかっこよくて、ウッとなった。ビジュアルがまんまLなのに、隈あるのに、かっこいいって最高ですよね。銀橋で上手下手でLとライトが分かれるのほんと困る。あっちも観たいのにこっちも観たいってギリギリする。

 

2日ソワレの柿ライト初日のカテコ。袖に捌けていた柿澤さんがカズさんに飛びついてハグしてた…!そしてカズさんが捌けるときに梅芸でリュークをやった俵さんが捌けるのを止めてハグ( ;∀;)めちゃくちゃ拍手が大きかったよ~~~

そのころ柿てぺは上手側で仲良く肩組んでたけど、視線が自分たちじゃないのを察して後ろを振り返ったらカズさん俵さんがハグしてたから、手でひらひらしてたw

カズさんと俵さんの2人でアフトク開催されるほど、俵さんの評判は本当に良かったんだろうなぁと思うと胸が熱くなる。どうかどうかどこかに俵リュークの痕跡を残してくれませんかホリプロさま…!!CDでもDVDでもどっちでもいいよ!(言霊

 

あっという間に東京公演折り返し。

浦井くんのライトも観たいけど千穐楽しかチケットないよ!余裕こいてたら土日なくなってたよ!!追加で1回観に行きたいけど、どうだろうか…。

「ビリー・エリオット」@ACTシアター 2017/8/27

「日本人キャストでビリー・エリオットやります!」「子役はオーディションを重ねて選ばれた4人!」と大々的に発表されたときは特に興味を持っていなかったんです。(大人組に大貫さんがいると発表されたときは心動いたけど)

なんというか語弊があるかもだけど、子どもが主役の舞台って学芸会になるんじゃない?っていう恐れがどこかにあって、それに13000円を払えるか?と聞かれるとやっぱり難しい(しかもまだ幕が開いてもいないときに)。微妙な舞台であっても推しが出ているなら、「まぁ○○が観れたから…」と自分を納得させることができるけどさ。

ということで全然チケット取ろうともしていなかったわたしですが、なんで観に行ったかというとWOWOWさまのお陰です。(WOWOWは映画ではなく舞台とかを見るために契約している。あとグリブラ←)

WOWOWビリー・エリオットのロンドン公演『ビリー・エリオット ミュージカルライブ−リトル・ダンサー−』を観たんです。最初は流し見だったんだけど、「Solidarity」で釘付けになって、最終的にはボロボロ泣きながら観ちゃって。いやぁ素晴らしかった。でもこの時点では「いうても日本人の子どもがやるんでしょ…?このクオリティは難しいっしょ?」とチケットには手を出さず。その1ヶ月後くらいかな?WOWOWトニー賞の特番をやっていて、そこにビリー役の前田くんとマイケル役の持田くんが宣伝兼ねてパフォーマンスをしたんだが、まぁ驚いた。こんなにクオリティ高いの!?と。

そのときの動画↓

 

youtu.be

タップダンスと芝居がバラバラじゃないんだよね。台詞がお座なりになってない。これは観に行くしかないとチケット買いましたよ。本当はWOWOWに出てたペアで観たかったんだけど、自分の予定と合わず…出演者がわからないカード会社の貸切り公演を購入(値引きされてるから)。「絶対にこの人で観たい!!!」という確固とした思いがなかったので、ある種のガチャを楽しんできました。

 

前置きが長くなりましたが以下感想。

 

ビリー:山城力 、マイケル:持田唯颯、

ウィルキンソン先生:柚希礼音、お父さん:益岡徹、オルダービリー:栗山廉


f:id:ta__ma:20170903173244j:image

 

観に来て良かった!!!

 

というのが素直な感想です。

山城力くんはトールボーイ役から5人目のビリーとして抜擢された子。縄跳びのところ引っ掛かっちゃったり、ラストの「Electricity」のアクロバットでひやっとしたところもあったんだけど、「踊りたい!!!」っていう気持ちが身体中から溢れ出ていた。まさにビリーそのもの。その煌めきと美しさに終始涙が流れていた。

なんか「ビリー・エリオット」という演目は涙腺の閾値がすごく低くなってて、だいたい泣いているという状況な私なので、「Solidarity」の最後でピルエットを美しく決めるビリーを見ただけでぶわっと泣いてしまう。

なんと言っても「Angry dance」の慟哭と激しさは目が釘つけになったし、彼の内から出てくるエネルギーの爆発にただただ圧倒された。

「Dream Ballet」はワイヤーで吊られるんだけど、腰しかついてないよね?なのにあれだけ美しい姿勢を維持できるの凄い…体幹どれほど鍛えているのだろう…。幻想的でとても美しい。

他のビリーの子たちはバレエだったりヒップホップだったり、ダンスの経験が何年もあるとのこと。だけど彼はまだ1年足らずの経験しかないのに、このクオリティー…凄い。

 

持田くんはちょっと生意気なマイケルをキュートに演じてて、可愛かった~!

今回凄く意外だったのが、ウィルキンソン先生役の柚希さん。観る前は島田さんだったら良いなぁと思っていたけど(前述のミュージカルライブを観たとき、ウィルキンソン先生が島田さんにしか見えなかった)、柚希さん想像以上に良かった!!芯のある強い女性で、いわゆる「女っぽさ」はいらないっていうのも役としてあってたのかな。曲の音域も合っていて、気持ちよく耳に入ってきた。

あとは何と言っても羽が似合うw 「Shine」でバレエガールズが羽を持ってウィルキンソン先生の周りをパタパタするんだけど、まぁ似合うwww そしてバレエガールズの子たちのちょっと小生意気な態度が面白くて可愛かった~。デビー可愛いよ!

 

お父さん役の益岡さんは優しいお父さんだった。(どこかの記事で読んだのですが)ビリーが住んでいる地域は田舎で英語のクセが強いので、日本版も方言が強い台詞にしているとのこと。稽古場の映像とかゲネの映像を見ていて、とっても強い九州弁(博多弁?)でそのときは凄く違和感を感じたのだけど、実際の舞台を見たら特に気にならなかった。語気が強い方言をセレクトしたのかな?実際に九州地方は炭鉱があったからかな?炭鉱夫たちの荒々しい感じが出ていた。

 

あと演出などについては訳詞の高橋亜子さんのインタビューがとっても良い内容。

  

enterstage.jp

  

幕が開いた冒頭のシーン。ビリーが教室で自分の影を踏む遊びをしていた。下を見ながらぴょんぴょんとジャンプしがら影を踏む。このときのビリーは薄暗いなか、「過去」に生きている大人と街のなかに生きていた。

それがラストのビリーがロイヤルバレエに合格して街を出ていく場面、ビリーがヘルメットを被ってヘッドライト(=電気)をつけて炭鉱夫たちに担がれているのを見て、ビリーは街の人の未来(希望)になったんだなと。そして炭鉱夫たちも自分達のヘッドライトをつけて地下に潜っていく姿を見て、彼らの行く末はわからないけど、心のなかにビリーという希望が未来への一歩を踏み出させてくれたように感じてずっと涙が流れていた。

 

 

「The letter」は泣くしかないよね。ビリーがウィルキンソン先生に「声に出して読んで」と言ったのは、本当は母親が言葉で語りかけてくれるのをずっと待っていたからなのかな。泣くしかない。

  

ビリーのカテコは見ていて楽しい~。柚希さんのレアな(?)チュチュ姿を見れて、得した気分になった。踊ってくれて良かったんだよ!?むしろそこは踊ろうよ!!

この日の公演は貸し切りだったのもあって、カテコで益岡さんと柚木さんから挨拶が。益岡さんは「かけがえのない夏を…」「かけがえのない日々を過ごして…」と感極まっていて、「かけがえのない」を繰り返しお話ししていた。その後の柚木さんは、力くんが縄跳びで引っかかったことに触れて「縄跳び引っかかってたなぁ。びっくりしたなぁ」「公演前に練習してから本番を迎えるんですが、朝の稽古のときはばっちりできてたのになぁ」「しっかりできるよう準備してまいりますので、ぜひまたいらしてください」とフォローしつつの激励を飛ばすというさすがトップ様…と片鱗を見ることができた。

カテコ撮影OKだったので写真撮ってみたけど相変わらずぽんこつ。携帯の性能なのか自分の技術なのか。



f:id:ta__ma:20170909224223j:image

 

他のビリーの子たちも観てみたいけど、予定が埋まっちゃってるから難しいかなぁ。WOWOWあたりで放送してくれませんかね!よろしくお願いしますよ!

 

この子たちのなかから、将来舞台で活躍する子が生まれそうで楽しみです。

怪我なく最後まで頑張れ~

 

「Beautiful」@帝国劇場 2017/8/5マチネ

面白かった!音楽が溢れ続ける、素敵な舞台でした。

 

キャロル:水樹奈々

 

キャロルとジェリー、シンシアとバリーの二組のカップル。

アッキーが小芝居挟み込んで笑わせてくるし、ソニンちゃんは相変わらずキュート!!夫婦漫才じゃないけど、阿吽の呼吸だった。

伊礼さんはダメ男を演じさせたらピカイチでは。そういえば今年の春に帝劇でも「キャロル、キャロル」って言ってたねw

水樹さんは初めましてでした。歌手のときの歌声と違っていた印象。ご自身の歌を歌うとき、少し癖というか個性があるなぁと思っていたんだけど(特に音を伸ばすとき)、それが気にならなくて気持ちよく耳に入ってきた。もともと歌がうまい人だけど、ミュージカルのために発声から練習されたのかな?素敵な歌声でした~

 

それぞれのカップルが曲を作るまでのストーリーを演じ、出来上がった曲をピアノで歌う→提供した歌手がショーアップして歌い上げる、というのが基本的な流れ。歌手の方々をアンサンブルさんたちがやられているんだけど、まぁ上手い!!すげぇ上手い!!!

キャロル・キングの曲ってどんながあるんだっけ?と調べないまま観劇したけど、「これ聴いたことある!」というのが多くて、知らない人でも十分楽しめた。

こんな感じ↓

 

youtu.be

 

個人的にはベビーシッターのエヴァが「ロコ・モーション」歌いだすところが最高に盛り上がった!!  

アンサンブルさん推しの人は感極まってしまうレベル。

逆にプリンシパルの面々は歌と言うよりもお芝居がメインになってるので、「もっと歌を聴きたい…!」となってしまうかも。わたしは「アッキーの歌をもっと聴かせろおお」ってなった←

 

ここら辺の内容については伊礼さんのインタビュー記事がとてもよい感じ。

「帝国劇場でナチュラルかつリアルな芝居をするというチャレンジをしていますし、そのチャレンジが許されていることが嬉しい」――『ビューティフル』出演、伊礼彼方インタビュー - げきぴあ

 

旅立つキャロルとともにシンシア、バリー、ドニーで歌う「You've got a friends」は彼らの友情に胸が熱くなった。

 

舞台セットも素敵だったなぁ。

 

カテコはコンサートかな?っていうくらいの盛り上がりwww あんな帝劇初めて見たwww 水樹さんが何度もカテコで出てきてくれたんだけど、袖にいる共演者の方々を呼ぶときに、手をパタパタパタと凄い勢いで振って呼び寄せてるのがすごく可愛かった~

あと公演中に何度も話題になっていましたが、男性のお客さんが多いこと!幕間の女子トイレの行列、コインロッカーの前まで届かないんだよ?凄くない?奈々さまパワー恐るべし。

 

誰も死なない演目久しぶりだし、ハッピーな気持ちで劇場を出ることができたんだけど、家に帰ってからジェリーはなんであぁなっちゃったのかなぁと考えてしまって。まぁ単純に根がクズなのもあるかもしれないんだけど(お前)。 

「一緒にいると息が詰まる」というジェリー。劇中、キャロルって曲を作ることについて苦悩することがないんですよね。「生みの苦しみ」のシーンがないのもあって、テンポよく楽しく進む。もちろん若い頃は作詞が下手だと悩んでいたけど(だからこそジェリーに惹かれた)。お互いの才能に惹かれた二人、ジェリーは自分の才能に追い込まれ、キャロルは自分の才能と「上手く」付き合うことができた。というより、自分の才能に無頓着と言うべきか。だからこそジェリーはその温度差に耐えられなかったのかな。カーネギーホールのコンサート直前にジェリーがキャロルにプレゼントした「オーケストラでの曲の作り方」(※ニュアンス)は二人が夢に向かっていたキラキラした時を忍んでいるようで辛くなった。それはもう今のキャロルには必要ないもの。

 

Beautifulはキャロル・キングの圧倒的な才能の話だった。

 

平原キャロルも観たかったけど、タイミングが合わず断念。帝劇よりも日生向きかな?と思いつつ、再演があったらまた観に行くだろうなぁ~

「デスノート THE MUSICAL」@梅田芸術劇場 2017/8/19マチネ、8/20マチネ

行ってまいりました!!久しぶりな感じがあったけど、ロミジュリ千穐楽からまだ半年もたっていなかった梅芸。色々舞台の感想の下書き(6~8月分)が溜まっているけど、東京公演が始まる前にアウトプットしなければという切迫感で書ききりました。

 

8/19マチネ、8/20マチネ:月役 柿澤勇人リューク役 俵和也

 

19ソワレは浦井くんのを観ようかと思ったのですが、東京公演で評判がすこぶる良かった「ノートルダムの鐘」@京都劇場を観に行きました(こっちの感想書けるかな…)。

再演が決まってから心待ちしていたデスノ。なぜならWOWOWの初演放送で初めて柿澤さんを拝見したのですが、「凄い歌がうまい人がいる…」と釘付けになったのです。もうその時から柿沼にはまる布石はあったんですよね!案の定ずっぽりはまってるよね!楽しいよ!!

なんだろう、すごいあほな感想なのですが単純にみんな歌うまくなってた。歌で殴られる感じ、ほんと堪らない~。

 

以下、ネタバレあるかもよ!っていうかあるよ!

 

 

大阪公演はリューク役の石井一孝さんが体調不良で降板し、アンサンブルの俵和也さんが代役で登板するということに。この情報が流された時に「俵さんってどなた…?」と色々検索したのですが有用な情報がいまいち得られず(「貴婦人の訪問」にも出演されていたのですね…!初めましてじゃなかった…!家に帰ってパンフをまじまじと見返してしまった)。「カズさんの代役をアンサンブルさんで大丈夫なのかな…?」とか思っていたけど、杞憂でした!すいません!!

最高でした!!!!

カズさんのリュークは残念ながら観ていないので、鋼太郎さんとの比較になってしまうけど、とても活きがいい!あと単純に歌うまい。リュークの歌って台詞のように歌うのが多いんですが、お見事!としか言えない。素晴らしい。

柿澤ライトとの関係性が友達のようなフランクな感じ。若々しいリュークだった。

例えば、柿ライトがデスクでPC作業している場面。リンゴが机の上に置いてあって、それを俵リュークが食べようと手を伸ばす→柿ライトがすっと反対側の机の端に置く→俵リュークがライトの後ろを回って反対側に移動してリンゴを取ろうとする→柿ライトがリンゴを客席側に投げる真似をして、「ほら、あっちに投げたから取って来いよ」というそぶりする→俵リュークが客席見つめる→柿ライトがリンゴを机の上に置いてあげる→食べる、という一連の流れがめちゃめちゃ可愛いし、俵リュークが犬っぽかったww

ちょこちょこアドリブも入れていて、妹の粧裕ミサミサのコンサート一緒に行こうと誘われる場面、「バッキューン♥」って振りをしたら心臓撃ち抜かれて魚が打ちあがったときみたいにビクビク痙攣する俵リュークw それが激しすぎて笑いをこらえきれない柿澤さんwwその直後の台詞がちょっとムフォムフォしてたww

盆で登場するとき、鋼太郎リュークは片肘ついて寝っ転がる姿勢だったけど、俵リュークはただの仰向け。粧裕が部屋に入ってくる時もあわてて仰向け。本当にただの仰向けだからなんか面白かったw

かと思えば「秘密と嘘」で2人が銀橋にいるとき、俵リュークがセンターにいたんだけど、ゆっくりゆら~ゆら~っと揺れていて。それがとても不気味だったし、すごく「リューク」だった。

 

レム役のはまめぐさんは人間と話すとき、片言のような話し方をしていた。母音を引き延ばしているという感じというか。冒頭のリュークとの会話は普通にしていたので、人間と話すときにあえてそのような話し方をしているのかな。「異次元」の存在感。あと歌が圧倒的にうまい。「愚かな愛」の神々しさ。パンフにも書いてあったけど、死神なのにキリストとマリアのような神々しさ。

 

ふうかちゃんのミサミサ、可愛い!細い!可愛い!細い!!近くで見るふうかちゃん、めっちゃ細い。その細さでよくあんなに声が出るね…。エポニーヌやっているのもあって、報われない愛がたまんないっす。だけどなんで再演は後半黒ボブなの…?可愛いけどミサミサは金髪じゃん…?「恋する覚悟」はアイドル曲だから盛り上がる~客席手拍子してた~。そういえばスポットライトを追いかける俵リューク可愛かったな~。こんなアイドル曲をフランク・ワイルドホーンが作るって凄いよね。。 

 

デスノ初演から再演で一番歌がうまくなったの(伸び率ね)、個人的に徹平くんだと思っていて。猫背のあの姿勢でよく歌えるものだ…。あと動きがすごく猫!右に行くかと思ったら体をくるっと翻して左に歩いていく、あの俊敏さ。

 

そして柿澤ライト。ほんっとこの方は狂気が似合うね!!(褒めてる

妹が語る「正義」。このときはまだ迷い、良心の呵責が見えたけど、リュークが耳打ちしたあとは目に迷いがなかった。後半、父親が語る「正義」。もう柿ライトには何も届かない、「無」だった。

新宿駅の場面の「デスノート リプライズ」、あの悦に入った表情からの狂気に染まる歌声。体中にぶわぁぁぁっと鳥肌が立つ感覚。あそこで柿ライトは「キラ」に完全になってしまったんだろうな。そして一幕ラストの「正義はどこに」のフード最高ですね!

 

WOWOWで観たときはデスノートなのにテ〇ミュ…!?衝撃を受けた、テニスのシーン。*1 ごめんなさい、かっこよかった!!!!!あんなに迫力あると思ってなかった!!!かっこいい!!お尻!!!かっこいい!!!

準備運動の時点で体の柔軟さが際立つ柿ライト。そしてライトが飲んだ後のボトルを凝視する女子の気持ちがわかりすぎるw

「ヤツの中へ」曲ラストでの徹平Lと柿ライトが一緒に歌うところ、柿澤さん上パート歌ってたね??すごい興奮した。

 

演出であえて盆を使う必要性はどこに…?と思うところもあるんだけど、これは時計の針を暗に示しているのかなぁ。栗山さんもパンフで「この作品の奥底に鈍く聞こえたのは、セコンド(秒針)の時を刻む音だった」と述べているのもあるし。最後の最後にライトの名前がリュークに書かれてしまい、死に向かうときも盆が回っていた。柿ライトの最期がとても愚かでとても「人間臭い」。

この時の俵リュークがぞっとするような冷たい声で、まさに「死神」。

 

有難いことにそこそこ前方のドセンのお席だったので、2人が対峙するところを真正面から見ることができた…震えた…。

 

変更されていた演出 (比較対象:WOWOW初演)。

・「デスノート」の曲中、モニターにデスノートに書いた人の名前が出てくるんだけど、それがちゃんと台詞中の「18人分」。父親含む警察関係者が話している最中に少しずつ名前が書き加えられているのがゾッとした。 ここ、ライトが歌っているとき、下に父親が立ってて、がっつり父子で対峙してるんですよね…

・初演に出ていた粧裕役の前島さんがニュースキャスター役でVTR登場。ミサの父親に関する事件について報じていたので、この後のミサミサの登場の流れができてた~

・妹との会話で母親の存在が。

 

19マチネは俵リューク初お披露目だったので、カテコではひと際大きな拍手だった!そして柿澤さんが袖からセンターに向かうときにハグ!!

20マチネは柿ライトの大阪千穐楽は照明もついてアナウンスも流れてたんだけど、拍手が止まなくて、再度出てきてくれた!上手:徹平くん、下手:柿澤さんっていうふうに袖に捌けるんだけど、お互い手を振ってて可愛かった。

 

 

東京公演はカズさんが復帰されるとのこと!喜ばしい!!

だけど、もう俵リュークを見ることができないという寂しさも。複雑な気持ち…。

がっつり私の心に爪痕残してくれました、俵リューク

 

 

東京公演、はっじまっるよー!!!

www.youtube.com

*1:エマちゃんのラジオに柿澤さんがゲストで出たときに言っていましたが、演出の栗山さんはテニ〇リは全くご存じなかったらしいですね

「俺節」@ACTシアター 2017/6/17ソワレ

コージがいた。

冒頭の吹雪く駅のホームでの第一声から引き込まれた。

 

やっさん、すげぇ…

めちゃくちゃ面白かった…凄かった…

「ジャニーズの舞台でしょ?」とか斜に構えた人の襟首つかんで観させてやりたい。主演がジャニだと観客もほぼほぼそのファンになってしまうのだけど(チケット譲っていただいた方も当然のようにわたしを関ジャニのファンだと思われていた(・ω・))、こんなに良い舞台なかなかないからね!?これが普通と思っちゃダメだからね!?って近くに座っているジャニオタの方々の肩を揺さぶりたいくらい素晴らしかった。平日ソワレのチケットを仕事の都合で一回手放したんだけど、ご縁があって前楽に観劇できました~ありがたや~

 

演出・脚本:福原充則

キャスト:安田章大、シャーロット・ケイト・フォックス、福士誠治、六角精児、高田聖子、桑原裕子

www.orebushi.com

 

スタッフさんやアンサンブルさん含め普段見ない座組だったけど、音楽監督の門司肇さんは「キャバレー」(2017)で、美術の二村周作さんは「ロミオ&ジュリエット」(2017)でお世話(?)になっていた。

 

一幕80分、2幕110分とかなりボリューミーなんだけどあっという間。

泥臭くて、まっすぐで、"うまく"生きることに不器用な人たち。コージをはじめ、オキナワもみれん横丁の面々もそこに「生きて」いた。

普段ミュージカルをよく観るので、オケが奏でる華やかだったり軽やかだったり壮大だったり、そのような曲が耳馴染みあるし単純に好きなのです。なので「演歌」というのが楽しめるかなー?、と観劇前にちょっと不安に思っていたけど良い意味でそんな先入観をぶっ壊してくれた。

演歌凄い。

鷲掴みにされた。

「相手の心に届いて初めて歌になる」と説いた師匠の言葉がまさにその通りだった。コージの歌でやくざな人たちが引き下がるという場面があるんだけど、漫画的な展開だよねぇということではなく、「そりゃ引き下がるよ…」と納得しちゃう力強い歌声。 

舞台オリジナルの曲は2曲だけで、他は既存の有名どころの曲が使われているのも受け入れやすさがあったのかなぁとも思う。

 

コージは思っていることが口に出せない、声になって出てこない。そんな彼の生きづらさは観ているわたしも「なんで言えないの…!」ともどかしいほど。福士さん演じるオキナワは観客のわたしと同じ視点でコージと接していたように感じた。

コージの凄さを皆に知ってもらいたい。その一心で共にどさ回りをしたり、オーディションを受けようとコージのお尻を叩いたり。だからこその「コージひとりでデビューなら考える」とプロデューサーの一言からのギクシャクした関係性が辛かったし、「一人でデビューする」と決めるコージの決断、オキナワとの別れが妙にリアルで心がちくちく痛んだ。

 

テレサとコージの場面はウフフ、アハハの見事なお花畑w でれでれなコージ可愛いなおい!信玄餅をぽーんと投げるところはめっちゃ笑ったwww

 

コージとテレサの周りにいる人たちがとっても「良い人たち」で観ていて気持ちが良かった。隙あらば金品をくすねようとするし、品行方正とはかけ離れた人たちだけど、嘘のない人たちだった。そういう意味での「良い人」。テレサが働いていたストリップ劇場のお姉さま方もすごく魅力的な人たちだったなぁ~。

特に二幕での桑原さん演じるナミ先生がほんとにキュートで面白くてめっちゃ笑ったwww ナミ先生のキャラがすごく新喜劇の珠代ちゃんのようで、見終わったあと「新喜劇出身の方じゃないよね…!?」と急いで確認したほど← (当方、その昔に土曜のお昼に新喜劇が放送されている地域に住んでいたのです)

 

圧巻だったのはラストの嵐のなか歌う「俺節」。オキナワがコージのために作った歌。なかなか歌い出せないコージに向かって、強制送還されるテレサが叱咤する。テレサの「北国の春」 、凄く良かった。そうそう、このときの構図がまるでロミジュリのバルコニーの場面のようだなぁと感じた。

霧雨のなか歌い出すコージ。徐々に雨足が強くなって気がついたらどしゃ降りになっていた。それでも魂込めて歌うコージがとても神々しくて、ダイレクトに胸に刺さる歌で、雨の音も気にならなかった。(「どしゃ降り」って書いたけど、まさにどしゃ降り。こんな量を舞台上で降らすことできるんだという衝撃だった)。雨がすごすぎて途中からマイクが死んでくるんだけど、生の声が2階の後ろの席までしっかり聞こえてきた。話を聞いたところ、マイクが最後まで生きている日もあったようで。演出としてはその日その日、どっちに転んでもいいという判断だったのかな。個人的にはマイクが死んでも、こっちに届いてくるコージの「歌」が感じられたので良かった!(しかし、マイクが死んでも大丈夫と判断できるほどの資金力があるんだなと、さすがジャニ…とは思ったw)

このときのコージもものすごく良かったんだけど、後ろから見守るオキナワの姿を見たときに涙腺決壊した。最初は嬉しさと感動を噛み締めるようにコージを見つめていたんだけど、中盤から涙が流れ出さないように顔を上げて。二番に入ったころには涙が溢れ出てきたのか、もうコージを見ることができなくて後ろを向いてじっと耳を傾けていた。福士さんの「オキナワ」像が一番感じられた場面だった。

 

5人組アイドルの前座としてコージが歌うことになっているんだけど、そのファンが手作りうちわを持って上手・下手と舞台の下降りてかぶりつきで観ていて(客席に背中向けるかたち)。だから観客も舞台のなかの「コージの歌を聞くことになった観客の一人」になったように感じた。演出の福原さん凄い。

 

テレサは強制送還になるし、コージはデビューできなかったし、結末はハッピーエンドではない。だけど2人の心は「歌」でずっと繋がっているんだろうなぁと、翌日のコージとオキナワのすっきりした顔を見て思った。

観終わった後になんだか元気になれる。 本当に素晴らしい舞台だった!

 

↓舞台のお写真あり

natalie.mu